GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

4本足のニワトリ

2013-01-30 21:35:34 | 動物・昆虫

ベトナムの新聞サイトに中部「クアンガイ省の4本足のニワトリ」との記事がありました。写真を見た限りでは確かに4本あるものの左右の足の付けから2本づつ分岐しているような感じのヒナです。これだと歩行には不便そう。

クアンガイ省ドゥックホーに住む飼い主の話では、1月23日に孵化した10羽の中の一羽で、当初は食事も歩行も普通だったが、寝てる時に足を踏みつけられて今は歩くのが困難になっているのだとか。

突然変異による4本足とか4枚羽のニワトリとかもインドやイギリスで見つかっているそうです。同じドゥックホーの町では昨年12月に3本足のヒナが生まれたものの孵化し一週間しか生きられなかったとのこと。連続して同じ地域というのでは、当然変異というよりは枯葉剤など化学汚染の影響かとも疑ってしまいますが、記事では触れていません。

ベトナム農業省の統計によると昨年10月時点での養鶏数は2億2,370万羽となっています。年間に孵化するヒナの数はどれほどなのでしょう?分母が大きいだけに突然変異の数が多くても不思議はないのかも知れませんが。

先日、私も4本足歩行の野鳥を見ました。と言うのは、やはり見間違いの勘違いで、画像をよく見ると2本の前足に見えたのは木の枝でした。初めて見る様相の鳥だっただけにその驚きの方が大きく、4本足歩行に疑問を抱かずにいました。


畑の野鳥・蜂食い科

2013-01-29 20:34:58 | 動物・昆虫

キエンスヴァイの畑で一番多く目にする緑色をした鳥は、調べてみるとブッポウソウ目ハチクイ科の「ミドリハチクイ」。と、思っていたのですが、先日似たような鳥が舞っており、しかし何処となく感じが違います。

数が多い上に比較的人の近くまで来るので画像を撮るのも飽きるほどの「ミドリハチクイ」、と思いつつも念のためにと写して確認してみるとやはり多少色彩が変わっていました。ネットで調べてみると、何とこっちの鳥が「ミドリハチクイ」で、今まで写していたのは「ルリノドハチクイ」、喉が瑠璃色という意味のようです。

   

顎が茶色で頭は緑色、尾羽が水色がかっているのが「ミドリハチクイ」でした。大きさはミドリハチクイの方がやや大きく、飛ぶ高さもやや高いように感じられます。そんな上空で蜂を見付けられるのか?などと疑問なほど。水辺の木の枝に止まっている姿も多く見掛けます。群れて滑空する姿を下から見上げると尾羽付近の青い色がとても美しく感じられる鳥です。

   

画像を並べると違いは明らかでした。

ベトナムのサイトには他にもう一種、「アオムネハチクイ」という種も掲載されていました。ハチクイ科のとの名は蜂を好んで食するからのようです。

   

畑の周囲に蜂が多いことは確かで、この大きな蜂が近づいて来ると恐怖です。が、「瑠璃喉蜂食い」が捕食した場面は目にしていません。蝶やトンボなど昆虫であれば何でも食べるようです。

   

   


アンコールボレイの乾期

2013-01-28 00:12:51 | 交通

タケオ州のアンコールボレイに行って来ました。国道2号からプレイカバの町までは舗装されて走り易いのですが、プレイカバからアンコールボレイまでの道路は平坦に固められてはいるものの、まだアスファルト施工には至っていません。

   

アンコールボレイの町に着く手前の田圃でも稲刈りが終わっていました。ここに着くまで道路沿いでは殆どの田圃がこのような光景でした。

   

昨年9月にはまだ水が引かず田植え前の状態で子供たちが泳いでいたのですが。

   

アンコールボレイの町からプノム・ダーまでの4kmほどの道路は9月には工事中でした。今は拡張され、固められた状態になっています。しかし、プノム・ダーから南は相変わらずの道路状態。両側は田圃風景が広がっていました。

   

昨年9月には水面の中の一本道という感じで凹凸も激しかったのでこの先に進む気にはなれませんでした。

   

この時期でも道路が寸断され、両側の水路が繋がってしまっているカ所がありました。細い木を並べた橋が掛けられているのでバイクでなら通ることができます。

   

南下出来るところまで南下してみよう、と一度は思ったものの洪水時に水に浸かっていた道路部分は凹凸が酷く途中で諦めることにしました。グーグルマップで確認すると南のべトナム国境まではまだだいぶ距離がありそうですが、東側の田圃を越えたベトナム領までは近いようです。

広い田圃なのでてっきり直播かと思っていましたが、水に浸かりながらの田植えが行われていました。住居は乾期だけ住むための仮設小屋のようです。雨期には舟を使わなければ移動できない地区です。

      

農業機械よりも水牛の方が役に立つ田圃なのかも知れません。

   

水鳥の姿も多く、比較的近くで見ることができました。


水辺の生物

2013-01-27 00:15:59 | 動物・昆虫

メコン河から国道一号の下を潜って氾濫原へと流れる水路もこの時期には殆ど水枯れの状態というか、河からの水の流れはなく、所々寸断された水溜り状態です。この溜まった水をポンプで汲み上げて田圃や畑に流しているため、たぶん雨期が始まるまでのこの先数か月、溜池の水は日々水位が低くなるばかり。

   

それでも乾期に田圃や畑となる氾濫原は国道からせいぜい2・3kmほどの距離までで、その先は灌木の茂る湿地帯のようです。何度もどこまで行けるのだろうか、と試みてはいるのですが、バイクで入れるのはその程度まででした。

   

湿地にはサギなどの水鳥の種類も多いのですが、見えるのは遙か彼方で判別できません。

   

このピンク色の物体は稲に付く病害虫の卵だったように思いますが、詳しことは覚えていません。

   

ベトナムの鳥類図鑑サイトに載っていた水鳥は170種を超えていました。面倒なのでこの画像の鳥の名も調べてません。

   

この種類のトカゲは2mほどの距離まで近寄っても逃げようとしないので撮影するのにはとても助かります。

   

水辺で一番近くまで来てくれた鳥はカワセミでした。

   

プノンペンのアパートの電線や国道1号の路上でも姿を見るインドハッカ。

 


ニワトリ

2013-01-23 22:59:05 | 動物・昆虫

インドシナ半島に生息するセキショクヤケイが起源とも言われるニワトリ。日本に伝わったシャモ(軍鶏)はシャムが語源でチャボはチャンパが語源のようです。

   

キエンスヴァイ地区の国道沿いでコーヒーを飲みに度々立ち寄る店では、犬2匹、猫3匹、鶏多数を飼っています。犬と猫は餌を与えられているようですが、鶏は専ら自力更生というか自助努力のようすで、餌を求めて店の中や庭を歩きまわっていました。

   

昨年、ベトナムの鳥インフルエンザ被害は32省の316村で死亡・殺処分の家禽は651,244羽、内ニワトリが129,678羽とされています。毎年旧正月前後の時期が流行のピークだったかと思いますが、12月中の被害はなかったようです。

   

ニワトリの顔をアップで写すとかなり迫力があります。しかし大人になる前のニワトリの目は可愛らしさが残っていました。

   

母親のニワトリの後をヒヨコが付いて歩き、母親が足で地面を掘り起こしていました。他のニワトリが近寄ると全力で撃退している姿は迫力がありました。犬と猫は緊張感なくダラダラしているのとは対照的です。

   

ベトナムやカンボジアで食べる鶏肉は美味しいと思いましたが、ケンタッキーのチキンは別。


畑の野鳥・セアカスズメ

2013-01-20 00:36:25 | 動物・昆虫

カンダール州キエンスヴァイ地区の畑や田圃で見掛ける鳥の画像を撮り始めたわけですが、俄かバードウォッチャーには名前を調べるのがとても面倒です。それでもインターネットに繋いで時間を掛ければ何とか少しずつ絞り込むことができそうな感じになっています。

畑の日没前に、まるで小学校の放課後のような鳥の賑やかな囀りを聞く一時が今はとても気に入っているのですが、昨年だったかNHKワールドプレミアムのブラタモリとかいう番組の中で「男の機能が衰えると共に花鳥風月に関心が高まる」などという言葉を聞いたことを思い出し、ちょっと微妙な気がしないわけでもありません。

たびたびバイクのバックミラーに近寄って来て遊んでいる鳥がセアカスズメ。東南アジアの半島部に多い鳥のようです。オスとメスとでは羽柄が異なるのでなかなか分かりませんでしたが、この日はオスメス一緒にミラーで遊んでいました。

   

英語名はPlain-backed Sparrow。確かに背中はplainというかスズメ模様がありません。日本語の「背赤」の方が自分にはわかり易いのですが、しかしオスだけ。下顎というか首の部分に黒い線が入っているのもオスだけです。

   

ベトナム語名称はse bung vang で「黄色い腹のスズメ」。オスもメスも腹が黄色なので分かりやすい名前です。カンボジアで何と呼ばれているかは知りません。

普段は近づくと直ぐに逃げてしまうので遠くから枝に止まった小さな画像しか撮れませんでしたが、鏡で遊んでいる時は夢中なのか数メートルまで近づくことができます。


ベトナムの鶏卵価格上昇問題

2013-01-19 00:41:26 | 農業・食品

昨年からベトナムでの鶏卵価格上昇のニュースが続いています。今月になってスーパーBigCで売られたCP社の鶏卵は10個入りが34,000ドン(1.63USドル)になったそうです。

飼料の主原料となるトウモロコシの国際価格は昨年8月以降年末までは下落が続いたわけですから不信の目が養鶏企業大手に向けられ行政の調査が行われることになったとか。

http://baodientu.chinhphu.vn/Home/Tu-chuyen-gia-trung-ga-den-cong-tac-quan-ly-thi-truong/20131/159488.vgp

これに対してタイ資本のCP社は「市場占有率は16%で30%に満たないため独占禁止法に違反していない・・・」とか主張しているようです。

http://vnexpress.net/gl/kinh-doanh/2013/01/thanh-tra-cp-emivest-vi-thoi-gia-trung/

プノンペンのスーパーでの鶏卵価格もこの間値上がったようにも感じますが、それでも10個入り1.3ドルなので、相対的にカンボジアより物価の安いベトナムでの鶏卵価格が異常であることは明白。

スーパーでの鶏卵販売が一人2パックまでと制限されたりもしたようです。台湾企業VEDANが環境汚染問題を引き起こした際にも商品販売を中止したCOOPMARTは、今回のCPの「反社会的行為」に対しても「CP社の対処を待って取扱を続けるかどうかを決める」としています。

CP hạ giá trứng, Saigon Co.op vẫn không mua

との記事があるので、値下げに至ったにもかかわらず、現在は取扱を中止しているようです。旧正月を前に、今年はテト賞与も多くの企業が減少する経済状況であるため、またインフレの再燃を警戒する当局にとっても見過ごせない問題となっているようです。

   

カンボジアの畑でしばしば見かける鶏です。別の場所で写した同じような画像が何枚もありました。しばらく気付かなかったのですが、野鳥図鑑を見ると「ヤケイ」のオスとメスによく似てます。鶏も放し飼いだと結構夫婦仲は良さそうで一緒にいることが多いようです。一度はこの鶏の卵を食べてみたいものです。


コンポンチャム州メモット地区

2013-01-17 00:01:42 | 社会

久しぶりにプノンペン・ポスト紙のサイトを開くと、コンポンチャム州メモットのベトナム国境近くに新しい「市場」が建設されるとのがありました。

そんな所に市場つくっても閑古鳥が鳴くだけだぜ・・・というような内容ですが、たぶんその通りだと思います。だけど、そんな客が来そうもない市場の建設費を何故ベトナム政府が負担するのかがポイントなのかも、とも感じました。

先月の「一村一品運動」展示会でコンポンチャム州のブースには胡椒生産農民協同組合(DAR-MEMOT PEPER FARMERS COOPERATIVE)の展示がありました。ドイツのNGO(たぶん)の支援を受けた活動だそうです。メモット地区では2,174農家が胡椒を栽培し、1農家当たり平均栽培面積は0.5ヘクタール。EUへ輸出しているのでは、と思います。

   

・・・などということを思い出したわけですが、この記事を読んで改めて感じるのは、「国際国境ゲート」でない国境ゲートでは、現状、輸出入手続きなしでキャッサバなどの農産物の国境通過が行われていることを半ば当局が認めているということです。

New market to open at Vietnamese border

カンボジアとベトナム両国の当局は先週、コンポンチャム州メモット地区で、国境貿易を促進するこの地域初となる市場建設の起工式を開催した。

国境通過口近くに建設される新市場は、商品流通と保管にとって便利な場所であり、ベトナムとの貿易を拡大するだろう、と当局者は語っている。

両政府は、二国間貿易を2015年には50億ドルにまで引き上げることを約束している。在カンボジア・ベトナム投資協会の資料によると2012年時点で124の投資プロジェクトがあり、、投資額は総額25億ドルである。

コンパンチャム州政府の商業部門の副部長Chheang Chhayによると、新しい市場はカンボジア政府によって実行されるが、ベトナムは建設のために100万ドル以上を約束している。

1,600平方メートルの面積を持つ市場の建設が始まっているにも拘わらず、彼は、正確な建設完了時期やそこに置かれる商品の詳細については明らかにしなかった。

Cham Prasidh商務大臣によると、国境通過口は将来、国際国境ゲートに格上げされ、物資の国境移動を可能にする。「国際国境ゲートに格上げされると、不法または許可のない物資は法律によってチェックされることになる」と彼は語った。

現在、国境を通過する物資のほとんどは、キャッサバや他の農産物である。国境口が国際ゲートになると旅行者は舗装路で国境を越えることができるようになる。

新市場近くの胡椒農家でありトレーダーでもあるPeng Kouyは、この地域は市場以外はとても閑静だと語った。「もし市場が完成したとしても、あまりにも閑静過ぎて短期的には成功しないだろう」「現時点では物を売るには閑静過ぎる」と彼は言う。


カンボジアで走行2万キロ

2013-01-14 00:02:46 | 交通

一昨年8月に買った中古のAX-1が走行2万キロを超えました。買った時の走行メータは57,000kmほどでした。長いこと動かしてなかったバイクのようで当初は不調続きでしたが、今はトラブルも減りどうにか乗り続けています。年末にメーターが7万7千キロを超え、77,777.7kmになった画像を残そうと思い付いたものの、その瞬間は逃してしまいました。7の数字が揃ったところでパチンコやスロットではないので何か得するわけではありませんが。

計器カバーのプラスチックが20数年の年月によって劣化が甚だしく、走行中に読み取るのは老眼に身には難しく、特にトリップメータは読み取るのに一苦労。1年4ヶ月で2万キロはベトナムに居た頃よりも多い走行距離で、リッター40km平均の計算でガソリン代は1.3ドル/Lとしてこれまで500ドルの支出ということに。月平均31ドルなのでアパートの電気代とほぼ同額。

長距離を走る時は、到着時間が遅くなるので70km/h位でしたが、最近になって60km/hに抑えると平均燃費が40km/Lを超えることがわかり、それ以来エコ運転を心掛けるようになりました。

先週、オーバーヒートのランプが点灯したのでラジエター液を交換しに行き、序でにオイル交換とエアフィルタの清掃なども頼みました。とにかく土埃が強烈なのでエアクリーナのフィルタの清掃を頻繁にしないとエンジンの回転が上がらないようです。恐らく新車時からエアフィルタは一度も交換していないような感じ。

ラジエター液はバイク用のものがバーコード国番号893を付けたものが店で在庫してました。熱帯の地で不凍液である必要もないため自分で水を足すだけにしても良かったのですが、一度は交換作業を見たいとも思い、手数料込で1.25ドル。

   

オイル交換とエアフィルタの清掃は、前回は10月のラオスに行く前でしたからたぶん5,000kmほど走った後のことになります。エンジンの高速回転時の吹きあがりとギアの入りは顕著に改善され、計17ドルの支出に見合うだけの軽快な気分になれました。


年明け、金高日本と金安ベトナム

2013-01-13 00:15:50 | 経済

「安倍円安」で円建金が32年振り高値となった日本とは対照的に、ベトナムでは年末から金に関する悲観的もしくは下落のニュースが続いています。

タイトルだけ読んだだけで内容は定かではありませんが、10年間で6倍に上昇した金の国際価格が2011年9月をピークに付けた後方向性の見えない状況が続いているため、昨年からはベトナムの数千の金売買業者が市場から撤退する状況にあったようです。

ベトナム中央銀行は1月10日に金地金売買許可の再登録を行い、14企業と17信用組織、全国総計2,400ヶ所の支店・取引所に限られるようになったとのことです。

http://vnexpress.net/gl/kinh-doanh/2012/12/hang-nghin-tiem-vang-sap-bi-xoa-so-1/

この措置を受けてベトナムの金価格は更に下落しているとのこと。

ベトナム国内の金取引価格は国際価格より割高なわけで、その分、国内価格の下落余地も大きいようです。

1月から銀行の定期預金金利も12ヶ月未満だと8%、1年で10.8%程度に引き下げられたようです。たぶん店頭では13ヶ月物を高い利率にして勧めているのでは、と思います。

対照的に12月から急上昇しているのはHMC市場の株価です。「ベトナム株式はアジアの星」などという見出しの記事には良くも悪くも一喜一憂の振幅の大きい国民性を感じさせてくれます。単にその前が余りにも出口の見えないどん底状態だったに過ぎないように思えるのですが。