午前中の予定を忘れ、10時の約束を思い出したのが10時3分前。先方はベトナム人副社長だからと、Nに任せたつもりで伝えてあったのに「だって、昨日言いませんでした」とまたもや意味不明の言い訳、というよりは居直り。「一昨日言っただろう。言われたことはメモ位取れよ。オレはお前らの秘書じゃないんだよ。このボケ!」という言葉をベトナム語に変換する余裕もなく、たぶん顔の表情はそんな感じで、慌ててNと一緒に事務所を出ました。こうして急ぐ時に限って道路は渋滞。ハイバチュン通りは停電で、信号の消えた交差点に警官が立っていました。
応接室には様々焼酎やみりん等のサンプルが飾ってありました。ベトナムの日本料理店でよくみる銘柄です。この会社の名前は以前から聞いていましたが、訪問するのは初めてです。昨年、若くして逝ってしまったHさんがM社に来る前に働いていた会社です。「Hさんも日本語が上手でしたよねー」と言うと、副社長は「ここでは日本語が上手なだけでは駄目なのです。他に専門知識がないと。経理とか化学とか」と意外な冷たい言葉。ベトナム人のウェットなところにも度々驚かされますが、このクールさに驚くこともしばしばです。
行きが行きなら帰りも帰り。ハムギー通りの交差点でパンクです。後輪タイヤに釘が一本刺さってました。幸い目の前にパンク修理のオッサンの姿。Nに財布を渡してゆっくり煙草に火を付けました。サイゴン港近くのこの辺はコンテナトラックが多く、しかもこの時期道路拡張工事で渋滞してます。バイクで走るには最悪。
Nは午後から2件の納品を抱え、昼も満足に休めない忙しさ。明日、税関に提出する書類のコピー撮りができないからと、僕に振って来ました。「そんなことは超ー暇なMかAに頼めよ」と、こちらは表情とは裏腹に再び怒り心頭。きょうもまた雨が降り始め、事務所前の道路は川と化し、足首まで浸かる深さです。
2時10分まで待っても雨足は弱まらず、カバンをポリ袋で包み合羽を着てバイクを出しました。合羽を着てもズボンはびしょ濡れです。雨天対応仕様バイクを誰か設計してくれないものかと思わずにおれません。昨日と同じでゴーバップ、12区を抜け、ビンユン省の LAI TIEU に至る道を走りました。この道はサイゴン川を渡る橋が4輪車禁止のため、国道1A線の陸橋を過ぎてからは自動車の通行量が少なく、晴れてれば快適です。昨日は国道13号線に出た頃には雨は上がったのにきょうは当分止みそうもありません。
「12月に撤退予定だからあまり良い話はできないよ」とのことでしたが、そうであればなお更話を聞きたくもなるものです。自分では訪問先の応接室で煙草を吸うなどという非常識な営業活動はしないつもりでしたが、そのタブーをも破り捨て、しかも雨で煙草屋にも寄れず切らしたままなので、一本いただき、そして2本、3本とくすねては吸い続けてしまいました。
子供の頃は押入れを暗室代わりに写真現像などをしていたこともあったのですが、久々にそんなことも思い出しました。そういえば、コニカビッグミニ、現場監督も好きなカメラでした。1時間半の間、一冊の小説を読むような楽しさを覚えました。「ベトナムはどうですか」?と聞いてみました。「好きにも嫌いにもならないようにしている」とのことです。仕事だから当たり前かも知れませんが、その当たり前を貫くのも簡単とは思えません。
雨は降り続け、事務所に戻る時間もないので電話を入れ、T君にはバスで家に帰るように言いました。傘も一本置いてあるから。ところが、何故かバスが一本も来なかった、ということで歩いて帰ってきたそうです。40分ほどもかけて。
雨の中をバイクを走らせたので、すっかり身体が冷え切ってしまいました。晩御飯はシチューにしました。身体が冷えた分だけシチュー作りにも気合が入りました。
応接室には様々焼酎やみりん等のサンプルが飾ってありました。ベトナムの日本料理店でよくみる銘柄です。この会社の名前は以前から聞いていましたが、訪問するのは初めてです。昨年、若くして逝ってしまったHさんがM社に来る前に働いていた会社です。「Hさんも日本語が上手でしたよねー」と言うと、副社長は「ここでは日本語が上手なだけでは駄目なのです。他に専門知識がないと。経理とか化学とか」と意外な冷たい言葉。ベトナム人のウェットなところにも度々驚かされますが、このクールさに驚くこともしばしばです。
行きが行きなら帰りも帰り。ハムギー通りの交差点でパンクです。後輪タイヤに釘が一本刺さってました。幸い目の前にパンク修理のオッサンの姿。Nに財布を渡してゆっくり煙草に火を付けました。サイゴン港近くのこの辺はコンテナトラックが多く、しかもこの時期道路拡張工事で渋滞してます。バイクで走るには最悪。
Nは午後から2件の納品を抱え、昼も満足に休めない忙しさ。明日、税関に提出する書類のコピー撮りができないからと、僕に振って来ました。「そんなことは超ー暇なMかAに頼めよ」と、こちらは表情とは裏腹に再び怒り心頭。きょうもまた雨が降り始め、事務所前の道路は川と化し、足首まで浸かる深さです。
2時10分まで待っても雨足は弱まらず、カバンをポリ袋で包み合羽を着てバイクを出しました。合羽を着てもズボンはびしょ濡れです。雨天対応仕様バイクを誰か設計してくれないものかと思わずにおれません。昨日と同じでゴーバップ、12区を抜け、ビンユン省の LAI TIEU に至る道を走りました。この道はサイゴン川を渡る橋が4輪車禁止のため、国道1A線の陸橋を過ぎてからは自動車の通行量が少なく、晴れてれば快適です。昨日は国道13号線に出た頃には雨は上がったのにきょうは当分止みそうもありません。
「12月に撤退予定だからあまり良い話はできないよ」とのことでしたが、そうであればなお更話を聞きたくもなるものです。自分では訪問先の応接室で煙草を吸うなどという非常識な営業活動はしないつもりでしたが、そのタブーをも破り捨て、しかも雨で煙草屋にも寄れず切らしたままなので、一本いただき、そして2本、3本とくすねては吸い続けてしまいました。
子供の頃は押入れを暗室代わりに写真現像などをしていたこともあったのですが、久々にそんなことも思い出しました。そういえば、コニカビッグミニ、現場監督も好きなカメラでした。1時間半の間、一冊の小説を読むような楽しさを覚えました。「ベトナムはどうですか」?と聞いてみました。「好きにも嫌いにもならないようにしている」とのことです。仕事だから当たり前かも知れませんが、その当たり前を貫くのも簡単とは思えません。
雨は降り続け、事務所に戻る時間もないので電話を入れ、T君にはバスで家に帰るように言いました。傘も一本置いてあるから。ところが、何故かバスが一本も来なかった、ということで歩いて帰ってきたそうです。40分ほどもかけて。
雨の中をバイクを走らせたので、すっかり身体が冷え切ってしまいました。晩御飯はシチューにしました。身体が冷えた分だけシチュー作りにも気合が入りました。