GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

タクシー強盗「女怪」懲役7年

2009-03-23 02:00:14 | 社会
三面記事のベトナム語は比較的簡単に読めます。と言うより三面記事ぐらいしか読めないと言べきかも。三面記事はウェブサイトでは「法律」欄<Pháp luật>を検索すると犯罪記事をまとめて読むことができ、日本の新聞社のサイトより遥かに(掲載数の多さとしては)充実しています。どの事件も今の時代のベトナム社会を反映したものなののように感じられ、汚職事件の多さも相変わらず。

都市化の進展で郊外地域での犯罪の増加なども語られているこの頃。如何にもベトナム的と感じたのは<Cướp taxi, nữ quái lãnh 7 năm tù> の「女怪」という単語。何となく戦前の日本の新聞の見出しにもありそうな響きです。

女性のタクシー強盗との見出しにてっきり複数犯と思って読んでみると単独犯でしかもまだ10代の女の子。「女怪」という言葉から連想したイメージには程遠い感じの写真でした。

犯人はゲアン省キーソン村のホアさん(1990年生まれ)ビエンホアの工場に働きに来ていて昨年10月5日、インターネットで知り合ったボーイフレンドに会いにニャチャンまでタクシーに乗ったそうです。たぶん400kmほどの距離ですからタクシー代も初めから踏み倒すつもりでなければ乗れない値段-給料の2ヶ月分位になります。

ニャチャンの人気の無いRù Rì峠で車を停めさせ、ベルトで男性運転手の首を絞めようとして振り解かれ、さらに用意した包丁で刺そうとするも失敗し反撃されて逃げ出したものの翌6日の昼ニャチャンの公安に逮捕されてしまいました。

折角の青春を刑務所で過ごさねばならないとは実に勿体ないことですが、彼女にとっては青春に値する生活だとは実感できない日々だったからなのでしょうか。しかしそれでもタクシー強盗に失敗したのはまだ幸いでした。

ティエンザン省とニントゥアン省からホーチミン市タンビン区の食堂に働きに来ていた青年二人(20才と21才)は給料が安いからと質屋強盗を実行し、ゴーバップ区の質屋の女店主(41歳)を殺してしまったため死刑判決となりました。

旅行客の事故

2009-03-22 23:39:55 | 交通
一昨年12月にバイクのヘルメット着用が法制化され、昨年の交通事故死亡者数が数十%減少したとのことでしたが、それでも新聞を開けばバイクの死亡事故の記事は相変わらず少なくありません。特に最近は下水道等の道路工事が事故の誘因ともなっているようです。

毎日バイクに乗っているベトナム人と比べれば、外国人観光客の事故など取るに足らないリスクのようにも思ってましたが、今月はロシア人観光客のバスが転落事故で10人が死亡したのに続き、昨21日朝はカントーのフローティング・マーケット観光の舟が衝突事故で沈没、10名が救助されたものの2名が死亡。
http://www.tienphong.vn/Tianyon/Index.aspx?ArticleID=155891&ChannelID=2

13日晩には24名のロシア人観光客を乗せたバスが転落し、ロシア人9名とベトナム人通訳1名の10名が死亡。ブレーキの故障が原因のようです。ベトナム人運転手は怪我で済んだようですから、シートベルトを着けてれば死者数は減っていたように思えます。

事故はダラットからニャチャンに向かう途中の国道28号線ダイニン峠を下っている時に発生。夜の山中ですから救出には時間が掛かったようで、山中で運ばれている負傷者の写真は昼間に写されたものですから一晩そのまま放置されていたことになります。
http://www.tuoitre.com.vn/Tianyon/Index.aspx?ArticleID=306126&ChannelID=3

シートベルトと浮き袋を着けてれば・・・ベトナム観光旅行での気の緩みが命取りという気がします。

ゴキブリキラー

2009-03-21 23:49:41 | 生活
毎晩30度を超える暑さが続きぐったりです。毎朝4時になると猫が腹を空かすのか寝てる顔の上を歩き回って起こされてしまうため寝不足気味でもあります。ベッドの上で、しかも腹の僕の上に乗っていて二度までも寝小便を垂れたので、それ以来ベッドの上に載ると蹴飛ばして乗せないように躾けています。しかし僕が眠った頃を見計らって毎晩ベットに上がり、ふと夜中に目を覚ますと隣に猫の身体があります。それは二本足の猫だろうとか、髪の長い猫だろうとかベトナム人にからかわれたりもしますが、間違いなく写真の通りの猫です。

貰い主を探してあちこちに声を掛けていますが、ベトナム人は猫には冷たいようで、「何処かに捨てて来れば良いじゃない」とのありがたい返事ばかり。中には猫なんか養うより私を養ってよ、などという輩まで居て、それなら猫のほうが余程我慢できるに違いありません。

本を開けば本の上に乗り、パソコンを開けばパソコンの上に乗ってくるところなどは子供が小さかった頃とまったく同じです。ペットは飼い主に似るとも言いますが、子供も犬も猫も育て方が変わらないせいか、似ていることは確かのようにも思えて来ます。

ただ異なるのはこの猫の場合、ゴキブリを獲ってくれることです。多い日は5匹ほどゴキブリの死骸が散乱してました。絶好の遊び相手と言うか、この時ばかりは生き生きと嬉しそうに猫の本領発揮という感じです。しかし本気で獲物を獲るというよりは遊びの要素が強く、ゴキブリ相手に自分の身体を転げまわしたり、一口噛んでは手で飛ばして反応を確かめたりして暫く弄んでいます。一度は最後にゴキブリをしっかり食べていたこともありましたが、余り美味しくないのか、その一度だけでした。



メトロ HIEP PHU店

2009-03-15 23:42:42 | 生活
コープマートが日本米を置かなくなって暫く経ちます。長粒米を買ってはみたもののどうも上手く炊けません。お陰でここ半年ばかりは米を炊かなくなってしまいました。その上、最近は台所に立って食事を作り始めると、躾を知らない居候猫が興奮して流しの上や食器棚の中まで飛び回るので鬱陶しくて堪りません。先に猫に餌をやるのですが、餌を食べてる最中でもより美味そうなものがあると感じてしまうようです。

何も予定の無い土曜の午後、炊飯器を買おうかとも思い、Angimex-Kitoku社の作るメコンデルタ産日本米もスーパーのメトロには置いてあると聞いたのでGo Vap区の隣、12区にあるメトロ Hiep Phu店まで行って来ました。思いの外家からは近く、こんなことならもっと早く来れば良かった。とは思ったものの市内で3店目のメトロのこの店はどういう訳か客数も少なく、品揃えも価格も特別なものではないようでした。

不況による消費の減退ということもあるのでしょうけど、他のスーパーと違った会員制の卸売りスーパーという形態だから単純に比較できないとしてもこの客の入りでは先行きどうなのでしょう。

日本米は半年前とは価格が大幅に変わっていて5kg12万8900ドン。日本円に換算すれば大した値上げでもないのかも知れませんが。結局、炊飯器や掃除機等電気製品の購買意欲は湧かず、食品と猫のペットフードを買って帰って来ました。猫用ペットフードはタイ製品の「me-o」。タイもラオス、カンボジアでもベトナム同様に猫はmeoと呼ばれてるようです。

初めてベトナムでペットフードを見た時、「1日1ドル以下で生活してる人間が居るのにペットフードとは何事だ」などとも思ったわけですが、このペットフードは1.5kg67,600ドン(3.75ドル)。先日近所の市場で買った煮干はボラれたのか500gで25,000ドンでしたからそれよりは安く、しかもわが猫には好評です。