GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

トイレットペーパー

2008-01-30 02:51:33 | 生活
Tan Binh区のオフィス・ビルに通うようになって1ヶ月ほどになります。このところ生活が不規則になり、したがって便通も家で済ますことが減ってビルのトイレにしばしばご厄介になっています。掃除も行き届きそこそこ清潔なトイレなのですが、ゴミ箱にはいつもトイレットペパーがどっさりと捨てられていて、日本では目にしない光景です。それに洗面台の上にもロールペーパーが一つ二つは必ず置いたままになってます。かつてはホテルのトイレでもトイレットペーパーが置かれてないことが珍しくありませんでした。早い話が持って帰ってしまう人が少なくなかったということのようです。実際、以前ビエンホアの工場で働いてる時も、朝置いたロールペーパーが昼にはもう使い果たされているという状態でした。

このビルでも、本来的な使われ方よりもハンカチ代わりに手を拭くために消費される方が多いのではないかと思えるほどです。洗った手を乾かすドライヤーもちゃんと設置されているのに。日頃は自分もシャツの背中などで手を拭いたりしていたわけですが、何故かこのような光景を見るにしたがい「ハンカチ位持って来いよ」という気になってしまい、最近ではハンカチをポケットに入れています。

小学校の低学年の頃だったでしょうか。持ち物検査とかで、ハンカチとチリ紙を持っていないと叱られた記憶があります。しかし、それでもハンカチを使うという習慣が身に付きはしなかったのですが、わが事務所の若い女性がトイレに入って顔を洗い、トイレット・ペーパーで顔を拭いて紙片が張り付いているのを見たりすると、「ベトナムの小学校では何を教えてるんだ」などと腹を立ててしまいます。

昨年の新聞にラムドン省では省内の学校の30%。246の学校にトイレがないとの記事がありました。これでは「トイレの後では必ず手を洗いましょう」などと言うこともできないわけで、教育以前の問題というか、その前提条件に大いに問題があるように思えてきます。
何故こんな状態になってしまったのか、他の省ではどうであるのかについては日本のODA教育援助の担当者に是非お話を伺いたいものです。
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冷たい雨

2008-01-28 02:07:08 | 天気
証券会社からテト休みのお知らせメールが届きました。今年の高値から30%も派手に下落した証券市場ですが、その割にはH君も悲観的な見解は持っていないようで「今が買い時だよ」。そんなことは言われるまでもないわけですが・・・。

毎年この時期は帳簿の整理や税務局に提出する書類作りに追われる嫌な季節です。今年もまたテトをどう過ごそうか、と考える余裕もなくテト休みに突入してしまいそう。

先々週に続き先週も一日だけ雨の日がありました。雨期と違って気温が低めのため雨が降ったからと言って「これで涼しくなる」などと思うことはありません。バイクで出かけている最中に降られたので実に恨めしい雨でした。降り出しの小雨の時は、「冷たい雨」の歌を思い出し、「冷たくない雨」というのがあるわけでもないのに何故「冷たい雨」と言うのかなどと思ったりもしていたのですが、クアンチュン通りから空港敷地の反対側を回ってタンビンに行こうとしていたので、その間約30分間でずぶ濡れ。初めて走る道なのに地図でちゃんと確認しておかなかったため曲がる交差点もあやふやだし、メガネは水滴で視界が利かず散々でした。

このところ睡眠時間が少なくなり、土日が楽しみです。週末までの我慢と思って何とか乗り切ってますが、困るのは夜中に蚊に刺されて目が覚めること。蚊取り線香など一年に一箱買うかどうかという程度なのになんでこの乾期に蚊が増えたのでしょう。

とにかく今週を乗り切れば来週はテト休み。
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バイクが欲しい

2008-01-19 00:32:23 | 生活
ベトナムで自動車を運転する気にはなれませんが、バイクは生活必需品。未舗装路を走れるバイクが欲しいという気は10年前からです。しかし一年に数回しか役に立ちそうもないバイクを買うというのは現実的でもありません。

ファン・ダン・ルウ通りを通りかかると店先に未舗装路も走れるバイクが飾ってありました。先月バン・メ・トートに行って悪路を走ったばかりだったので思わず引き返して店に寄りました。10年前のヤマハの2ストローク125ccでした。日本では今は125ccのデュアルパーパス・バイクは生産していないようですが、ベトナムのバイク免許は150cc以上の取得は難しいようで、売られてるバイクは殆どが150cc以下です。価格は35百万ドンだとか。10年前の2サイクルにしては高過ぎ。部品もあちこち取り替えてあって正規品以外も使われてるようでした。

カンボジアへ行くとこのタイプのバイクは少なくありません。乗っているのは外国人ばかりですが。ベトナムでは滅多に見かけません。それ故程度が悪くて値段が高くても仕方ないのか、とも思いましたが、このバイクを買うために生活を切り詰める気にはなれません。

その数日後、家の近くのファン・バンチー通りに新しいスクーターの販売店が開店しました。見たことのないメーカーで足を止める気にもなりませんでしたが、展示品の中に一台だけデュアルパーパス・タイプのバイクがありました。

バイクのシートには「KTM」と印刷されています。何処かで聞いたことのあるような名前と思い、店の人に聞くとAOのメーカーだとか。AOとは一体何処の国だったが今度はわかりません。150ccの4ストロークエンジンを積んで新車価格45百万ドン。

家に戻ってネットで検索するとKTMはヨーロッパ第2のバイクメーカー。しかしKTMのサイトにはこの150ccのタイプは見当たらないので、中国か台湾のライセンス生産なのかも知れません。仕事の約に立つならともかく、無理をして買う大義名分は見当たらないものの心は動きます。
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年明けの値上げ

2008-01-12 02:23:55 | 生活
ハノイの旧市街でタバコ(Vinataba)を一箱買おうとすると「1.2万ドン」との返事。ふざけるな、と一度渡した2万ドン札を取り返して他の店に行きました。ところが其処でも1.2万ドンと言われ、仕方なく諦めて払うことに。サイゴンでは10個入りカートンを8.6万ドンで買っているので一個1万ドンまでは仕方ないとしても1.2万ドンは暴利。これだからハノイは嫌いだ、コーヒーも不味いのに高いし。などと不満を募らせていたわけですが、サイゴンに戻ってVinataba1カートン買うと9.5万ドン。年が明けて値上げされてました。

ホテルの料金なども新年度とともに新料金という場合が多く、会計年度がすべての会社で1月1日始まりだということでもあり、また「テト前」の値上げという性格もあるようです。その上今年は燃料価格に穀物価格の上昇が続いているため堪りません。きょうの新聞にも、Giá tăng cao, sức mua yếu vào dịp tết
「テト市場:物価上昇、購買力衰退」だそうです。

タバコ、食品をはじめ家賃やガソリン等々の相次ぐ値上げは当然ながら生活の維持を困難にさせるわけで、一方における不動産や金融機関の高賃金・高賞与が報道されたりもするわけですが、同時にまたこの季節は工場でのストライキが頻発することにもなります。
Nhiều vụ đình công đòi lương, thưởng

Công ty J. Young、Dae Woong(韓国資本)
Công ty M. Text、Công ty Fujimatsu(日本資本)
Công ty Sungchang (台湾資本)
の各工場でストライキ中だそうです。

午前中、設立後2年も経たない知り合いのベトナム人の会社を訪れると会社で購入する3台目の車をレクサスにするかシビックにするかで揉めてました。そもそも30人ほどの会社で3台も車が必要とは思えません。「日本ではどんな車が人気」なのかと訊かれたので「ワゴンRが一番売れてるし、乗りたい車だよ」と答えたところ、「タクシーじゃない。そんな車に本当に乗りたいの?」と軽蔑の眼差し。「トヨタやホンダの乗用車に乗りたかったらベトナムには来ねーよ」と思いつつも「若い人にはホンダ車が人気」と20年ほど前の記憶を披露すると一件落着。シビックに決めるそうです。バブリー満開の雰囲気の中で身の置き所もありません。乾期でもあるし、来週からはガソリン代もかからない自転車通勤にしようかと思いました。




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いつの間にか新年

2008-01-10 02:05:18 | 仕事
ここでは12月末に前期の学期試験があるため、ここ数年はいつも慌しい年末です。西暦元旦は休日のため一日のんびりと家で過ごしましたが、新年を迎えたという実感はありません。日本人との付き合いがあれば、新年の挨拶などを交わすのでしょうけどそれもなく、日本のお正月気分に触れようとスカイプを繋いでも誰もPCを開いてはいませんでした。日本から年賀メールでも来るかとの期待も見事に裏切られ、悲しきかな「忘れられた日本人」。忘れられる度合いに応じてこちらは益々日本が恋しくなり、おせち料理が食べたくなりました。

北部の顧客からクレームが来て機器が動作しないとか。電話で対応したわがスタッフの話は支離滅裂で機器の問題なのかソフトに問題があるのかすらわかりません。12月にメンテナンスに寄ってれば・・・などと今更考えても後の祭り。予備の機器を一台送りつけたものの結局、自分で出向いて確認して来る以外の選択肢はなくなりました。

3日の早朝便でハノイに着き、そこからバスを乗り継いで・・・とのつもりでしたが気力体力が伴わず、時間の無駄も考えて仕方なく空港からタクシーを使いました。距離にして約50km。40万ドン程度だろうとの予測通りでしたが、バスを乗り継げば5万ドン以下。日本にいる頃は赤坂見附からタクシーで帰宅し、2万円も払ったことがありましたからそれを思えばまだ格安。などと比較にならないことを持ち出して気休め。

客先に着くとこちらは一刻も早く仕事に取り掛かりたいのに昼食に連れて行かれ、ウォッカを勧められたりの相変わらずのお持て成し。愛想笑いを返す頻度も少なくなってしまったこの頃です。食事が済むと皆さんはお昼寝。一人で作業を始めましたが、客先のPCに問題があり、COMポートが認識しません。今時COMポートなど使うことは滅多にないので壊れていても気付くことはないわけですが。そうと分かってPCを取り替えると今度はWindowsのシステムファイルに問題があるようでソフトをインストールできません。焦ってあちこちに電話を掛けましたが解決方法がわからず、客先からは「どうすれば良いんだよ?」と問い詰められても窮するのみ。

しかし他の客先のPCでは動作するので・・・ということで新しいPCを買って貰うことにしました。これで今晩中にハノイに戻れる、と思ったところが、ソフトはインストールできたものの帳票に問題があって作業がはかどりません。日が暮れると寒さで身体が震え、空腹が追い討ちを掛けます。「ハノイ行きのバスはもう無いから明日の朝に帰れば」?と勧められるのを振り切って無理無理その場を後にしました。
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夜行バス

2008-01-08 01:45:04 | 旅行
バンメトートではバイクタクシーに往復4時間ほど乗って無理な姿勢を続けたためか、あるいは高原の空気で膝を冷やしてしまったせいか歩くと膝に痛みを感じるようになりました。サイゴンへの帰りのバスが出るまでには時間もあったのでホテルのサウナに寄り、足マッサージが解決策と思ったわけですが、これが大失敗。看板には足マッサージの表示もあったのに入ってみると普通の全身マッサージのみ。まぁ、それでも多少の効果はあるだろうと諦めたわけですが、マッサージ嬢ははじめからやる気のなさに満ち溢れ、下半身の局部マッサージをしきりに訊いて来ます。そういうつもりでここに来たわけではない、と毅然と答えているつもりでも相手には通じないのか諦めが悪く、こちらは不愉快が募るばかり。チップも払わずに早々と部屋を出てしまいました。

ところがサウナで温めてしまったのが悪かったようで、膝の痛みは激しくなり50メートルも歩き続けることができません。まさかこの歳で自分の足で歩けなくなるとは想像外のこと。要介護状態でベトナムでどうやって暮らすのかと思うと気分は最悪。きょうはタクシーで移動するにしても明日からどうするんだ?膝を冷やすと痛みがあるのは以前からで、そのため膝用のサポーターも何年か前に買いましたが使ったことはありませんでした。

帰りの夜行バスの中ではぐっすり眠れました。まだ暗いうちにサイゴンに着くと携帯にメールが届いていて「朝8:30にBinh Quoi 2」に来るようにとのこと。11時30分に着信したようですが、眠っていて気が付きませんでした。「何でいつも直前に連絡するんだよ」。それに「Binh Quoi 2」ってオフィスビルなのか何なのか、住所も何も肝心なことが書いてありません。が、これがある種ベトナム・スタンダードなわけで怒る気にはなりませんが、それでもウンザリしながらバスを降り、気が付くと膝の痛みは殆ど消えてました。

H君はバンメトートから竹の子を詰めた大きなダンボールを持ち帰りました。何故ベトナムでは季節に関係なく竹の子が採れるのか不思議で、何度も訊いてみるのですが、納得できる答えが返って来ません。ドリアンもマンゴーも一年中市場で売られていて、それと同じようなことなのだとか。

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キャッサバ

2008-01-06 02:58:57 | 旅行
10年ほど前にザライ省プレイクを訪れた頃は、外国人はガイドの案内なしに少数民族居住区に立ち入ることは禁止されてました。3年ほど前にその規定もなくなったようです。ダクラック省はバンメトートをはじめすべての県の名がベトナム語ではなく少数民族の言語に由来するものばかりで、また国道沿いには教会も少なくありません。少数民族居住区に教会が多いのはグエン朝の時代に布教を弾圧された宣教師が逃れて来たからなのだろうか、などとフランス人の小説「安南」を思い出しました。

H君が購入する土地の前の所有者は国有林の払い下げを購入したものだそうです。以前は森林だったようですが、少数民族の焼畑によって「原野」と化したのだとか。所々にキャッサバやカシューの木が無造作に植えられてました。近くに住む少数民族が植えたもののようです。「どうせならもう少しきちんと植えれば良いのに」と言うと、H君が「こういう風の強い所ではカシューは成らないんだよ」「根茎からタピオカを作るキャッサバは手が掛からないから・・・」

ブラジル原産のキャッサバはベトナムでの栽培も少なくはありません。栽培面積47万ヘクタールで、トウモロコシの百万へクタールの半分以下ですが、収穫量は790万トンでトウモロコシの437万トンを遥かに超えます。特に栽培面積が多いのがこの中部高原地帯と東南部で、それだけで全国の半分以上を占めます。

今年は米栽培が前年比14万ヘクタール減少し、穀物価格の高騰もあってトウモロコシ栽培が2.9%増えました。キャッサバは2001年の29万ヘクタールから5年間で47万ヘクタールに増えていますが、中部高原の4省では3.6へクタールから12万へクタールへと急増です。

数年前までは下落し続けたキャッサバ価格ですが、果たしてこのベトナムのキャッサバもバイオエタノールの原料としての需要が価格を押し上げるようになるのでしょうか。
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バンメトート

2008-01-01 23:24:50 | 旅行
土曜の朝サイゴンを発ち中部高原のバンメトートに行って来ました。年末の何かと慌しい時期ですが、家にいても大したこともせずにダラけて過ごしてしまうに違いなく、H君に付き合うにしました。東部バスターミナルから9時半出発のバスだというのでH君の家に8時半に待ち合わせすることにしました。ところがその10分前にH君の家に着き2・3度チャイムを鳴らしても誰も出てきません。周辺のカフェでコーヒーでも飲みながら待とうかと思いましたが、適当なカフェもなく、H君の携帯に電話を入れました。目を擦りながら起きてきたH君は10万ドン札を握り締め、「朝ごはん食べた?」と一言。こちらはその間ゆっくり雑貨屋でコーヒーを飲むことにしました。

バスは座席が2段になった寝台シートでした。チャビンに行った時のベンツ・トランジットのような恐怖感とは無縁でシートベルトまで着いています。10時過ぎに出発したバスは国道13号線を北上し、いつしか眠ってしまい、気が付くと国道14号線を走っていました。2年前にダク・ノンに行った時に通った道で、見覚えのある風景です。3時間ほど走って大きなパーキングで食事。

H君は10時間の行程と言ってましたが、更に3・4時間でバンメトートに着きました。地方の省都らしく町の中心は行政機関の立派な建物と幅の広い道路という風景でつい悪口を叩いてしまいます。「文化がないんだよ。ベトナムの地方都市には」。

ダムサン・ホテルという一泊22万ドンのホテルは快適でした。サイゴンやハノイなら40ドル払わねば泊まれないような部屋です。快適だったのはここまで。翌日はバイク2台に分乗してH君の購入する(した)100ヘクタールの土地を見に行きました。

国道14号線を更に北上してプレイク方向へ走ります。バイクの後ろ座席に乗るのも4・5キロならば苦ではありませんが、70・80キロとなるとかなり辛いものがありました。片側一車線でノロノロ運転のトラックを追い越すのも恐怖です。シートの座り心地が悪く重心が取り難いので足が疲れてくるし、安物のヘルメットの側頭部を圧迫して頭痛がして来ました。何処まで走れば着くのかも解らないのは余計に苦痛です。

国道を左に折れ、ヘルメットを外すと頭痛も治まりました。しかし更に道を外れて山に入るととても二人乗りでは走れない轍が深く抉られた悪路でした。川にも橋が掛かっていません。

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