Tan Binh区のオフィス・ビルに通うようになって1ヶ月ほどになります。このところ生活が不規則になり、したがって便通も家で済ますことが減ってビルのトイレにしばしばご厄介になっています。掃除も行き届きそこそこ清潔なトイレなのですが、ゴミ箱にはいつもトイレットペパーがどっさりと捨てられていて、日本では目にしない光景です。それに洗面台の上にもロールペーパーが一つ二つは必ず置いたままになってます。かつてはホテルのトイレでもトイレットペーパーが置かれてないことが珍しくありませんでした。早い話が持って帰ってしまう人が少なくなかったということのようです。実際、以前ビエンホアの工場で働いてる時も、朝置いたロールペーパーが昼にはもう使い果たされているという状態でした。
このビルでも、本来的な使われ方よりもハンカチ代わりに手を拭くために消費される方が多いのではないかと思えるほどです。洗った手を乾かすドライヤーもちゃんと設置されているのに。日頃は自分もシャツの背中などで手を拭いたりしていたわけですが、何故かこのような光景を見るにしたがい「ハンカチ位持って来いよ」という気になってしまい、最近ではハンカチをポケットに入れています。
小学校の低学年の頃だったでしょうか。持ち物検査とかで、ハンカチとチリ紙を持っていないと叱られた記憶があります。しかし、それでもハンカチを使うという習慣が身に付きはしなかったのですが、わが事務所の若い女性がトイレに入って顔を洗い、トイレット・ペーパーで顔を拭いて紙片が張り付いているのを見たりすると、「ベトナムの小学校では何を教えてるんだ」などと腹を立ててしまいます。
昨年の新聞にラムドン省では省内の学校の30%。246の学校にトイレがないとの記事がありました。これでは「トイレの後では必ず手を洗いましょう」などと言うこともできないわけで、教育以前の問題というか、その前提条件に大いに問題があるように思えてきます。
何故こんな状態になってしまったのか、他の省ではどうであるのかについては日本のODA教育援助の担当者に是非お話を伺いたいものです。
このビルでも、本来的な使われ方よりもハンカチ代わりに手を拭くために消費される方が多いのではないかと思えるほどです。洗った手を乾かすドライヤーもちゃんと設置されているのに。日頃は自分もシャツの背中などで手を拭いたりしていたわけですが、何故かこのような光景を見るにしたがい「ハンカチ位持って来いよ」という気になってしまい、最近ではハンカチをポケットに入れています。
小学校の低学年の頃だったでしょうか。持ち物検査とかで、ハンカチとチリ紙を持っていないと叱られた記憶があります。しかし、それでもハンカチを使うという習慣が身に付きはしなかったのですが、わが事務所の若い女性がトイレに入って顔を洗い、トイレット・ペーパーで顔を拭いて紙片が張り付いているのを見たりすると、「ベトナムの小学校では何を教えてるんだ」などと腹を立ててしまいます。
昨年の新聞にラムドン省では省内の学校の30%。246の学校にトイレがないとの記事がありました。これでは「トイレの後では必ず手を洗いましょう」などと言うこともできないわけで、教育以前の問題というか、その前提条件に大いに問題があるように思えてきます。
何故こんな状態になってしまったのか、他の省ではどうであるのかについては日本のODA教育援助の担当者に是非お話を伺いたいものです。