最近はメコンデルタの国道を車で走っている時間が多く、時折店の看板に書かれた住所なども目に入ります。ふと気付いたのは、省が違っているのにHuyen Chau Thanh (周城縣)という地名があちこちに出てくるということです。城市の周りに位置する県、という意味で付けられたもののようで、どこでも省庁都市の周りに位置してます。
メコンデルタ12省の中でこのHuyen Chau Thanhの名がないのは、ビンロン、ソクチャン、バクリュウ、カマウの4省のみ。残る8省には城があったから、ということではないと思うのですが。
中国の四川省よりも面積・人口共に少ないベトナムが64の省・直轄市を持ち、更にその中に県を置くというのは中国から見れば滑稽なことかも知れません。あるいは、ミニ中華帝国を目指した近世ベトナムの名残り、ベトナム民族の気概というものでもあるようです。
この周城縣という地名は、どうやらメコンデルタだけのようで、他の地域にHuyen Chau Thanh の地名は見つかりませんでした。ならば本家中国ではどうなのだろうと検索してみると「周城」はヒットせず、「州城」。府城・州城、県城のように使われ、都市を意味する言葉のようです。
ベトナム語のChau Thanhの発音は「周城」でも「州城」同じなので、どちらなのかはたぶんベトナム人自身も知らないかも知れません。メコンデルタの古いお寺(と言っても三百年ほど前のものでしょうけど)にでも行って訊けばわかるのでしょうか?
メコンデルタ12省の中でこのHuyen Chau Thanhの名がないのは、ビンロン、ソクチャン、バクリュウ、カマウの4省のみ。残る8省には城があったから、ということではないと思うのですが。
中国の四川省よりも面積・人口共に少ないベトナムが64の省・直轄市を持ち、更にその中に県を置くというのは中国から見れば滑稽なことかも知れません。あるいは、ミニ中華帝国を目指した近世ベトナムの名残り、ベトナム民族の気概というものでもあるようです。
この周城縣という地名は、どうやらメコンデルタだけのようで、他の地域にHuyen Chau Thanh の地名は見つかりませんでした。ならば本家中国ではどうなのだろうと検索してみると「周城」はヒットせず、「州城」。府城・州城、県城のように使われ、都市を意味する言葉のようです。
ベトナム語のChau Thanhの発音は「周城」でも「州城」同じなので、どちらなのかはたぶんベトナム人自身も知らないかも知れません。メコンデルタの古いお寺(と言っても三百年ほど前のものでしょうけど)にでも行って訊けばわかるのでしょうか?