GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

Tay Ninh省の工業団地

2010-09-26 16:05:53 | 工業団地
K君から電話を貰い「タイニンの工業団地もめでたく第Ⅲ地区から第Ⅱ地区へ昇格だよ」とのこと。彼の工場があるビンユンの工業団地は現行の第Ⅱ区からハノイやホーチミン市と同じ第Ⅰ区に昇格の予定だそうです。

この第Ⅰ区から第Ⅳ区までの区分は最低賃金制の規定に適用されるもので、毎年1月1日に改定され、この間のインフレ率の上昇分が調整される性格なわけですが、該当地区の区分が変更されると特に上昇率が大きくなってしまいます。もっとも、彼の工場では労働者の雇用確保のためにそれなりの賃金を支払わざるを得ない状況のため最低賃金規定の改定が影響することはないようですが。

ベトナム・シンガポール工業団地やミーフック工業団地を擁するビンユン省の工業団地面積は約8千ヘクタール。タイニン省で稼動してる工業団地はリンチュンⅢとチャンバン工業団地のみで計4百ヘクタールほど。タイニン省の工業出荷額の1/3がこの2つの工業団地の生産によって占められているそうです。

ビンユン省とて、農機クボタやキリン・エースコックの工場があるミーフックⅢ工業団地も道路がやたら滅多ら広いだけで空き地にすべての工場が建ち終わるまでは後20年は掛かるのではないかと思えるような風景です。タイニン省では今年から仏資本のブルボン・アンホア工業団地(約千ヘクタール)の造成が始まりましたが、これらの工業団地に日系企業が誘致されるならば、さぞかし日本の産業空洞化というのは進展することになるのでしょう。

ビンユン省の工業団地はゴム林を切り倒して造成されたとのことですが、先日タイニン省のもう一つの新しく造成が開始されたPHƯỚC ĐÔNG - BỜI LỜI工業団地を見に行くと、周辺はいまだ広大な砂糖黍畑に覆われていました。

写真はチャンバン工業団地内の工場に張られた募集広告、縫製工7百名募集、平均給与240万ドン~300万ドン/月とこの地域の広告ではかなり高額ですが、それでも今のレートでは1万5千円に満たない金額、女工哀史の世界です。




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休日

2010-09-12 12:56:19 | 生活
ただひたすら疲れに包まれた日曜日の朝の寝覚めでした。昨夜は夜更かしをしたわけでもなく、十分に身体を休めることができた筈なのに全身が弛緩し過ぎてしまったせいなのかも。まだ空気が冷たいので早朝かと思って時計を見ると既に9時を回り、明け方に雨が降ったようでした。

先週の日曜日は仕事で潰されたので携帯のアラームを聞かずに眠り続けたのは久しぶりの感じがします。もっとも、今月2日の建国記念日の休日にはメコンデルタの風景を見に行って来ました。ゴム林や砂糖黍畑の多いタイニン省の風景も心休まるものですが、メコン河の流れや夥しい数の水路の風景が呼び起こす想像力の世界とは明らかに異なります。ロンスエンに住むようになる前はメコン河の風景も別段どうってことはないものだったわけですが。

タイニン省からロンアン省に抜ける風景、水田が少なく人家も疎らで不毛の地でありながら開発は着手されてる-地図には記されていない道を走って西へバイクを走らせました。

何度か走ったことがあるので何とかなるだろうと思い、適当な所から南下してティエンザン省のカイベーで国道1号に出るつもりでした。途中までは地図を見ながら省道番号を確認していたのですが、いつしか道路表示もなくなり水捌けの悪いラテライトの赤土の道に変わってしまいました。それでもすれ違うバイクが居たので何とかなるだろう、とにかく西に向かっていれば大丈夫、必ずTan AnとMoc Hoaを結ぶ国道62号に出るのだから。と安心して田圃道を走っていたのが間違いで、田圃風景の中は水路だらけ。水路に掛かる橋はみな写真の如くボロボロ橋の連続でした。

如何なる安全性基準にも満たない橋なんでしょうけど今更引き返すとしても再びこの橋を幾つも渡らなければ戻れないわけだし。などと思っていたところ遂に架け替え工事中の橋に出てしまいました。しかも工事途中で放置されたまま。歩いては何とか渡れそうでしたがバイクはどうにもなりません。すると近くの民家に集まった人々が「橋は渡れねーから、こっち来て水でも飲んで休んで行けやー」と声を掛けて来ました。

橋の工事をしてる人々なのかどうかは分かりませんでしたが、昼過ぎで昼食を取れそうな場所からは遥かに遠そうだし、お誘いに呼ばれる気にはなれないので引き返すことにしました。暫く戻ると道沿いの水路を渡る渡し舟があり、それを渡って来るバイクがありました。彼の来た道を行けば良いのか・・・と思い、向こうへはちゃんと道がありますか、と確認して北方向へ暫く走ることになりました。
お陰で何とか最後は舗装された道に出られましたが、カンボジア国境近くのMoc Hoaで、目的地からは随分と離れてしまい、無駄な遠回りをしてしまいました。

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8月農業報告・畜産病疫

2010-09-01 00:35:36 | 農業・食品
+ 鳥インフルエンザ (H5N1): 8月中(統計月)は全国で発生はなかった(7月はThái Nguyên省の1村のみ)。

+ 口蹄疫: 8月中は7月に続き21日間以内の新たな発生はなかった。

+ 豚青耳病: 8月中に新たに11省で発生した。

南中部 Khánh Hòa省
中部高原 Đăk Lắc省、Lâm Đồng省
東南部 Rịa-Vũng Tàu省、Bình Phước省、Tây Ninh省、Đồng Nai省
メコンデルタ、Hậu Giang省、Cần Thơ省、Vĩnh Long省、Kiên Giang省

発病した豚の総数は180,210頭で、その内殺処分70,213頭
現在全国で24省で豚青耳病が発生しており、21日以内の新たに発生した上記以外の各省―

北部 Cao Bằng省、Lào Cai省
北中部 Nghệ An省、Quảng Trị省
南中部 Đà Nẵng市、Quảng Nam省
東南部 Bình Dương、Bình Phước省
メコンデルタ Đồng Tháp省、An Giang省、Sóc Trăng省、Tiền Giang省、Long An省、Bạc Liêu省

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と、いうことで鳥インフルエンザは収束しつつあり、口蹄疫も日本の宮崎県同様収束が確認される状況ですが、豚青耳病は猛威を振るっています。北部で最初に発生し、次第に南下するのは鳥インフルエンザと同様みたいです。

ベトナムの状況を見る限りでは、口蹄疫よりも豚青耳病の方が感染力も強く、かつ致死率も高いわけですが、そうすると宮崎県の29万頭もの殺処分というのは、本当に「感染を防ぐために必要な措置」だったのかどうか疑問に思えて来ます。「だって法律でそう決まってるんだから~」というのと「未感染地域の恐怖心」に支えられての殺処分だったように感じましたが。

タイニン省の豚青耳病感染は95町村中95町村に拡大し、全国的にも稀な100%を達成してしまいました。それでも省人民委員会主席が連日TVに出て中央政府に物申すってな状況は生まれてないようです。

8月30日までに省内では、8.279頭が殺処分され、発病は45.678頭で省内の全養豚数の1/5近くとのことです。

先日、豚の餌販売に関わる仕事をしてるベトナム人の友人とこのタイニン省の惨状を話題にしたところ「青耳病が流行ってると言っても全体から見れば致死率はせいぜい5%以下だよ」と商売に大きな影響はないためか冷めた反応でした。
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