GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

洪水でワニ価格下落

2011-10-31 00:52:39 | 農業・食品

カンボジアのワニ価格下落を養殖農家は洪水によるものと語っている。販売市場の要であるタイとベトナムの買い手が寄りつかない。

子ワニの価格は8月から25%下落した、とカンダール州の養殖農家Kaing Sarinさんは言う。
彼のワ二は2か月前には一匹20ドルだったものが今月になって15ドルになりまだ下がり続けている。
洪水がタイとベトナムの養殖農家である買い手を阻んでいる。「この間、市場は衝撃的な影響を受けている。買い手が居ない。どこもかしこも洪水だからだ」。価格は今や買い手に握られている、と彼は付け加えた。

シェムリアプでワニを養殖しているKhouy Chhinさんもこれに同意する。旅行と運送の困難が買い手をまばらなものにしており、子ワニ市場から離れている、と言う。
タイとベトナムの養殖場はこの間、カンボジアの子ワニ養殖発展に大きなウエイトを占め、それらもまた同様に洪水の被害に遭っており、国内産業の展望を押し下げている。
35cmの子ワニ一匹は水曜日に15ドル、40cmは16ドルと Khouy Chhinさんは言う。
洪水はワニ養殖農家に災いしかもたらさない。彼の農場の出荷額は今年初めの27ドルから大きく下落している。

カンボジアは20万匹、約400万ドルをベトナムとタイに毎年輸出している、と漁業部のNao Thouk部長は今年8月にプノンペン・ポストに語った。その時の販売価格は20ドルだった。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2011102852397/Business/crocodile-prices-down-breeders-blame-floods.html
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かき氷

2011-10-30 11:02:45 | 生活

プノンペンを流れるバサック河の写真をまだ撮ってなかったので写しに出掛けました。橋の上から眺めても水位は前回見た時よりも少し低くなっているのがわかります。



橋を渡り国道1号を走ることにしました。メコン河の氾濫も所々水が低くなっているのに気付きました。



1時間ほど走ると喉が渇きました。最近は眼が乾燥し、先日バイクで走行中眼に砂埃が入ってしまい、しかし涙が出ません。放っておいたら腫れてしまい朝起きると眼ヤニも出てます。薬局でベトナム製Vロートを買って差すと清涼感は抜群。

立ち寄った店ではかき氷を売っていました。ベトナムでは見た記憶がありませんが、カンボジアでは度々見掛けます。何処の鋳物工場で作られたものなのか気になります。



この女の子上半身は裸でしたが、スカートは超ロングでキマッテました。たぶんお姉さんのスカートだったのでは。



両切り煙草、パッケージもないのでリーズナブルプライスなのでは、と思います。



煙草の景品ポスター。自転車、ノキアの携帯、ツールキット、ラジカセ、クーラーボックス、ステンレス製弁当箱、ハンモッグが景品です。



昭和30年代の日本にも駄菓子屋で風船が売られていましたが、今はどうなんでしょう?風船と一緒に100リエル札が吊るされていました。日本円換算で2円弱。ネックルアン・フェリーをバイクで渡ると500リエルです。1000リエル差し出すと催促しなければお釣りはくれません。催促してもこの100リエル札3枚だけしか返してくれないことが度々。更にもう一度不満を言うと2枚追加してくれました。



ペプシの瓶に入ったガソリン。ガス欠の時には助かります。一度お世話になりました。ちゃんとガラス瓶に入っているところがベトナムとの違い。ベトナムではペットボトルに入れたりしてます。ガソリンはベトナム語で「Xang」。カンボジアでも同じ発音です。語源はフランス語のessenceでしょうか?



店の道路を挟んだ向いの民家。道路と同じ高さに見えますが、建物は土手の下に建ち、高床式の構造になっていました。
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ロンスエンも浸水

2011-10-29 13:02:20 | 天気

カンボジアを流れるメコン河の水位は中流域のクラチェでは16mとビーク持より4m以上下降し、プノンペンのバサック川も29日朝7時には9.94mと10m以下の数値となっています。

ベトナムの中央気象予報センターは、当初水位のピークは9月下旬か10月初めで以後急速に水位は下がるとの予測でしたが、今は既に10月末。

タイのバンコックと同じで大潮と重なることによって今週初めからホーチミン市やカント-での浸水が報道されています。



バサック河、ベトナムに入ってSong Hauと呼び名が変わるチャウドックの水位は下がり続けているものの未だ警報レベル3を超えています。



チャウドックから河沿いに国道91号線を100kmほど下ったカント-市の水位は高潮の影響もあって依然危険な状況です。

河口からカント-市までは80kmほどかと思います。バンコックやホーチミン市よりも河口からの距離はあるわけですが、最近の大潮の水位の高さとデルタのなだらかな地形に洪水が重なった結果のようです。



ロンスエン市はちょうどチャウドックとカント-の中間に位置し、どっちに行くにも50kmほどの距離です。このロンスエンも浸水があったとのニュースには驚きました。先週末に行ったばかりで、泊まったのもこのロンスエンホテルの302号室。その日は夕方に雨は降ったもののまさか浸水するような状況になるとは思いませんでした。

河口から約130kmのロンスエンまで大潮の影響を受けたということは、メコンデルタの作物への影響が心配されます。



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タイ政府備蓄米10万トン放出

2011-10-29 00:15:37 | 農業・食品

タイ商務省によれば、タイ政府の備蓄米から10万トンを消費者に売却する予定。政府備蓄米は200~500万トン程度と推測されている。

また政府は、飲料水と缶詰、卵、牛乳、インスタントラーメン、生野菜などの食品輸入を増やすために輸入関税と規制を緩和する。

洪水による人命と経済的損失は50年で最悪のものとなり、7月下旬以降少なくとも366名が死亡、タイの稲作面積の17%が洪水に覆われ600~700万トンの稲、精米換算400~460万トンが破壊された模様。

http://cafef.vn/2011102804098358CA52/chinh-phu-thai-lan-se-ban-ra-100000-tan-gao-du-tru.chn
http://oryza.com/Rice-News/13426.html
http://news.xinhuanet.com/english2010/world/2010-10/21/c_13568950.htm
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920016&sid=aTNQJyY.yuFQ

 「ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)」のタイ及びカンボジアでの洪水被害に対する支援について―農林水産省プレスリリース

世界最大のコメ輸出国タイと100万トン輸出目標を掲げるカンボジアが最初の被災対象国となってしまったのは何とも皮肉なことです。

http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/boeki/111020.html
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カンボジア カジノ税収2千万ドル

2011-10-28 00:01:29 | 経済
カンボジア財務省の予測では、今年のカジノ税収は昨年比25%増加し2千万ドルに達するとのこと。昨年のカジノ税収は対前年比23%増の1,600万ドルで、今後も毎年10~15%の増大が続くと期待されているようです。

現在カンボジアには国境沿いなどに27カ所のカジノがあり、最も税収が多いのはタイ国境のポイペトとベトナム国境のバヴェット(モクバイ)だそうです。通過する人数が多いので当然他の商売も売上が多そうですが。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2011102652341/Business/casino-tax-revenues-to-reach-20m-in-2011.html

日本人もラスベガスまで出かけて新聞に名を馳せた人物も何人か思い出しますが、よりお手ごろにカンボジアに通えるベトナムではボロ負けして社会事件となる例がひっきりなしに新聞を賑わせています。

今週も「"Giám đốc" cầm, bán 46 ô tô sang Campuchia đánh bạc」("社長"46台の車を質入れ、売り払ってカンボジアで賭博)との記事があり、懲役20年の判決が下されてました。

http://nld.com.vn/20111025110154974p0c1019/giam-doc-cam-ban-46-o-to-sang-campuchia-danh-bac.htm

ビンフック省のホアルー国境ゲート(Trapeang Sre)からカンボジアのクラチェ州に入国した際にトイレを借りにカジノに立ち寄ったことがあります。人数の少ないゲートで多くの客は入っていませんでした。

先週、ヴィンスーン国境(Khaorm Samnor)を通過した時もカジノがあり、ここの駐輪場にはベトナムナンバーのバイクがかなりの台数並んでました。旅行客というよりはご近所の農家のベトナム人のようです。



一方、国境を越えたベトナム側にはカンボジア用の娯楽施設は一つもありませんでした。

プノンペンのこの近所の食堂ではTVの前に男たちが集まり、タイのキックボクシングで賭けをして盛り上がっていますから決して賭け事が嫌いというわけではないようです。

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ヴィンスーン国境経済区

2011-10-27 00:50:52 | 経済

ヴィンスーン国境経済区と困難解決の必要性
Kinh tế cửa khẩu Vĩnh Xương và những khó khăn cần tháo gỡ

タンチャウはアンザン省にある国境の村であり、メコン河はここからベトナムに流れている。250年以上にわたって形成され、発展してきたこの地は、ベトナムとメコン河流域の国(特にカンボジアの首都プノンペン)とを結ぶ物資輸送のセンターの役割を担っている。

ヴィンスーン国際国境ゲートは、ベトナムと友好国カンボジアとの間の唯一の水路国境ゲートである。

古くから二国間の企業や商人による売買と交流がこの国境ゲートで行われてきた。
現在、タンチャウからプノンペンまでは自動車で2時間強ほどでしかないため交易はより便利になっている。したがって、ここ長年にわたりヴィンスーン国境での輸出入額はアンザン省のみならずカンボジアと接する10省の輸出入額のなかでも大きな比率となっている。

2009年にカンボジアとベトナムとの輸出入総額は15億ドルだったが、内11億ドルはアンザン省が占め、ヴィンスーン国境が10億ドルである。これは、商業的な潜在的可能性が大きいことを示すと共に適切な投資が行われれば引き続き傑出した発展を見るであろうことを予測させる。

このような優位性の認識は、タンチャウの党第10回大会の議決において、国境経済はこの地域での確実かつ早急な発展をもたらす上で極めて重要な突破口の一つである、と確認されている。とは言え、この突破口を実現するためには解決を必要とする多くの問題がある。

タンチャウの党組織と省の幹部の認識によれば、各地からタンチャウとヴィンスーン国境ゲートに至る交通路は整備されておらず、孤島のオアシスと化して発展を妨げている。
さらに、国境に向かう道路はKenh Xang 川で滞り、Kenh Xang川の北を渡る橋の建設投資も長年にわたって進められながらも今だ十分ではない。
もう一つの要素は、国境での即時的な商品売買取引を行うための施設への投資が足らない点にある。

船舶は国境通過の手続きを行うと通り過ぎるだけのことで地元の収入となるものは殆ど語るほどのものはない。
別の面では、現在ヴィンスーン国境経済区メカニズムの開設は具体化されておらず、開発投資に支障を来してる。

最近、タンチャウの人々を喜ばせた知らせは、政府が議定(638/QD-ttg 2011年4月28日)「2020年に至る2015年までのメコンデルタの交通運輸インフラ橋梁発展計画と任務」を発行したことである。

その中でタンアン橋建設費4,860億ドンが盛り込まれている。タンアン橋の早急な着工と完成は、タンチャウ中心部からヴィンスーン国際国境ゲートまでの物流を改善することになる。

タンチャウの指導部によれば、国境経済がタンチャウのみならずアンザン省の発展の動力となることが期待され、タンチャウと省の中心部および各周辺とを結ぶ水陸双方の輸送路の建設こそが最も緊急に必要とされている。

直面する問題としてタンアン橋の即時の建設;ヴィンスーン国境経済区のための商業・サービスのインフラ機能、各項目の迅速な展開;同時に省と中央は、各企業の投資を誘致するための長期的で明確なメカニズムをこの経済区に与えねばならない。
このようにして初めてタンチャウの国境経済区の発展は保障される。

http://www.thanhnien.com.vn/Pages/20110811/Kinh-te-cua-khau-Vinh-Xuong-va-nhung-kho-khan-can-thao-go.aspx
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商務大臣、世銀レポートを却下

2011-10-25 18:19:52 | 農業・食品
              Minister rejects World Bank report

カンボジアのCham Prasidh商務相は、カンボジア政府の「2015年までにコメ100万トン輸出計画」についての世界銀行のレポートに対し、その内容を拒否している。

世銀のレポート-7月12日付けだが先週リリースされた-は、競争力のない価格とロジスティックのボトルネックによって50万トンですら期限内には実質的に不可能と述べている。

Cham Prasidh商務相は、世銀のこの見解を近視眼的であるとして却下した。カンボジアは今年既に200万トンの籾米を輸出しており、これは精米換算で80万トンになり政府目標に近いと語っている。

「世銀のレポートに依拠したらカンボジアはカンボジアはたぶんとても貧しくなってしまう。彼らには100万トン精米輸出の可能性を理解できない」と先週金曜日、プノンペン国際空港で発言した。

世銀の代表からのコメントは昨日得られなかった。商務相は、多くをベトナムとタイで精米しているカンボジアの精米能力の貧しい現状を認めている。カンボジアの精米施設は過去2年間で倍増したにもかかわらず、世銀のレポートは、規模が小さくコスト高でありその他の要素を含め「そのような大きな数量は処理できないだろう」と述べている。

レポートによれば、輸送トラックの不足はシハヌークビル港の浅い深度と相まってカンボジアのコメ輸出能力を制限する、また、主要なコメ輸出業者の数社は、鉄道と港の拡張が実現するまでは輸出は年25万トンに釘付けされると述べている、とのことである。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2011102452299/Business/minister-rejects-world-bank-report.html

個人的には、「100万トンのコメ輸出目標」を最初に知った時は随分と控えめな目標だと感じましたが、潜在的な可能性と実現可能性との違いを考えなかったからのようです。
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メコンデルタの稲作洪水被害

2011-10-24 23:36:32 | 農業・食品
22日のベトナム・ニュースによれば、今年の洪水によるメコンデルタでの被害は死者49人、浸水家屋88,300、破壊された堤防1,700km、23,000ヘクタールの秋冬稲米と伝えられています。

http://vietnamnews.vnagency.com.vn/Agriculture/216820/Delta-provinces-to-improve-planning-and-avoid-further-losses-of-rice-crops.html

今年の洪水は、2001年の洪水被害に次ぐものとなっていますが、メコン河の水位も2001年の時よりはピーク時でもプノンペンのバサック川で50cm、アンザン省タンチャウでは30cmほど低かったようです。
人的被害も2001年には500名近くの犠牲者だったとのことです。

農業農村開発省の統計を見ると、稲作は、冬春作、夏秋作、冬作(mua vu)と、3つの区分しかなく、メコンデルタ各省ではこれに秋冬作が加えられ4つの区分になっています。今まで中央政府によって秋冬作は公認されていなかったためです。

そして今年が政府公認後初めての秋冬作となり、農業農村開発省も秋冬作の作付けを奨励したようです。コメの輸出需要もあることですし、農民にとっては今年のコメ価格は魅力的なものでした。

その結果、今年の秋冬作はアンザン省で昨年比17,000ヘクタール増の131,000ヘクタール、ドンタップ省は40,000へクタール増の98,858ヘクタール、キエンザン省15,000ヘクタール増の53,000ヘクタールで作付けされることになりました。

少なくても昨年より60,000ヘクタール以上の秋冬米の作付けとなったわけで、恐らく洪水による被害23,000ヘクタールの殆どはこの新たに作付された田圃でないかと考えられます。



記事によれば、先週水曜日にカントーで開かれた会議で各省農業局の出席者から堤防が夏秋作用にしか想定されていないこと、アンザン省の秋冬作田圃の50%は堤防システムがないこと等が指摘されています。そして各省には秋冬作用の堤防を作る予算がないとか。

米価格の上昇と政府の秋冬作の公認と奨励が洪水に重なってしまったため被害を生み出したとも言えるようです。
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AX-1でベトナムを走る

2011-10-23 22:10:57 | 交通
カンボジア側でKhaorm Samnorと呼ばれる国際国境ゲートは、ベトナム側ではヴィンスーン(Vĩnh Xương)という名です。ここを含めカンボジアとベトナムの間には10の国際国境ゲートがあり、両国以外の外国人の通過が認められています。

ここを通過する外国人の殆どはチャウドックなどベトナムから船でカンボジアへ向かう、あるいはその逆コースのツアー客ではないかと思います。ベトナムの入国管理官は日本人観光客はビザ不要であることも知っていて処理は慣れていました。隣にあるドンタップ省Dinh Ba国境ゲートの管理官は昨年、ご自身の業務内容を殆ど何も知らないようで、マルチビザにUSEDのスタンプを押したり、また別の処理を誤り、出国の際に空港の管理官に文句を言われたことがありました。

自分も5年ほど前だったかシンカフェの船でプノンペンに向かうツアーに参加したことがありましたが、その時に出国手続きをした場所とは多少異なる印象です。

しかし、昨年5月にロンスエンからこの国境ゲートまではバイクで来たことがあるので道路は見覚えのある光景でした。ベトナムにバイクで行ける確信はなかったので、越えたら1泊はするつもりでしたが、何処で泊まるかまでは考えておらず、とりあえずタンチャウの街まで走ることにしました。



途中、メコン河とバサック川を繋ぐ水路をフェリーで渡ることになります。昨年初めてこの952号線を走った時はタンチャウから国境までかなりの距離だったように感じましたが、二度目の今回は結構短い時間でした。

手持ちのベトナム通貨がないのでサコムバンクを探しましたがタンチャウの街では見当たりません。カンボジアナンバーのバイクで街中をウロチョロするのも気が引けました。ベトナムの免許は持ってるとは言えA1免許なので150cc以下。250ccのAX-1を運転するのは無免許と変わりません。

ATMを探すにはチャウドックかロンスエンまで行けば確実です。チャウドックは馴染みが薄いので多少距離のあるロンスエンまで行くことにしました。

カンボジアとベトナムを隔てる地理的な特徴が特にあるとは思えません。したがってメコンデルタはベトナム領内からという地理的な区分は納得できないものがあります。しかしカンボジア領内のどの地域をメコンデルタと呼ぶべきかはわかりません。

などということを思いつつ風景を眺めながら走りましたが、カンボジアとベトナムを隔てる決定的な違いは人口密度である、と思わずには居れません。人柄の違い、文化の違い、社会の違いなどは確実に存在しています。久しぶりのベトナム、アンザン省の風景に懐かしい、と感じることもありませんでした。

タンチャウからロンスエンに向かう道は幾つもの水路やメコン河の中州などがあり、何度も迷った道です。地図はベトナムを離れる時に全部捨ててしまったし。スマートフォンもベトナムの3G契約がないのでグーグルマップを検索できません。

気が付くとThuan Giangのフェリーに着いたので、ここを渡ってCho Moi経由でロンスエンに向かうことにしました。メコン河も水路も一昨年の雨期に見た時よりも水位は遙かに高いものになっていました。見覚えのある場所と感じながらも確信が持てず、何度か道を間違えたのではと不安になりつつバイクを走らせました。夕闇が迫ると同時に雨も降り始め不安が更に高まったのでバイクを止めて聞きました。ロンスエンはこの方向で良いんですか?親切そうなオジサンが明るく「アンホアのフェリーはその先100mを右に曲った所だから」。100m走れば聞く必要もなかったと言うべきがもっと早く聞くべきだったのか。

今年の4月にも泊まったロンスエン・ホテルに宿を取ることにしました。シングルの部屋は埋まっていて一泊34万ドン。朝食も付くしコープマートが隣にあるので買い物にも便利です。

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カンダール州から国境越え

2011-10-23 19:31:00 | 交通
タイの洪水がバンコク中心部まで拡大しつつあるとのニュースが流れる中、メコン河の水位は幾分下がり始めているようなので101号線を下ってベトナムのアンザン省に向かってみることにしました。

3週間前は道路が冠水してたので途中で引き返しました。今回は道路冠水は前回ほどではありませんでしたが、途中国境の手前20km位の地点で道路が20mほどにわたって崩落しており自動車の通行は不可能。バイクは民家の庭に迂回して進めましたが、ドロドロにぬかるんでいて轍が深く沈み込み一苦労でした。

再び舗装路に出ると前回諦めて引き返した地点の冠水もなく、ほっとしたのもつかの間、国境に近づくとやはり道路の冠水は予想以上でした。



両側に民家が建つ道路の冠水なら恐怖心は然程でもありませんが、氾濫原と一体化した地点では果たして水中の道路が真っ直ぐにあるものなのかが分からず不安です。水草が流れアヒルが泳ぐ中を走る勇気が湧かず、他のバイクや自転車が通るのを確認してから渡ることにしました。

200mほどの距離で冠水した地点が6・7個所続き、靴の中とズボンはびしょ濡れ。程度の差こそあってもこの辺では「洪水」は当たり前の現象だからからなのでしょうか、ご近所の人々は、冠水の連続に外国人が途方にくれて溜息を吐く姿を面白そうに見ていました。

101号線は前回同様、夥しい牛の数で、一体この付近にはどれだけの数の牛が飼われているのか知りたくなるほどです。路上の人の姿を数倍する牛の数です。国道1号を折れて50kmも走らない内に国境に着きました。

パスポートを提出すると管理官は「何だ外国人かよ面倒くせー」てな表情で、ちょっと向こうで待ってて頂戴と道路の反対側に置かれた椅子を指しました。ベトナムから入国する人もベトナムへ出る人も皆パスポートを持たない人々で、バイクで立ち止まりもせずに通り過ぎる人が多数です。

暫く待つと管理官が遣って来て、傍に居た青年がベトナム語に通訳して説明してくれました。「こっちは問題ないけどベトナム側がバイクでの越境は駄目って言うみたいだよ」とのこと。ベトナムで起きたトラブルは自分で解決するから迷惑は掛けない、ベトナムに入れなかったとしてもベトナムの入国と出国のスタンプはちゃんともらて来る、と約束して納得して貰い無事出国できました。

長い竹竿の手動式の遮断機があるだけの国境です。ベトナム側にはヤシの葉で作ったようなボロボロの小屋があるだけ。そこでパスポートを差し出すと「向こうの道を左にまがって事務所でスタンプを押して貰え」と言うだけ。バイクについては何も言われませんでした。

ベトナム人お役人の不親切には慣れていますが、道路を曲っても建物は見えません。メコン河沿いではクレーン車が護岸工事をしていました。「アレー」と思い引き返そうとすると一人の男が近づいて来て工事現場の先まで案内してくれました。「あそこが事務所」と示された建物はメコン河に浮かんでいるように見ました。



バイクを留め、氾濫水のため一本橋を渡って建物に入りました。国境を船で越えるために作られた出入国事務所の建物で船から事務所に入れる構造になっていました。その時利用者は誰もおらず、入国管理官の部屋に入って暫く待たされましたが、パスポートをスキャンしパソコンに何やら入力してすんなりと入国スタンプを押してくれました。

その部屋からバイクは見えないし、勿論バイクで入国します、などと余計なことは言いませんでした。バイクを置いた所まで戻ると、先ほど親切に教えてくれた男が、「スタンプ貰えた?良かったね。教えてあげたんだからコーヒー代頂戴」。何ーんだそういうことかと少々ガッカリでしたが、せびる立場よりせびられる方がまだ気は楽だと思いつつ2万ドン札を1枚手渡しました。

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