GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

コンポンスプー44号線

2012-01-31 18:38:49 | 交通

コンポンスプー州の州都コンポンスプーへはプノンペンから国道4号で48km。日本だと都心から八王子や川越に行く程度の距離です。

Kampon Speuのコンポンは船着場の意味らしいのですが、今は乾期でもあり、町の近くを流れる川は小さく、船が通るような川は見当たりませんでした。スプー(Speu)はスターフルーツのスプーと同じ発音です。「真臘風土記」にもこの果実、五歛子(ゴレンシ)の記述はありました。パパイアと同じように多くはサラダなど野菜料理に使われているようです。



4号線はコーコンやシーハヌークビルに続く道のためコンポンスプーの町までの交通量は多くバイクで走るのは快適ではありませんでした。対向車のトラックが追い越しを掛けてセンターラインを越え道幅いっぱいに向かって来るので路肩に落されたのも何度か。腹いせにパッシングしてもトラックにはます効果などありませんが。

国道4号は、カンダール州のプノンペン経済特区を過ぎても工場が多く続き、CPカンボジアの工場なども見えますが、ほぼコンポンスプーの町まで工場が続いていました。ハノイの近郊にはホアビンに、HCM市近郊ではビンユンにゴルフ場があるように、プノンペン近郊のコンポンスプーにも町の手前左手にゴルフ場が見えました。農機具販売店も州都に相応しい大きさというべきか、人口密度の低さ故なのかはわかりません。



町から国道を右手に逸れ、西北に向かう国道44号線があります。手持ちの10万分の1の地図に記されているのですが、その分岐点が何処なのか分からず4号線を何度か行ったり戻ったりしましたが、それらしき標識はありません。TERAのガソリンスタンドの角を曲ることにしました。大きな交差点には大体ガソリンスタンドがあるものだし。



44号線は、子供たちが水遊びするこの川に沿って左折しないとならないわけですが、標識がないので、そのまま直進してしまいました。

舗装路は直ぐに終わり、土埃の舞う道になってしまい、これは道を間違えたか?とは思いましたが、埃にまみれながら暫く直進することにしました。



下校する小・中学生の姿も少なくなり、道路は殆ど人通りがなくなりました。周達観もカンボジアのそ草木の種類の多さを指摘し、人々はその名を知らない・・などとも書いてありましたが、日本の草木の名も知らぬ自分にもカンボジアで見る植物は珍しいものばかりです。



道沿いに民家が少ないにも拘わらず大きな小学校があり、校門でアイスキャンディーを売る姿がありました。売ってる品は違っても下校時にこういう物売りの姿は、かつて自分も見たものです。

1時間ほど前には下校する姿を見たのに、ここにこれだけの生徒の姿があるのはかつてのベトナムのように学校が午前午後の二部制になっているからでしょうか?

ベトナムに居た時は、子供を見て可愛いと感じたことはなかった―少なくても記憶に残っていません。憎たらしいガキの印象はあっても。何でカンボジアの子供達を見ると可愛いと感じるのか不思議です。

田舎道を走っているとベトナムではバイクを止められ便乗させられることも少なくありませんでしたが、カンボジアではまだ一度もない-などと思っていたところ、ゴザを抱えたオジサンに呼び止められ、何やら言われました。言葉はまったく意味不明ですが、「乗っけてくれー」以外の要求とは考えられず、素振りで「どーぞ」と引き受けました。

どうせ2・3kmの距離だろう、と思っていたのに5km走っても何も言う気配がありません。この炎天下に一体どれだけ歩くつもりだったのか、と驚きでした。10kmほど過ぎた所で背中をつつかれバイクを止めました。丁寧に礼を言われました。小さな市場のある集落でした。

市場を過ぎると舗装路に出ることが出来ました。しかしコンパスを見ると南北に走る道で10万分の1の地図には載っていません。



仕方なく舗装路を南に下りコンポンスプーの町に一度戻り、再び44号線を探すことにしました。44号線はコーコン州との州堺あたりまで伸びていて地図ではその先がどうなっているかは不明。

44号線もまた数キロ走っただけで舗装はなくなり赤土の道路になりました。しかし暫くするとかつては舗装された道であったかのような痕跡もありました。しかしハンドルを握る手に力を入れねばならない悪路で、PCXやCBRなどのバイクで走るには適さない道路です。



4時を過ぎ、ガソリンスタンドもない道なので少し不安になりました。朝から200kmを超えて走りそろそろガソリンも底を着く頃。この先にゲストハウスがあるとは到底思えぬ風景です。ベトナムのカマウ岬に行って船の時間が終わり、見知らぬ民家に一晩お願いして泊めて貰った友人の話を思い出しました。他人の笑える失敗談ど面白がって聞いてましたが、今は言葉もできないのに泊めてくれなどと頼む訳にもいきません。



また来れば良いことだし・・・と諦め、明るい内にプノンペンに戻ることにしました。

カンボジア2011年6.9%成長

2012-01-30 15:23:44 | 経済

カンボジアの2011年GDP成長率が6.9%だったと伝えられています。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012012754182/Business/kingdoms-2011-gdp-hits-69.html

農業分野は洪水被害にもかかわらず3.3%の成長、工業分野は14.3%で、繊維・縫製業に限ると20.2%とのことです。

2,011年の輸出額は前年比42.7%増の49.8億ドルで、縫製品が42.5億ドルで85.3%を占め、農産品は前年の197百万ドルから422百万ドルに。

縫製品輸出が突出していることに改めて驚きます。ベトナムも縫製品輸出は135億ドルほどですが、クチやチャンバンの工業団地を見ただけでも女子労働者の多さは相当なものでした。そのベトナム全体の縫製品輸出額の1/3の数字を人口比では16%のカンボジアで記録していることになります。雇用創出力は大きくてもベトナムの縫製品輸出は輸出総額の17%ほどですが。

ベトナムでも縫製工場の多くは中国、台湾、韓国企業ですが、カンボジアも同様のようです。2005年からの中国縫製品の輸入急増に対するUS・EUの輸入規制と中国の人件費高騰がカンボジアへの投資を促進したのではないか、などとも思っています。

2011年のカンボジア縫製品輸出は、それまでUS市場に特化していたものが、EUのゼロ関税措置によってEU市場を拡大したことを含め輸出先市場の多様化が進んでいるとのことです。そのためUS市場への輸出は11.4%増加したものの全体の43%となり、EUが30%を占めるようになりました。



昨年は日本企業のカンボジア進出も加速し100社を越えたようです。カンボジアの日本企業60社、韓国企業600社と聞いたのも去年のことでした。

スヴァイリエンの国道1号沿いにも2つの工業特区がありました。10社ほどの日本企業も進出しているとか。



ベトナムの工業団地と異なるのは、周辺に出稼ぎ労働者用の住宅がないことです。周りは田圃か灌木が生茂るかの風景です。そのためバベットの工場で労働者を集めるには周辺に住む労働者の通勤手段を提供しなければならないようです。トラックでかなり遠くの田園地帯まで労働者を乗せたトラックが走っていました。

あるいは、トラックを持った業者が通勤バスを代行しているのでしょうか?バスを待つ人々の姿がありました。



人口密度の低さは労働者集めには厳しいものがありそうです。ベトナムではHCM市近郊では難しいため、メコンデルタでの工場建設が増えているとの話も聞きました。

プノンペンですら市内路線バスが未だ走らないカンボジア。農村部ではバイク通勤も遠過ぎる上に、賃金とガソリン代のバランスを考えると現実的ではないようです。


LPGと扇風機とAX1修理代

2012-01-29 09:21:38 | 生活

先月、すぐ近くのアパートに引っ越しました。プノンペンに長居するするつもりはないのでまた家具付きの部屋です。それでも台所用品などは多少買わないわけにはいきませんでしたが。

プロパンのボンベが空になったので大家さんに頼んで入れ替えて貰うことにしました。請求金額は20ドル。ベトナムで買った時は12kgで20万ドン(10ドル)ほどとの記憶があり、随分ボラれたような思いも残りましたが、確か最近ベトナムでも5回続けてガス価格が上がったという記事があったことも確かです。たぶん使用頻度が少ないので半年以上持つ筈です。直ぐに騙されて高い物を買わさたなどと疑ってしまうのはベトナムで身に付いた悪い癖なのかも。

それにしてもこのガスボンベは随分と古く、ベトナムではこんな汚いボンベは見たことがありませんでした。



日本でLPGがどの程度の値段なのかを調べてみると、家庭用小売価格トン当たり4,148ドル。10kgで41.5ドルになる計算です。何で日本のプロパンガスはそんなにも高いのでしょう。カンボジアの倍以上です。

先週はまたバイクの修理とオイル交換もしたので、これまた思いがけない出費でした。ウィンカーのカバーだけでなく中も壊れていて交換することになり「ここで買って貰ったバイクだから10ドルで良いよ」と恩着せがましく言われてしまいましたが、ほっと一安心。最悪、パーツがない・・・などと言われることも覚悟してました。プノンペンは世界で一番ホンダAX-1が走っている町ではないかと思えるこの頃。それだけのことはあります。

オイル交換は1.6Lで7.5ドル。ベトナムで乗ってたバイクは1Lだったので5ドルほどでした。が、COSMIC Cambodia製という名のこのオイル、一つ0.8Lと無駄のない容量なので買ってしまいましたが、品質は疑問です。オイル交換した後で却って潤滑さに欠けるようなエンジンの動き。

以前の部屋は天井に扇風機が付いていて、羽に埃がこびりついてはいましたが、エアコンの世話になることも少なくて済みました。が今の部屋にはエアコンはあるものの扇風機がなく、電気代を考えるとやはり扇風機を買ったほうが安上がりのようです。

ベトナムの生活ではエアコンを夜にそこそこ使っても月10ドル程度の電気料金で20ドル払ったことはなかったのですが、今は1kwh0.27ドルの請求をされ、エアコンを使わなくても30ドルを越えます。

ベトナムの電気料金も今年から値上げと言われてますが、それでも1kwh 1,300ドン(0.06ドル)程度、ここではその4.5倍で日本より高い電気料金を払うことになります。年20%近くのインフレとは言うもののベトナム物価の安さを感じざるを得ないプノンペン生活です。

かつてはベトナム製のASIAというメーカーの扇風機を何度か買い、日本製と比べると半分以下(50ドル以下)の値段で品質もそこそこで気に入ってました。何故かカンボジアでは見付けられません。日本メーカー各社の扇風機はかなり多く見るのものの‐たかがモーター一つ回すだけの製品と思ってしまい‐高いので躊躇していました。


近所に電気店とは思えない家の造りの店があり、たまたま通り掛かって覗くと客が一人もおらず店員に付きまとわれてしまいました。服飾品のブティックなどではこのような民家風の店も多いのですが、そういったところはベトナムの町よりフランス風なのかも知れません。

電気製品というよりキッチン製品の店ながら、二階にはAKAIの音響機器も多少ありました。赤井電機倒産のニュースは知っていたので驚きました。段ボールに印刷されたカタカナも明らかにCosmicオイル同様日本のフォントではありません。それでも店員は「日本製のAKAI」と説明していました。

結局、長々と案内された揚句何も買わずに帰るのも気が引け、USAメーカーの中国製だとか言う扇風機を61ドルで買うことにしました。扇風機を組み立てるのにトライバーを買い、合計100ドルが先週の予定外出費ということに。
      
          

「Westinghouse」というブランド名の扇風機、これまた赤井電機と同じでかつて存在したアメリカのメーカーです。取説には英語の他にアラビア語らしき文字で書かれています。

バナナ・プランテーション投資

2012-01-28 09:22:04 | 農業・食品

近所の店では今はこの種類のやや太くて短い種類のバナナしか置いてありませんでした。青いと渋みがあり、値段も安くたぶん野生種に近いのではないかと思っています。

スーパーで見ると値段が一番高いのはモンキーバナナで、チェイク・ポンモアン(鶏卵バナナ?)と呼ばれてるようです。


   「外国資本JV、コーコンのバナナ栽培に注目」

農林水産省(MMF)は昨日、日本企業とオーストラリアの会社が、バナナプランテーションに3500万ドル以上の投資を行い工場と港をコーコン州に建設する計画であると発表した。

オーストラリアに本拠を持つインドシナ・ゲートウェイ・キャピタルと日本のスミフル・コーポレーション(住商フルーツ)がThma Baing区のバナナ栽培に共同で投資する、とMMFのPor Ratana計画室ディレクターが語った。

提示された3,500万ドルはバナナ栽培のみの投資額である。

バナナ乾燥工場と港の建設計画の投資額については明らかにされていない。

会社はまだカンボジアとの間の覚書に調印していない、とPor Ratanaは記している。

州の土壌の質が、この地域で栽培されている作物だけでなく、会社の投資決定を変更するものとなる。

「会社はバナナ栽培のために土地の土壌調査をマーレーシア企業に依頼した。もしバナナ栽培に適さなければ、彼らはゴムか他の作物を栽培するだろう」とPor Ratanaは語り、調査は一年かかると付け加えた。

会社はバナナの種をアフリカから輸入し、苗木の輸出、生鮮バナナ、加工バナナの輸出を行う。

コーコン州政府のSun Daraは、この二企業は5000ヘクタールの経済的土地使用権に関わる調査と他の影響についての調査を行ってきたが、まだ正式な投資許可を得るには至ってない、と述べた。

申請された投資は、受け入れ側の人々の生活に否定的な影響をもたらすことはないだろう、と彼は主張した。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012012554122/Business/foreign-joint-venture-eyes-banana-farming-in-koh-kong-province.html

うどんが食べたい

2012-01-27 00:32:58 | 生活

最近スーパーの買い物はペンシル・ストアに行くことが増えました。ラッキー・マーケットよりローカルっぽい感じで多少商品の価格も安い気がします。

先週、乾麺の「うどん」を見付けたので一番安い250gで1.65ドルの日清フーズ製のものを買いました。

麺つゆを探したところ見付けられず、取り敢えず「日本国エスビー食品」のわさびだけ1.4ドルで買うことに。「日本国」と書いてあることで日本で製造されたものでないか輸出用のどちらかであることを知りますが、パッケージは「美味佳品‐青芥辣」との表示。

麺つゆをどうするかが問題です。ラッキー・マッケットで見たような気もしたので、久し振りの行くことにしました。店の向いの通りはセンターラインの所にフェンスがあるので反対車線からは入れず、一度モニボン通りまで行ってUターンしないとなりません。しかしこの交差点はUターン禁止。一度交通警官に捕まり5ドルほど反則金名目で支払わねばならないことがありました。それ以来足が遠ざかっています。



ラッキー・マーケットは日本の食品は多いものの値段は信じられぬ高さ。サイゴンのレタントン通りの日本食材店も高かった記憶がありますが、その時以上の憤りを感じる価格です。しかも「スプーン印の白砂糖」なども置いてあり、何を考えて輸入しているのかはとっても不思議。メットフォンの次々送られて来る広告メール同様に。食品輸入に関わる輸入税の問題があるとしても関税の最高税率は35%、特別税も最高で45%と以前のベトナムの食品輸入より安い筈です。これらを輸入している業者には必要なものを如何に低価格で供給するかなどと考えたことはないようです。そのためか最近はだいぶ陳列された日本食品のスペースは小さくなっていました。

麺つゆはありましたが、500mlで10数ドルのもの。しかも「防腐剤を使っていないのでなるべく一回で使い切る」ようにとの但し書き。1.65ドルのうどんを食べるために10ドルを超える麺つゆを買うのは如何なものか、と思い麺つゆを作ることを考えました。みりんとダシがあれば・・・と思って棚を探してもダシの素みたいなものはありません。市場に行って煮干しを探すのも面倒なので、鰹削りのパックを買いました。3g×6袋、わずか18gで3.95ドル。みりんは300mlで6.7ドル。円高ドル安とは言え、日本では200円程度の商品です。

かつてタントアンの輸出加工区の酒造メーカーを訪れた時のことを思い出しました。焼酎などの各種OEM製品の中にみりんもありました。ベトナムで製造している鰹節やみりんといった製品が日本の市場にもある時代に、何でわざわざこんな高いみりんを買わねばならないのでしょうか・・・・

日本に帰った時に買ったコットンのスラックスにmade in Vietnamと書いてあったり、日本から持って来てくれた土産のスルメがベトナム製だった時なども複雑な心境でしたが。

結局、300mlのみりんと18gの鰹削りだけでも10ドルを超えてしまい。この日の買い物は50ドル紙幣で支払うことに。1ドルが80円を切る昨今ですが、1ドル110円~120円の感覚が抜けないのか、50ドル紙幣での支払は日本で5000円を使う時よりも無駄使いをしたような気になります。

キャッサバ畑でAK発砲

2012-01-26 00:11:56 | 社会

クラチェ州のベトナム国境に近いスネール区でキャッサバ畑の土地収奪へ抗議する村民が発砲され、映像が下記のネットに載っていました。

http://www.licadho-cambodia.org/video.php?perm=29



この事件について、プノンペン・ポストは次のように伝えています。

   Villagers set to regain land ―Monday, 23 January 2012―

先週、農業開発会社TTYのガードマンに4名が撃たれた後、国道76Aを封鎖していたクラチェ州の村民は、会社の土地利権によって失われた農地を取り戻すことになりそうだ。

政府は村民が以前キャッサバを収穫していた土地を返還し、同時に撃たれた4名への賠償を行うとの内務省の声明が発表された。

昨日、TTY社のHeng Sarath副社長は、会社は政府の要求を受け入れざるを得ないので村民に土地を提供することになるだろう、と語っている。
「私たちは政府の閣僚会議令(sub-decree)を尊重せねばならない。法に従って彼らに土地を提供するだろう」と述べた。

クラチェ州Snuol区の約400名の村民は、水曜日、TTY社によるキャッサバ畑の取り潰しから畑を守ろうとした際に会社のガードマンによってAK-47sで撃たれ、国道76Aを封鎖していた。
負傷者した一人、22歳の青年は、両足を撃たれ重傷を負っている。

2008年にTTY社は9,000ヘクタール以上のクラチェ州の土地の経済使用権を政府から得た。会社の Heng Sarath氏は、Mok Mareth環境相が明日Snuol区を訪れて村民と会うことになっている、と語っている。

一方、政府は村民に発砲したガードマンを逮捕するとの確約を繰り返し述べている。

「我々は発砲者の背後にいた犯人を見つけて逮捕し、裁判所で法に従って裁く」、内務省のスポークスマン Khieu Sopheakはポスト紙が昨日入手したステートメントの中でこう述べ、発砲者たちは「政府軍ではない」と付け加えている。

クラチェ州警察のチーフ、 Choung Seang Hakは、警察は発砲の責任者逮捕の手続きを取っている段階だと述べた。「我々はすでに(容疑者)を特定した、と述べている。

人権グループADHOCの土地問題副ディレクターのYi Soksanは、この政府の対応を歓迎すると語った。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012012354093/National-news/villagers-set-to-regain-land.html

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012012454113/National-news/land-to-be-returned.html

クラチェ州スネール区では以前にも他の企業との土地争いの記事がありました。
http://blog.goo.ne.jp/sumiresaigon/e/d79931da7bda178e31cbfa567b201ca1

TTY社は国内資本のゴムやキャッサバ等農産物の他ホテル経営等も行っているようです。
会社のサイト:http://www.ttycorp.com/TTY%20APD/TTYapd.html

インフレ下ベトナム旧正月

2012-01-25 00:10:59 | 経済

カフェFのサイトがブルームバーグの記事を掲載していました。20%近いインフレ下にあっても旧正月の購買力は旺盛のようです。

http://cafef.vn/20120123065125594CA55/bloomberg-mua-sam-cua-nguoi-dan-viet-nam-tang-manh-dip-tet-bat-chap-lam-phat.chn

大晦日のハノイ旧市街で買い物をしていた25才のOL、Tran Hangさんの言葉を引用し、昨年のテトよりも100ドル(2百万ドン)多く買い物をする予定であると書いている。「私たちはより少ない支出でテトを祝うことはできません。実際には私はすべてを切り詰める必要があるとはまだ思っていない。物価は高くなり過ぎているけども」と彼女は述べている。

今年1月のベトナムの消費者物価指数は昨年同期より17%以上の上昇となり、アジア太平洋地域17カ国の中でトップとなっている。新品衣服、果物、装飾品の支出はインフレの影響を制御することが可能である。

小売店の人々の声や統計によればインフレは購買力に影響を与えていない。ブルームバーグはハノイ工商局副局長Nguyen Van Dong氏の言葉を引用し、今年のテト商戦の売り上げ予測は22%増、14億ドル。この数字は2011年GDPの1%に相当する。また、政府の予測では、今年の商品消費と運輸の需要は昨年のテトより10%増加するとされている。

サイゴンビール‐酒‐清涼飲料水社―国内最大のビール生産社―は、1月中のビール生産は昨年より20%多い120百万リットルになると語っている。同時にキンドー株式会社―国内最大の製菓会社―では需要の15%増を期待している。キンドー社の広報、Nguyen Thi Ngoc Lienさんによれば、今年のテトの販売価格は約10%の値上げとなっている。

ブルームバーグは、バオベト証券の分析専門家、Hoang Huong Giangさんの言葉を引用し、「テト商戦は彼らの年間利益の30~40%を稼ぎ出している」と明らかにしている。また、Giangさんによれば、テトは家庭消費品生産・販売各社にとって重要なイベントである。バオべト証券は投資家にアドバイスするため上記の会社の株式だけでなくビナミルク(VNM)や子供用玩具生産のDuc Thanh木工(GDT)の株式の考察を行っている。

市場調査のニールセン(ベトナム)社のマネージング・ディレクターのDarin Williams氏は、テトは誰もが支出が必要な期間だと思っている。「伝統文化は他の何よりも強い」と彼は語った。

ホーチミン市に本社を置くAI Frescoグループは、今年のベトナム人のテト休暇期間は、この会社のレストランチェーン(現在、全国で33のレストランを経営する)の売上増加を助ける、と述べた。「私たちは、誰もが支出を少なくしようとする様子などないと感じている」

また、ホーチミン市のあるタクシー運転手によれば、インフレ率が高く生活がより困難になっているにもかかわらず、新年のお年玉は減らすわけにはいかない。「もし、去年のお年玉が2万ドンだったとすれば、今年は5万ドン包まなければ」と彼は語った。

「壬辰」または「龍」の年はベトナムを含むアジアの人々にとっては、幸福がもたらされると期待されている。龍や龍に似た形をモチーフにしたテトの商品は人気を集めている。


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ブルームバーグのオリジナル記事は、長いので読んでません。

http://www.bloomberg.com/news/2012-01-22/vietnam-new-year-shoppers-spur-inflation.html

チャイニーズ New Year

2012-01-24 00:03:06 | 

今日は旧暦元旦。1月にテトを迎えるも珍しくありませんが、その年は概ね旧暦閏年で今年も3月が二度あるようです。実のところ日本に居た頃は歴史に出てくる「閏○月」の意味を知らずにいました。カレンダーを見ると今年は西暦でも2月が29日まである閏年なので閏年が重なることになります。

旧暦大晦日の昨日もプノンペンの通りはやけに交通量が少なく閑散としていましたが、今朝(と言っても9時過ぎまで寝過した朝でした)は尚更で、シーハヌーク通りも8割以上がシャッターを閉じたままです。

バイクの修理にロシアン・マーケットの近くまで行くと此処もまた閉店ばかり。

土曜日にスヴァイリエンまで出掛け、一泊するつもりが適当な宿が見つからず、日が落ちてから国道を走っていて道路工事のポールか何かにぶつけてしまいました。ギアーペタルが曲がり、ウィンカーも壊れました。AX-1のライトは暗く、対向車の多くがライトを上向きで走るので障害物があってもぶつかるまで気が付きませんでした。バキバキと音がして右膝が酷く痛み何が起きたのかもわからず焦りましたが、走り抜けることができました。膝の痛さに以前紛失して右膝だけプロテクターなしだったのを悔やみました。

バイクを購入した店も昨日から旧正月休みでした。明日も修理は望めません。ロシアン・マーケットまで行ってみるとこの市場も閉まったまま。何時もは自動車やトゥクトゥク、バイクで混雑して通るのに面倒な道なのに今日はガラガラ。観光客がのんびり歩く姿はいつものようにありました。



仕方なくコーヒーでも飲もうとカフェに行くとこれまた閉店。経営者が中国人かベトナム人なのでしょうか?ガソリンスタンドは何処も営業していますがレストランも閉まった店が多く、まるでサイゴンのテトの如くです。



これだけ店が閉まっていれば交通量が少ないのも当然。国家休日になっていなくても実質的にプノンペンの経済活動の多くは休日状態。
いつ頃からプノンペンの旧正月がこんな状況なのかは大いに気になります。タイのバンコクは18世紀後半に遷都した時から華人を始め外国人の比率の方が高い国際都市だったそうですが、プノンペンのこのチャイニーズNew Year状況も19世紀ウドンからの遷都持に遡るものなのかも知れません。



モニボン通りでは龍の舞いが行われていました。今年は辰年でもあることだし。龍と言えばカンボジアもドラゴン・フルーツを多く見掛けます。栽培は簡単なのだとか。ベトナム語では「Thang long」でLongは龍を意味します。中国語の「紅龍果」が語源なのでしょうか?クメール語では「プラエ・スローカ・ニェット」「龍の鱗の果物」と呼ばれているようです。今まで何でこの果物が龍と呼ばれるのか考えたことはありませんでしたが、鱗と聞いて納得しました。



インド製の胃薬

2012-01-23 00:04:57 | 生活

20包入りパンシロンGを2箱飲み続けましたが、効果があるのかどうかは疑問です。コンポンチャムの薬局では「MEYER OMEPRAZPLE」という名の薬を勧められるままに買い、こちらの方が遙かに効果的でした。

そう言えば、日本で「大田胃酸」なども買って来たものの効果が薄くベトナムで捨てて来たことがありました。日本の市販薬はソフトで副作用もなさそうですが、ベトナムで売られている薬は即効性が強いように感じます。

ドロドロした食感が何処となく胃に良さそうなのでベトナムのVINAMILK製ヨーグルトなどもスーパーで買って食べていますが、気休め以上のものではないようです。

ベトナムの製薬リストを検索するとこの「MEYER OMEPRAZPLE」は香港会社のライセンスでインドの会社が製造している胃酸を抑制する薬とのことです。

再びこの同じ薬を買おうとシーハヌーク通りのファーマシーに行きました。比較的大きな店ですが、マスモトキヨシ同様に化粧品やらサブリメントなどが多く並べられています。若い店員はかなり容姿優先で採用したような雰囲気なのは化粧品を扱うからなのでしょうけど、容姿端麗も可愛げを損なわなければ大歓迎なのですが。

とは言いつつ、毎回この店のレジへ向かうは足取りは軽くなるようです。丹念に胃薬の棚をさがしたものの「MEYER OMEPRAZPLE」は見つからず、何となく良さそうと手にした薬は20カプセルで9ドルの値札が付いていました。パッケージが大きい割に3.4ドルと安いものがあり、「MEYER」という社名と「Gastracid」との品名が印刷されていました。胃潰瘍の薬として日本の病院で出されたのは「ガスター」と「セルベックス」でした。Gastまでは同じスペルだから似たようなものだろうと思い買うことにしました。200ml入りのシロップ状の液体です。1回分がティスプーン2杯と書いてあるので1回分10mlで20回分ということのようです。一回分の単価はパンシロンGと程度、パッケージの大きさに惑わされたのは愚かでした。一回分を持ち歩けないのも不便だし。

Sugar Freeと書いてあるものの必要以上に甘いので、人口甘味料が添加されているようです。甘味料と言えば、キャッサバを原料とするタピオカでんぷんから化学調味料のグルタミンソーダが作られるわけですが、グルコースやソルビトールといった甘味料も作られているそうです。

豚にも注意

2012-01-22 00:38:58 | 交通

プノンペンとサイゴンを陸路でバスで往復する時にスヴァイリエン州は何度も通りましたが、バスの窓からの風景しか知らないので州の地図を買い、バイクで行ってみました。

牛が多いのはカンボジア至るところなので、この「牛に注意」の標識もしばしば目にします。昼間であれば牛も大人になれば分別が付いているのか、遠くからクラクションを鳴らせばジッと立ち止まって車の通過を待ったりもするようです。しかし、人間同様というか、犬や猫もそうですが、仔牛はやんちゃで突然道路を走って横断することがあります。

仔犬が幼児のはいているパンツを咥えてひっぱりとうとう泣かせてしまった光景を以前ベトナムで見たことがありました。きょう、ズヴァイリエンの町から北に向かう13号線では犬を追いかけまわす子牛を見ました。たぶん犬は牛達の行先を飼い主の意向に沿って導こうとでもしたのでしょうけど、「ウルセイ、大きなお世話だ」とばかりに反撃したように見えました。仔牛でも身体の大きさは犬とは比較になりません。また、子牛の俊敏さにも驚くほどのものがありました。



カンボジアの牛と水牛を合わせると410万頭、豚は200万頭しかいません。しかし、ここスヴァイリエン州では2003年の統計ですが、牛・水牛が22万頭足らずなのに豚は35万頭という多さ。

バイクやトラックに載せられ出荷される豚の姿はしばしば目にしますが、道路を横断する豚の親子を見たのはきょうが初めてでした。田圃脇で木の実があるような場所ではなかったのに仔豚はボリボリ音を立てながら何かを食べていました。



水牛は水辺でしか生きられないのでカンボジア全土で70万頭。



雨期には見渡す限り氾濫水で満たされていたスヴァイリエンの国道1号沿いも今残る池や湿地帯はわずかでした。