「メタムフェタミン密輸に判決」
国際麻薬売買の日本人二人とカンボジア人一人はプノンペン市裁判所で5年から7年の刑とそれぞれ1,000万リエルから1,500万リエル(2,500ドルから3,750ドル)の罰金を宣告された。
Yamada Yoshihito, 50才と Imura Takukan, 29才と共にカンボジアの元警官 Sam Nang, 30才は、100グラムのメタムフェタミンをプノンペンから日本へLine Hold Expressの宅急便で2011年に送ろうとした事件で有罪とされた。
内務省の副警察チーフKong Narithによると、「Line Hold Expressの代理店から警察に、カンボジアから日本に麻薬を送ろうとしているとの通報を受け」警察が動いた。
メタムフェタミンの包みを押収した後、警察は包みに記された住所を利用してプノンペンのボエンカクⅡコンミューンでYamadaを11月に逮捕し、同じ日にImuraとNangを発見した。
男たちと彼らの弁護士からのコメントは得られなかった。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012081658024/National-news/meth-smugglers-sentenced-in-phnom-penh.html
麻薬売買に関する量刑について考えたことはありませんが、ベトナムの新聞では毎週の如く死刑判決の記事を目にします。特にベトナムでは麻薬関連犯罪で死刑判決を下される女性の比率が高いのも特徴的です。
日本でも女性受刑者の犯罪別統計では覚せい剤犯罪の比率が最も高いとのことですが、それでも女性受刑者数自体が男性の10分の1以下ですから圧倒的に男性優位であることは確かです。
ベトナムの場合、首謀者の男性が上手く逃亡しているため国内に残された女性が首謀者とされ死刑判決を受ける場合もあるものの6月に下された4件の麻薬関連死刑判決のすべてが女性被告に対するものです。
この中の一つはHCM市にある大学の女学生に対する2審判決でしたが、1審判決では終身刑で被告が刑が重すぎるとして控訴したものです。ベトナムは2審制のため刑が確定したことになります。終身刑でも特赦が広く行われている現状ですから控訴すべきではなかった、と結果的には言えるものです。
ベトナム刑法の規定では「20年以上の懲役と終身刑・死刑」は同じ内容で裁判所での判断となります。ヘロインとコカインは100g以上でその対象となりその他の固形麻薬物質だと300g以上となります。
この女子学生の場合空港での逮捕時の押収だけでも4kg。さらに妹や友人にも手伝わせ、複数回にわたって密輸を繰り返していたわけですから、1kgの密輸でも死刑判決が下されていることを考えれば何で控訴してしまったのか不思議です。
また、カンボジアでの今回の判決5~7年は、ベトナムの刑法だと、その他の固形麻薬物質20g~100gが適用されると7~15年、100g~300gと認定されると15年~20年の刑となるようです。また、国境を越える=麻薬密輸の場合は数量がこれ以下でも7~15年とされています。
http://www.tuvancainghienmatuy.com/
突然のお願いという事で失礼します。
私はこの事件とは直接関係なく、Yamadaに警察官で知り合いがいるかと聞かれて、自分の家の大家が警察官だったので紹介しただけです。
この裁判の後、薬物輸出に直接関わっていないという事で釈放されています。
現在、メーカーの責任ある立場にいるので、こういった記事が日本語で出ている事に正直困っています。
あくまでプノンペンポストの内容を翻訳し、その内容に沿って掲載しているのは解っています。
突然のお願いで失礼しますが、事実とは違う事なので記事を削除していただけないでしょうか?