GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

テラ・マート・モンドルキリ店

2014-09-07 12:35:12 | 買い物

モンドルキリにもガソリンスタンドに併設されたコンビニがあります。価格はやはり高めなので滅多なことでは利用しないようにしているものの他の店で売ってない輸入品などは此処で買うしかありません。プノンペンのイオンモールまでバス代と一泊の宿泊費をかけて行くことを思えば便利とは言えるわけですが、品数は豊富ではありません。客の姿もかなり少なく、したがって商品の回転率も悪そうな店です。

画像手前左のツナ缶はタイ製品で、プノンペンのスーパーでもいつも買っていた低価格品です。一人で食べるにはやや大きく、開封後忘れて日数が経つと臭いが気になり猫の餌になってしまいます。猫にはイワシのトマトソース煮の缶詰より好評。

その隣は先週初めて買ったコンビーフ。レベルを読むとシンガポールからの輸入品でブラジル製となっていました。コンビーフは高価、との先入観があり手に取ることもありませんでしたが、市場で牛肉を買うのには気後れします。これもまた日本で売られている商品より大き目で340g入りでした。値段は3ドルちょっとだったので「ノザキのコンビーフ」の1/3ほどの安さかと。ただ、コンビーフの缶はゼンマイを巻くように回して缶を開けるわけで、この缶もそのような作りにはなっていますが、残念ながら取っ手が付いていませんでした。突起部分をペンチで引っ張ってみたものの缶は切れず、仕方なく缶切りで底を切ることに。

チョコレート・ペーストはオーストラリア製でした。たぶんネイチャーロッジのパンケーキに付いてくるものもこの製品のようです。

赤牛が笑っている8Pチーズはベトナムの定番商品。フランス資本のBel Vietnam社製品で工場はミーフック3工業団地にあります。雪印6Pチーズは108gですが、こちらは120g。常温保存可能なのでパンにバター代りに塗って食べるのに便利です。

煙草の「ウィンストン」はモンドルキリではここでしか売っていないようです。プノンペンの中央市場では10個5ドルでしたが、ここでは1個2,600リエルと3割増しの値段。しかも余程売れないと見えて封を切ると湿気を吸って点々模様が出来てました。当然ながら捨てたくなるような味しかしません。アメリカ以外で販売されているウィンストンは日本のJTが製造・販売しているらしいので、このウィンストンもそのようです。価格は「FINE」より安いので申し分ないのですが、たぶん置いてある店はメビウスより少ないかも。

その後ろの瓶詰はベトナムGolden Farmブランドのパインジャム。スーパーにはタイ製のジャムも数多く競合関係にあるようです。確か価格はベトナム製の方がやや高めだったような記憶があります。食品加工の分野でもタイの方が価格競争力があるのかも。タイの政情不安時にはベトナムからの輸入が増え、それが解消された今年はベトナムからの輸入が減っているという関係にもあるようです。

紅茶を買おうと思って数か月が過ぎ、何度かこのリプトンの棚の前を歩きました。100個入り4.8ドルは少々怯みます。しかし先週に至るも25個入り商品は入荷しておらず、仕方なく買ってしまいました。製造年月日は2012年10月。賞味期限は来月。商品はインドネシア製で、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、台湾でも販売されているものでした。

モンドルキリ・コーヒーは値段の割に不味いので、プノンペンでラオスかタイのコーヒーを買おうと思い、それまではインスタントでと思って買ったタイ製ネスカフェ。「何これ?」とわが舌には感じられる味でした。それでもコンデンスミルクを混ぜて飲み一瓶開けてしまいました。

違和感なく手に取れるクラッカーの「リッツ」。日本ではヤマザキナビスコですが、今や東南アジアのリッツはナビスコやクラフトの文字もなくなりました。今はモンデリーズ・インターナショナルという名のアメリカの食品会社の所有だそうです。パッケージにはベトナム語やタイ語(?)の表記もありました。インドネシアの工場で一括生産して東南アジア各国で販売されているようす。小麦を生産できない東南アジアではオーストラリが供給地となり、距離の近いインドネシアに工場を作るのが効率的・・・なのかも。

と、言うわけでモンドルキリ生活を送りつつ輸入加工食品を買ってしまうのにはちょっと情けないものがあります。


simを切ってマイクロsimカード

2014-07-13 22:00:13 | 買い物

雨は夜降り、昼間は晴れる日が続いているので昨日の朝、思い立ってベトナムのロクニンまで行ってスマホを買うことにしました。スマホなど無くても何とかなるには違いないのですが、ノートPC持って出歩くのは面倒だし、PCが壊れたとしてもスマホがあれば取り敢えず安心。壊れたHTC oneVは電波の受信が殆どできず基本的機能が果たせないもののWifiには繋がり、音楽を聞いたり懐中電灯代わりにはなっています。しかし、毎月カンボジのメットフォンとベトナムのモビフォンがそれぞれ3G通信分として5ドルと7万ドン引かれてしまうのが勿体ないような・・・。ちょうどHTCを買ってから2年も過ぎたことでもあるので然程の無駄遣いではないかも。

前夜降り続いた雨のため朝起きると道はドロドロだったので、陽が差して土が乾き始めた8時まで待って出掛けました。ガソリンスタンドに立ち寄ると価格表示は5,350リエル(136円)となっていたので2kmほど遠回りして4,800リエルの店まで行って給油しました。安い分だけ給油量が減らされているのではないか?との懸念を抱きつつ。サエンモノロムからKEO SEIMAまでの65㎞の山道を走るのも2ヵ月振りのことです。家を出る時には晴れていたのに山道は曇り空に覆われていて空気は冷たく、膝のプロテクターを付けていて正解でした。

1時間10分ほどでKEO SEIMAの町に着き、緑豆の甘味を1000リエルで食べながら一服。後は平坦な道路を走ってベトナムのホアルー国境ゲートを越えました。プノンペンまでの片道380㎞は日帰りは無理ですが、ベトナムのロクニンまでは片道150㎞ほどなので楽々日帰りできる距離です。

ロクニンの町には携帯電話の販売チェーン「The Gioi Di Dong」の店舗が国道沿いにあります。テーゾイジードンと言えば数年前、ホーチミン市のE-townビルのエレベータの中でかつてビエンホアの工場で働いていたTung君に偶然会ったことがありました。今はThe Gioi Di Dong社の財務責任者をしているとのことでした。確かに以前からしっかりした責任感のある仕事ぶりでしたから当然の身の振り方でもあり、また相応しい地位にあるようです。

ホーチミン市内の店舗とは違って流石にロクニンの店舗は品揃えが少なく、従業員ものんびりと自分の携帯を触って遊んでいました。それでも客が来ると一通りの接客はするものの下手糞なベトナム語を話すカンボジア在住日本人にはどう対応したら良いのか分からない様子。HTCのアンドロイド搭載機は使い勝手が悪かったし、4インチの画面も見難かったのでケースにあったウィンドウズフォーンのノキアLumia 625を買うことにしました。価格は4,590,000ドンなので2.2万円ほど。4.7インチの画面はかなり大きく感じました。これより大きいとポケットに入れるのが難しそう。

最近の携帯はマイクロsimカードに対応しているので今使っているsimが使えるかどうかが心配で店の人に訊ねたところ「使える」とのこと。OSやメーカーが変わるとまた慣れるまでが一苦労とは思いつつ取り敢えずネットに繋がれば用は足します。無事、ベトナム・モビフォーンの3G接続でグーグル画面が表示されることを確認して代金を支払い店を出ました。

さて、食品の買い出しへと思って市場へ行くもののホーチミン市のスーパーで売っているようなマヨネーズ、お酢、ハム、ベーコンなど欲しいものが見当たりません。市場はモンドルキリと大差ない・・・などと思っていると雨が降り出しました。雨脚は強まるばかりで、やっとのことでカフェに避難。1時間ほどカフェで雨宿りすることになりました。買ったばかりのスマホをいじる暇なく、「日本人と話をするのはこれが初めて」というウェイトレスの相手をすることに。そう言えばベトナムでは中国との対立のお蔭で親日ムードが広がっているとか最近の新聞にあったような・・・

雨が小降りになってから雨具を着てカフェを出て昼食に立ち寄り、再び国境を越えてモンドルキリに戻って来たのは4時半。途中、サエンモノロムの15㎞ほど手前で強い雨に降られましたが、サエンモノロムの道路は濡れてませんでした。家に着き、カンボジア・メットフォンのsimに交換しようとケースを外すと、何と入っていたモビフォンのsimは小さく切られてマイクロsimの大きさになっていました。

カンボジア・メットフォンのsimはどうすれば使えるのか?メットフォンの店に行き「マイクロsimに交換して貰えますか」?と聞くとsimは標準サイズのものしかないそうで、マイクロsimにするには切れば良いのよ、とやや大きめのホッチキスのような器具を取り出しました。力を入れて押せばマイクロsimの大きさに切断できるものです。合理的と言えば合理的ではありますが、失敗してズレて切れちゃったらどうするの?と思ってしまうのは日本人的発想なのでしょうか?

家に持ち帰り、simを入れ替えると無事カンボジア・メットフォンの3G接続が確認でき、一安心。Lumia625は日本語表示も言語設定メニューの中にあるので使っていたHTCよりもかなり便利です。日本語入力はダウンロードしないと使えませんが、取敢えずはこれで十分です。


80ドルのエンジン草刈機

2014-06-22 20:47:25 | 買い物

まだ雨期になる前の2月末、建材や工具を売る店に草刈機があったので値段を聞いてみました。モンドルキリに来る前にはまったく縁のなかった製品なので値段の検討も付きませんでしたが、「80ドル」の価格は随分と安いように感じられ、ただそれだけの理由で買ってしまいました。家に持ち帰って早速段ボールを開け、英文の取説を見ながら組み立て始めたところ、シャフトを床に置く時にプラスチック製のスロットルレバーを割ってしまいました。水道配管用の塩ビパイプ用接着材が残っていたのでそれを使って接着し、暫く放置することにしたもののころ出鼻を挫かれた思いがして面倒臭くなり、そのまま数か月が過ぎてしまいました。

6月になり、いい加減手刈りでは間に合わなくなるほど草も伸びてしまい、先週になってやっと再び取説を読みながら組み立てに挑戦。しかし、段ボールや本体に貼られたシールの製品モデル番号と取説のモデル番号は違うし、そもそもルーペを使わねば読めないような小さな文字で図などはルーペで拡大しても殆ど読み取れません。日本語の取説を読んでも意味不明だったりすることも少なくありませんでしたが、そもそもメーカー名も書いてない製品の英文取説となると一カ所躓く度にますます疑心暗鬼となるばかり。それでも何とか一日に一カ所ずつクリアーして行ったのですが、最後に接着剤で補修したスロットルレバーを締め付けると無残にも接着部が外れてシャフトから落ちてしまいました。安いと思った買い物でも一度も使わずに壊してしまえばこんなに高い買い物はありません。またしても「安物買いの銭失い」・・・と諦める気にもなれず、買った店でこのパーツがあるかどうか聞いてみることにしました。

冷蔵庫や洗濯機は売ってないこの町でも草刈機の需要はかなりのもののようで、店にはスロットルレバーも在庫がありました。左右の向きが逆のものでしたが使えないことはありません。価格は5,000リエル(1.25ドル)。

      

やっと組立は完了したものの使い方が分かりません。果たして80ドルの草刈機のエンジンは動くのでしょうか?そもそも使った経験のない機械なので不安は募るばかり。それで日一日と先延ばしして来たわけですが、きょうは朝から近所の家のスピーカーからカンボジア歌謡曲が鳴り響いて不愉快だったのでこの2サイクルエンジンの爆音で「倍返し」を試みることにしました。時に怒りの感情は躊躇を乗り越える契機となるようです。

近所の店で500ccペットボトルに入ったガソリン2本を買い、取説に従ってガソリンに対し25分の1の2サイクル用オイルを混ぜました。草刈機に付属している容器に入れると目盛りは450ccを示してましたが。訳も分からずに背負い式の草刈機を買ってしまいましたが、近所で目にするのは片掛けタイプでU字ハンドルを両手で持つタイプばかり。チョークを引いてエンジンを掛け、それから背負うのが結構面倒です。それでも取り敢えず無事エンジンも動き、プレートも回って草を刈ることができました。チョークの戻し具合やらスロットルレバーやハンドルの位置の修正を重ね、1時間半ほど掛けてやっと数平方メートルの草を刈ったところで1Lのガソリンを使い果たしてしまいました。

エンジンを背負っていて手に持つのはシャフトの重みだけなのに想像以上の力が必用で、僅か一時間ほどで腕が痛くて動かせないほどに。手刈り以上の重労働であるなどとは思いも寄らぬことでしたが。

午後になって再び1Lのガソリンを買いに行き、草刈を始めると余程見兼ねたのか隣の青年二人がレンチとドライバーを持って遣って来てエンジンを止め、草を刈るプレートのボルトを締め直し、スロットルレバーの位置を調整して自分たちで刈り始めました。草を刈る彼らのその見事な速さと身動きにはただただ脱帽。たぶん若いころの自分であれば体格も同じほどなのに軽々とシャフトを持って大きく左右に振り、10分ほどで先ほど1時間掛けて刈った面積の数倍を刈ってしまいました。

      

お蔭でシマキンパラが穂を食べに来る草もなくなってしまい、そのシマキンパラを狙う隣の猫の姿も見ることが出来なくなりました。


扇風機を買いました

2014-03-18 22:37:50 | 買い物

昨日、やっと扇風機を買いました。昼過ぎの気温は今までも30℃を超えてましたが、日没後は暑さを感じることはないので無くても左程困ることはありませんでした。しかし流石に最高気温38℃と表示されるこの時期ともなると、風の強い日に埃を避けて窓を閉めた部屋に籠るのは辛いものがあります。その代わりに夕方6時頃であれば水浴びをして埃を流しても苦痛ではなくなったので、最近はもっぱらお湯を沸かさずに水浴びしています。もう一時間早めて5時ならばもっと冷たさを感じずに水浴びができるとは思いますが、夕方の涼しい時間は外で土いじりなどに費やしてしまいます。

扇風機を買いに行くと他の客も買っていたので、この時期が扇風機の買い時のようです。しかし、店にはベトナム製の一種類の扇風機しか置いてなく、選択の余地は色だけ。一台55,000リエル(13.8ドル)で見たことのないメーカーだし、品質には不安も残ります。前回プノンペンで買ったどっしり重い扇風機は61ドルでしたが、一年ほどしか使わず仕舞。

ベトナムやカンボジアでの扇風機使用は暑さ対策と蚊除け。蚊取り線香を焚いて寝るか蚊帳を吊るか、あるいは扇風機を回して寝るかです。4月のサイゴンでは扇風機だけでは耐えられない熱帯夜が何度かありましたが、たぶん今の感じだとここモンドルキリではそんな夜はないようです。扇風機を回して寝る時に起こる弊害は時に足が攣ることで、今月プノンペンのゲストハウスでも夜中に攣りました。しかし、今のところ布団を掛けて寝る気温なのでその心配もここではなさそう。

収入のない生活を送る身には13.8ドルの扇風機を買うのにも「無駄な買い物ではないか」?などと躊躇してしまうわけですが、たぶん50年ほど前の夏、同級生の女の子の家に立ち寄った時に「これ、買ったばかりなのよ」と扇風機を指して嬉しそうに聞いた言葉を思い出しました。半世紀前の日本では扇風機を買うのに躊躇する人が居ても不思議ではなかったのかも。

ベトナムの政策金利引き下げのニュースが日本語サイトでも幾つも掲載されていました。商業銀行のドン建て定期預金金利は、1ヶ月から6ヶ月までが年6%となったそうで、銀行のサイトを調べてみると13ヶ月定期で8%となっていました。2012年12月には13ヶ月定期は13%でしたからこの一年ちょっとの間に随分と経済環境の変化があったようです。カンボジアより高かった金利水準が今はカンボジア以下になっています。ベトナム株式市場は2009年10月以来の高値を付けています。

先日、現金を手元に置くのも危険なのでALCEDA銀行の口座に預けに行きました。ベトナムの銀行と違ってACLEDAでは定期預金が満期を迎えると自動的に普通預金に送られるので便利なのですが、残念ながらそれほどの金額はありません。30分ほど待たされた挙句、驚いたことに窓口で手数料2ドルを要求されました。引き出し手数料というのならあるのかも知れませんが、預入手数料というのは初体験。どうやらモンドルキリの支店からプノンペンの口座への送金手数料ということなのでしょうか?

    


ペンシル・スーパーの日本製品

2014-03-10 23:11:23 | 買い物

引っ越しの度に台所用品は処分を重ね、もう家財道具は増やさない、との思いはあるもののやはり自炊をするとなると鍋一つでは何かと不便。モンドルキリの市場周辺で売っている鍋はアルミ製ばかり。安いからまぁ良いか、と買ってみたものの取っ手もアルミなので加熱しとてもフライパン代わりには使えません。それにアルミとアルツハイマーとの因果関係は特に調理器具では微量のため問題にならない、とのことのようですが、日々記憶力が衰える身にはそれでも何処か不安。

プノンペンに行った序にスーパーに寄って台所用品や加工食品を買うことにしました。モニボン通りに以前は「越南市場」というベトナム系のスーパーがあり、アパートから近いこともあって少なからず利用してました。ベトナム製加工食品が多く置かれ、味の素ベトナムのマヨネーズなども安かったという記憶があります。ところが今回立ち寄ってみると「越南市場」の入っていた建物は電気店に変わっていました。

仕方なく、混雑するLucky Marketの前を素通りして閑散としたPencil superへ。マヨネーズが無いならオリーブ油を買っとてドレッシングを作ることにしよう。と思っていたらスーパーの売り場にキューピーマヨネーズが陳列してありました。「日本から輸入したものは高いのでパス・・・」と思いつつ一応手に取ると何とベトナム工場製品。何時の間にキューピーがベトナムに工場を作ったのでしょう。モンドルキリで買うハンバーガーやプノンペンの韓国料理店のトンカツなどにもマヨネーズが掛かっているのでベトナムでも潜在的なマヨネーズ需要は大きいのかも知れません。「No.1 Market Share in Japan」と書いてあるところが如何にも「ベトナムでは知名度低いですが」という意味に聞こえてしまいます。ここでも昨日立ち寄った店で国籍を聞かれ、答えると返って来た言葉は「Ajinomoto」。TVコマーシャルが効果的だったのでしょうか?

ベトナム製キューピーマヨネーズの価格は思いの外高く、130gで1.65ドルでした。いつもこの店で買うのはニッシンの出前一丁麻油面。シンガポール製ですが、日本のインスタントラーメンの味がします。5個入り2.6ドル。

プノンペンのゲストハウスにシャンプーが置いてなかったので、シャンプー売り場へ行きました。インドネシア製ギャツビーを買うつもりが、目に留まったのはタイ製ライオンの「植物物語」。何処かに爽やかなコマーシャルの印象が残っていました。オラウータンの住む森を焼き、パームオイルのプランテーションと化した姿はたぶんモンドルキリのゴムプランテーションを遥かに凌ぐ規模なのだろうとの思いも過りましたが。

細かい字をよく読んでみると、この「植物物語」はシャンプーではなくボディーソープと書いてありました。いつからのことなのか日本に帰ると風呂場から石鹸が消え、ボディーソープが置かれるようになり、洗面台にも液体ハンドソープ。一番困るのは頭を濡らしてさあシャンプーと思った時に幾つもあるボトルの中どれがシャンプーのボトルなのか判別が付かないことです。

陳列棚の前で「植物物語」を手に取って考えました。今使っている安い石鹸は油脂が残った感じがあることだし、シャンプーで身体を洗うよりボディーソープで頭を洗う方が抵抗感が少なそう。そもそもシャンプーを使うほどの髪の毛の長さではありません。殆ど石鹸も使わずにシャワーを浴びていた時期もありましたが、ここでの生活は埃塗れでそうもいきません。

などと理由を付けて結局のところ「植物物語」を買いたかったわけです。原田知世だったかのコマーシャルの世界を思い出し、安らぐものを感じただけのことなのでしょけど。使ってみると一個0.45ドルのLUX石鹸と違って油脂の残る感じもなく、泡立ちも良くて快適でした。ベトナムでも感じましたが、概してシャンプーなども日本のものよりも泡立ち成分が多く含まれているみたいに感じます。


Loc Ninhのホテル・ソンハー

2014-02-15 21:50:05 | 買い物

沖積土ゆえに肥沃とされるメコンデルタですら粘土質の多い土は乾けばコチコチ、雨が降ればヌルヌルで有機物が分解した黒い土などお目に掛かれません。有機物は大方貪欲で夥しい蟻に喰われて残るのは蟻酸だけ・・・などという印象を持っていましたが、ここモンドルキリの台地では更に土の性質は劣るようで、折角の木々の落ち葉や枯れた草も強風によって何処かへ飛ばされてしまいます。正月に日本に帰り、久しぶりに姉の家を訪ねた時、庭で腐葉土を作っていたのを見たこともあり、自分でも試みることにしました。

浅く土を掘ったり、80Lのポリバケツを買ってその中に落ち葉を入れたりしたものの、ネットで調べると発酵を促進させるためには鶏糞や牛糞、或は米糠などを混ぜねばならないようです。米作地帯なら直ぐにでも手に入りそうな米糠ですが、サエンモノロム周辺の店を見て回っても、そもそも米や肥料等を取り扱う専門の店舗というのがありません。植物の種や農薬を扱う店は多いものの金物屋がメインだったり、雑貨店だったりと言った具合。スヌウルの町まで行けばあるかも知れないとは思うものの米糠をカンボジアでは何と呼んでいるかも知らないのでは尋ねようもありません。

先月ベトナムのロクニンの市場では確かに売っていたので、面倒でも金曜日にまた国境を越えることにしました。ところがその前日にキーホルダーに吊るした余計な鍵がハンドルに挟まって街中で自爆転倒。クラッチレバーやハンドル、足を乗せるステップなどが曲がってしまいました。幸い皮製ブーツを履いていて手袋もしてたので怪我はありません。ハンマーとドライバーで自分で取り敢えず走れるようには直すことができました。何処か注意力が散漫な日だったようで、その日の夕方に煮物を作ったら滅茶不味く、翌朝は下痢気味。

それでもロクニン行を止めるほどのことではありませんでした。風が強く、家に居て土埃を被るより舗装路を走る方が快適そうでもありました。気温は先月より明らかに高く、山道を走っても冷たさを感じることがありません。山を下り終える頃にモワっとする熱さに包まれました。一瞬あれっと驚いたところが野焼きの熱でした。今回も問題なくバイクでホアルー国境ゲートを越えることが出来ました。バイクで越えちゃダメ、とは言えないのは他の交通手段がないせいなのでしょう。カンボジアのスヌウル町から17㎞、ベトナムのロクニンの町からも15㎞ほどあります。

今回も前回泊まったホテル・ソンハ―に泊まることにしました。「Nha Tro」と書かれた安い宿泊施設は多いのですが、せめてお金を払って泊まる時は温水シャワーを使いたいし。丘の中腹にあるこのホテルは国道13号を走っていて目に付きました。外観は感じが良いのですが実際はそれほどでもなく、ややがっかり。前回も他の宿泊客の姿は見えず、レストランやカラオケがあるもののひっそりとしています。もっとも大音量でベトナム歌謡曲が流れていますが。庭には手入れされた木々が植えられているものの何処か中途半端な感じで一泊18万ドン(8.5ドル)という値段でなければ泊まる気にはなれません。

    

エアコンも付いてこの値段は明らかにカンボジアより安いものです。窓やテラスからは隣のゴム林が見えました。今はちょうどゴムの花が咲き終わる時期でした。ゴムの木は小さな黄色い花を咲かせます。殆どが枯れて白くなっていました。

    

ホテルの直ぐ手前の道路脇には民家に植えられたカシューの実が落ちていました。一つ拾って部屋に持ち帰ると果実は発酵した臭いを放っていました。前回は鍵を開けるのに苦労させられる部屋でしたが、今回は鍵は問題ないものの浴室の蛇口から水漏れがしていて、その上シャンプーやタオルも無し。このロクニンの町では一二を争うホテルの筈ですが、週末のこの日ですら他の宿泊客の姿もなく何処となくそろそろ店仕舞いの雰囲気があります。

そんなことが気になってネットで検索してみるとヒットしました。このホテルのオーナーが、2010年に木材密輸と賭博の容疑で逮捕されていたとのことです。カンボジアからの木材密輸とカンボジアでの賭博の組織。国境の町ならではの蓄財方法で建てられたホテル。そうと判るとこのホテルの中途半端で居心地の悪さも所詮は密輸成金の素人商売という感じがないわけでもありません。

そうは言ってもこのホテルが無くなると次に泊まる所を見つけるのがまた面倒です。米糠はカンボジア国内で探すとしてもビンフック省のカカオ栽培などは一度見に行きたいと思っているところでもあるし。


ファングーラオ通りの寿司シンちゃん

2013-12-08 21:49:09 | 買い物

ホーチミン市に買い出しに来ました。と言うか資金不足でベトナムに残したままの銀行口座から現金を引き出したり登録事項の変更手続き等々する必要があるからですが、きょうは日曜日。前回、プノンペンからHCM市へのバスの中でバッグから大金を盗み取られ、まだその後遺症に喘いでいるわけですが、精神的にも同じバスを利用すると思い出したくないことを思い出して不愉快の極み。とりあえず今回はリュックを抱えたままバスに揺られましたが、現金を入れてないので意味のないことでした。

ファングーラオ通りから近いコープマートCONG QUYENH店に向かって歩き、途中で銀行のATMで引き出し。ところが10百万ドンを指定すると機械の残高不足、5百万ドンでも不足、2百万ドンを指定するとカードは返却され現金が出てきません。隣のATMに移動して再びカードを入れると何と残高が2百万ドン減っていました。慌ててガードマンを呼び説明すると明日の朝来るようにとのこと。

毎回、こんなトラブル続きでどうにも落ち込みました。もっとも振り返ればベトナム生活はトラブル続きで窃盗被害にはいい加減慣れている筈でしたが。2百万ドンが戻って来るかどうかは明日の朝まで待たねばなりませんが、まだ戻らないと決まったわけではないし、と買い物に向かいました。

コープマートは日曜の夕方、年末セール期間のためか混雑してました。16年ほど前、この店で買い物をして抽選で2等のお菓子の詰め合わせセットが当たったことがありました。レジに人が並ぶこともない時代だったからなのでしょうけど。振り返れば隔絶の感があります。

90年代以降格差を拡大しつつの経済発展と言われながらもスーパーマーケットで日用品を買う所得層が増大していることは間違いないことで、外国人が多いプノンペンのスーパーとは大違い。

モンドルキリでの買い物は限られるためプノンペンでも買い出しをしたわけですが、品物の豊富さと値段の安さはやはりホーチミン市です。衣服などはプノンペンのセントラルマーケットで古着を買えば安いのは確かですがサイズを合わせるのが一苦労だし、市場の値段交渉は苦手。損をしないためにはそれなりに何軒か回って相場を知る必要がありそうです。それに農作業用の衣服などは今は日本のカインズホームで買った方が安いかも。モンドルキリの市場で埃の積もった台所用品にはどうにも買う意欲が失われます。久しぶりにベトナムのスーパーに来てお上りさん気分に浸りました。台所用品は輸入品の日本包丁にベトナム製ステンレス鍋、まな板、皿等々、食品は味の素ベトナムのLISA醤油にお菓子類。カンボジアのスーパーではベトナム語で14,000ドン(0.66ドル)と表示されたガムが1ドル以上で売られてます。コープマートでは12,600ドン(0.6ドル)。リッツ・クラッカーはベトナムでも輸入品ですが、一本当たり0.5ドル以下。モンドルキリのコンビニでは0.9ドルで売られてました。

プノンぺんでは4,000リエルの定食がモンドルキリでは5,000リエル。僻地なので物流費がかさむのでしょうけど。ホーチミン市よりプノンペンの方が物価が高く、モンドルキリでは更に高くなる。高いだけでも品物があればまだ良い方で、モンドルキリの店で売られているTVはいまだにブラウン管TVだったのには驚きました。お蔭で我が家にはテーブルがありません。ステンレス製の折り畳みテーブルすら売ってる所がありませんでした。それでいて糞重量のある固い木でできた工芸品的テーブルは売られています。一つ500ドルだそうです。不思議なのはプノンペンで流通している100リエル札(2.5円)がモンドルキリではないことです。流通最低貨幣単位が500リエル(12.5円)。かつて90年代のハノイや地方ではで100ドン札が多く流通していたのにホーチミン市では200ドン札しかありませんでした。

どちらかと言うとかつてのベトナムの方が健全な経済発展を示しているような気がします。

重い荷物を抱えてファングーラオのホテルに帰る途中、Thai Binh市場の前に「SUSHI SHIN」と書かれた屋台がありました。路上に低いテーブルと椅子が置かれ満席。テイクアウトのバイクも停まっていて大盛況。

    

屋台が小さく、二人しか握れないので時間が掛かっていました。胃の調子が悪いことでもあり、今晩は海苔巻セットを持ち帰って食べることにしました。メニューはページ数が多いのでサッと見ただけですが、他のはマヨネーズたっぷりの感じだったし。ケースの割に中身はスカスカでこの海苔巻セットは55,000ドン(260円)。コンビニではお握りも売っているそうだし、ホーチミン市では食べ物に困ることはない時代になったようです。それに引き換えモンドルキリ生活は・・・と少々悲しくなって来ました。


セントラル・マーケット

2013-10-22 20:45:10 | 買い物

金曜日にベトナムから戻ってプノンペンに5泊目です。ようやく体調は回復したところですが、バイクとパソコンが不調。バイクはどうにか動くのですが、ノートパソコンは先週プノンペンで買い替えたところ、新品が休止状態からの画面が回復しません。260ドルほどの軽い10インチのネットブック、ACERよりも軽いASUSを買うつもりで出掛け、しかし店頭で気が変わって40ドル追加して11.6インチにしたASUSです。

不良状況は修理・修正不能のようで、結局新品と交換してもらうことになったわけですが、Windows7との相性がわるいとのことで引き取りに行くとWin8がインストールされてました。やっと5日振りにPCを使うことができるようになりました。しかし、ゲストハウスに戻るとWifiに繋がりません。こんなこともあるだろうと先日メットフォン3Gに5ドルだけチャージしておいたのが役に立ちます。

予定外の5日間のプノンペン生活となってしまい、暇を持て余してセントラル・マッケットやSORYAショッピングセンターに何度か足を運んでしまいました。

バックパックは息子が使っていたものを日本から持って来ていましたが、「それ俺のだけど・・・」などと文句を言われることもない草臥れた代物で、こっちに来てからは内側のナイロンがポロポロ剥がれ落ちる始末。それにベトナムでタバコを3カートンばかり買って入れると満杯状態なのでもう少し大きめのものが必要かと思っていたところでした。市場で買う時は価格交渉を慎重に・・・と思っていた筈でしたが、deuter ELECTRON55Lと書かれたのを多少値切って17ドル支払うことに。ところが後日他の店では第一声で13ドルでした。

セントラル・マーケットに入ってる店ではベトナム語の会話が少なくないようで、ベトナム人観光客がIPone4Sの交渉をしてました。と言ってもアンドロイドOSのIponeで、台湾製が65ドル、タイ製は45ドル、中国製はわずか25ドルだそうです。箱には120ドルの値札が貼られ、自分には「80ドルで良いから」と声を掛けられたのは日本人に見られた証でしょうか?


ハードディスク・ケース

2012-11-24 21:55:41 | 買い物

昨年6月に日本で買ったネットブックPCが壊れてしまい、プノンペンで修理に出して再インストールを試みたのでデータは消えてしまっていたわけですが、ひょっとするとDドライブに何か残していたかも知れない、と今になって思い立ち調べてみたくなりました。

と言うか、処分する段になってハードディスクを外してみたくなったわけです。150GBほどの容量しかないけどUSBメモリーよりは大きいわけだし、などと理由をつけて。

同じようなことは以前も試みてハードディスク・ケースも持ってはいたものの、結局殆ど使わなかったのでベトナムを去る時に処分して来ました。PCを買い換える頃には新しいPCのHDDの容量は大きくなっているため古いHDDを残しておいても使い道は多くありません。

そうと分かっていても古いHDDの中を覗いてみたいとの欲求に勝てず、モニボン通りのPTCコンピュータ・ショップに行きました。が、ケースだけの商品は置いておらず、カンプチア・クロム通りの小さな店で見付けることができました。SSKという中国のブランドで安いUSB2.0で13ドル。

取り外して持参したHDDを取り付けて貰い、店のPCで動作を確認してから支払を済ませました。ふとショーケースを見るとウィンドウズ8のパッケージがありました。値段を聞くと2ドルのコピー商品でした。

            

棚には昨年298ドルで買ったエイサーのASPIRE oneに235ドルの値札が付いてました。1ドル82円で19,270円。40年前の1972年に発売された電卓カシオ・ミニが当時確か19,800円でした。もっとも当時のドルレートに換算すれば55ドル。

1972年に生産が終了したホンダの軽自動車N360のイメージを継承するN-ONEが今年発売されたそうで、値段は当時の3.5倍ほど。ドル換算だと15倍になってしまいました。

パソコンは買う度に機能的に安くなっていて得をしたような気がしないでもないわけですが、同時にムダ遣いを続けているだけのような気にも。


高速オートフォーカス

2012-11-20 17:30:48 | 買い物

子供が川に飛び込む場面を何度か写してみましたが、何時もシャッターが遅れてしまい写った画像はその瞬間を捉えられませんでした。年齢による反射神経の鈍さなのか、などと半ば諦めていました。使っていたニコンP6000のイメージセンサーにゴミが付着してしまったのを機会にズーム倍率の大きいデジカメを買うことにしました。その分形状は大きく、重くもなり持ち運びには不便です。それでも一眼レフで交換レンズを持ち歩くことを考えれば遙かに楽。フィルムカメラの時代を思えば高倍率ズームでも信じられない安さになっていました。

同じニコンにすればACアダプターやケーブルなども同じで便利、と光学ズーム42倍のP510を買うつもりでした。しかし、オートフォーカスが速いということでソニーのHX-2000になりました。光学ズームは30倍で劣りますが、P6000の4倍と比べれば格段の差。お陰で空中浮遊写真が撮影できました。

     

                    

     

                    

マニュアルを読むのが面倒で連写機能はまだ使っていません。

             

P6000と違ってマクロも切り替えなしで撮れるのは便利です。

    

                    

             

望遠ズームで撮るとこんな感じになりました。