GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

フェリーでワット・プーへ

2012-10-21 23:06:47 | 旅行

メコン河右岸にある世界遺産のワット・プーへはパクセから13号線を南下し、フェリーで河を渡って行くことにしました。それしか方法がないと思い込んでいたためです。

             

このフェリー乗り場への分岐点は13号線を北上してパクセに向かっていた時に確認しておいたし、観光バスをはじめ観光客はこのルートでワット・プーに向かうのだと思っていました。

             

河岸に着いて唖然としました。乗用車やバスを何台も乗せられるフェリーが其処に待っているとの期待は裏切られました。小船2台の上に板を乗せただけのフェリーがバイクを乗せているだけです。岸辺は砂地で桟橋も小舟に板を乗せた簡易的なものです。安全性の概念が根本的に異なるようで、かなり怖い思いでした。

 

その上、料金も40,000KIP(400円)でカンボジアのネァクルン・フェリーの700リエル(14円)と比べるとかなりの高額。利用者が少ないのでそれも仕方ないとは思いますが、観光客料金ではないようで、地元の人も40,000KIP払っていたのには驚きました。

河を渡り土手を上がって少し進むと何と舗装された新しい道路があり、ガソリンスタンドには観光バスが止まり、観光客がマイクロバスに乗り換えていました。この道があるのならパクセで橋を渡って来るべきでした。高い料金を払って怖い思いをせずに済んだわけだし。

             

ワット・プーへの入場受付の建物は最近出来たもののようで明るく清潔感のあるものでした。プレハビヒアとは大違い。入場料45,000KIP、バイクの駐輪3,000KIP。

 

敷地はかなり広く、たぶん10ha以上なのですが、電動カートのサービスが利用できます。クメール遺跡の中で時代的にどういう意味を持つ遺跡なのか、後で調べてみたいと思いました。

 

遺跡の保存にはインド政府が支援しているようで、「INDIA-LAOS COOPERATION PROJECT」と看板に書かれています。

 

登れるところまで登ってみるつもりでしたが、「NO Climbing」の看板があったので諦めました。見たことのない花びらの形が「古代」から咲き続けているのか・・・などと感じさせてくれました。

 

カートに乗らず、貯水池の周りを歩いて戻ったので堪らぬ暑さでした。アイスコーヒーはミルクが多めでしたが予想以上に美味しかったです。このDao coffeeはカンボジアでも見たことがあります。ラオスコーヒーのブランドなのでしょうか?

メコン河右岸のこの周辺を探索してみるつもりもあったのですが、何故だかこの周辺は「禁煙」地区のようで、雑貨店などにも禁煙のシールが貼ってあり、長居をする気になれず、右岸の道路を直進してパクセの町に引き返しました。50kmほどだったかと。


パクセのサイドカー

2012-10-21 08:44:06 | 旅行

パクセの町では弾むような2ストロークエンジンの軽快な音が聞こえました。勿論ベトナムなどでも聞くことのある音ですが、ベトナムでは町の騒音に埋もれて騒音の一部でしかなかったように思います。ラオス第2の都市とは言え、何処となくベトナムのフエの町を思い出すような、と言うかもっと小さな 町です。やや時代から取り残されたような雰囲気に2ストロークエンジン音が馴染んでいました。バイク単体、即ち単車でも走っていましたが、多くはサイドカー付き。サイドカーには憧れと郷愁を感じるのですが、パクセのサイドカーはちょっと異質な雰囲気でした。

 

 殆どはスズキ、ヤマハ、カワサキの2ストエンジン車です。山が近く坂が多いため馬力がある2ストロークの方が好まれたのかも知れません。90年代の後半、ベトナムのサパへ行った時も当時ラオカイ駅の前に並んでいたバイクタクシーは2ストのソ連製ミンスクばかりでした。

小学生も大人も圧倒的多数の女性が巻きスカートを着用しているためサイドカーが普及したのでしょうか?

              

ヤマハの新しいスクーターなども多く走っていましたが、カンボジアで人気のタイ・ホンダ製のドリーム125は見ませんでした。地方の小さな町で販売されていたのは、KOLAOと言うメーカー製バイクや中国製のLIFAN。KOLAIはKOREA+LAOのようで、KORAO Huyndaiトラックもしばしば目撃しました。

 

ダイハツとの表示も見える3輪バス。本当にダイハツなのか?と疑って運転席を覗いたところ、計器パネルのガラスの中は数十年間の埃が積もった状態で50年前の製品である可能性は大ですが。

 

 プノンペンでも犬を乗せて走るバイクを見ることは少なくありませんでした。日本の道交法ではどうなんでしょう?ヘルメットの着用義務とか。自転車にこんな格好で乗ってる犬は今回初めて見ました。

              

日本の軽自動車はナンバープレートが黄色なのがちょと格好悪い、などと感じたこともありましたが、ラオスではレクサスもバイクと同じ黄色のナンバーでした。白のナンバーもあり、その違いは知りません。サイドカー付きバイクはサイドカーの方に白のナンバーが取り付けられ、バイクには付いていませんでした。

地方ではベトナムやカンボジアでもノンヘル走行が少なくありませんが、パクセの町でもノンヘルが主流でした。町の道路は東西に走る13号がメインでこれにメコン河が蛇行して交差してるため方向音痴の自分には分かり辛く、迷うこと度々。信号の消滅時は「赤」を意味するということを知らずに交差点を通過して交通警官に捕まりました。100,000KIP(1000円)払えと紙に書かれたものの小遣い稼ぎのようなので20,000KIP札を差し出すと相手にされず、50,000KIPで手を打ちました。