GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

雨上がりの夕方

2014-09-29 19:44:52 | 天気

昨夜の雨は降り始めから1Lタンクを溢れさせるほどの勢いでした。朝になっても土は乾いてないので遠回りしてパンを買いに行きましたが、陽が高くなるにつれ土も乾き始め、するとミニトマトの葉が萎び始めました。昨日の夕方、一ヵ月ぶりに草刈機を動かしたので左腕に痛みが残ります。それでも青空の下で雑草のない庭を見るとささやかな充実感が。

昨日は草刈りで汗をかいたにも拘わらずその後の雨で気温が下がったので水浴びをせず、きょうは陽が高くなるとバケツの水を外に置いて温めました。ちょうど水が温んできた3時頃、陽は差しているのに雨音が始まりました。天気雨にしては多めの雨量で水溜りが出来るほど。水浴びをして汗を流した後に迎えた雨上がりの青空は爽快でした。

     

バラの蕾も開き始め、ミニトマトもやっと赤くなりました。

      

雨上がりの爽快感は、野鳥たちも同じようです。ネッタイチョウも何時になくリラックスしている様子でした。

   

隣の家から呼び止められ、振り向くと隣家の親戚の子供でした。誰かに声をかけてみたくなる気分だったようです。

      

道で会っても微笑んでくれる女性がもう一人、ハンバーガーショップのこの人。

    

今夜は月齢4.9だそうです。


種ありバナナ

2014-09-27 13:52:53 | 植物

路上で売られているバナナは一房2,000リエル(0.5ドル)。たぶん近所で採れたもののようで庭のバナナと同じ形をしています。ベトナム南部で売られていたバナナは日本のスーパーに置かれているものと形も味も変わらないものでしたが、此処のバナナは完熟しないと渋みが残る品種です。したがって買ってから2・3日は家の中に吊るして置くことに。

   

先日買ったこのバナナは一房14本あり、熟してから毎日一本づつ食べると2週間掛かるわけですが、2週間の間には腐ってしまいます。クーラーボックスに入れて冷やしておけば多少は長持ちしますが。昨日、牛乳を入れてミキサーに掛けたところバイバチと音がして黒い種の欠片が浮かんでしまいました。別のバナナを切ってみると一本に付き4つほど直径5㎜位の種が入っています。ニワトリ同様に此処ではバナナも野生種に近いのかも知れません。

庭のバナナもまだ健在で、2本ほどが実を付けています。

      

花序はしっかり誰かが持ち去ったようで、刃物の切り口が残っていました。もっとも自分では調理方法を知らないので誰かに食べて貰うしかないわけで、もう一本に残っていた花序は手でむしって大家さんの家族に今日届けて来ました。

    

種入りバナナはそのまま食べるには面倒なので全部ミキサーに掛けバナナジュースにすることにしました。これをクーラーボックスで冷やすとムース状になるので昼下がりのおやつにしています。


お盆休み明けのサエンモノロム

2014-09-25 21:34:13 | 農業・食品

土日を含めて5日間のお盆休みが終わり、早速エィシーリーダ(ACLEDA)銀行の支店に行ってキャッシュカードの更新手続きをしました。休み中にATMで引き出そうとするとカードが期限切れで使用不可。大した額が入っているわけでもなく、口座を解約して現金を引き出しても良かったのですが、プノンペンでこの口座を作る時には住居届の証明書類とかが必要で手間暇掛かっていただけにそれも勿体ない気がしました。サエンモノロムの町には最近CANADIA銀行の建物が出来ましたが、まだ開店はしておらず商業銀行はACLEDAのみ。カードの発行手数料が10ドルで10日間掛かるとのことでしたが、仕方ありません。この支店の女性行員は接客態度がイマイチというか、感じが良くありません。それでかかつての埼玉銀行の窓口を思い出しました。90年代のベトコンバンクほどではありませんが。カンボジアに支店を開設したサコムバンクの責任者が以前、「一番苦労するのは人事だ」と語ってましたが、カンボジア女性もなかなかどうしてベトナム女性に負けず劣らずの資質をお持ちのようです。

きょうから昼飯を外食で済ませるつもりが雲行きが怪しくなり、庭に植えたマリーゴールドの挿し木などを見ていると隣のオバサンと姪が来て「猫が来てないか」?と尋ねました。子猫が3匹居て、きょう一匹死んだとか。そのショックで母親猫が行方不明になったということかどうかは知れませんが、朝はいつものように家に入って来てイワシのトマトスース煮を食べて早々に引き揚げて行きました。子猫を一匹くれるとの話でしたが、10月以降は此処を去るつもりなので断りました。猫も犬も鶏も自分で飼うとなると一人身にはなかなか大変そうです。もっともご近所の人々は犬や猫をちゃんと世話してる、というようには見えませんが。人間同様に犬も彼方此方の家でくつろいでいるので実際のところ誰が飼っているのかわかりません。きょうも茶色の雌犬が来て猫の食べ残しに首を突っ込んでいました。しかし、この辺の犬は猫と違って餌を与えようとすると直ぐその場を去ってしまいます。人が見て居る場所では何故食べないのか不思議です。バケツの水は遠慮なく飲んでいます。

    

晩飯はハンバーガーで済まそう。と思って夕方バイクで向かったところ店はまだ開いていませんでした。市場は開いているもののまだ新しい仕入れはなさそうなので素通りして氷を買いに店に寄りました。店の前では数人掛で何やら調理している様子。覗いてみるとバッタのような昆虫でした。

      

市場などで昆虫料理が売られているのは何度も見にしましたが、実際調理しているところを見たのはこれが初めてです。最近ナショナルジオグラックスだったで国連が昆虫食を奨励しているとかの記事を見た覚えがあります。栄養価が高いとか、養殖が環境への負荷が少ないとか色々メリットがあるそうです。しかし、調理するのは結構手間暇が掛かる様子。大家族の農村生活でなければ無理みたいです。高齢者の単身世帯が増える日本の社会では難しそう。コンビニ弁当にイナゴの佃煮などが入っているとも思えません。

      

アンコールビールの代理店をしているようなこの店で雑貨品なども買うようになりました。此処に来た当初他の店では結構ボラれたことも多かったのですが、此処は安心できました。ドルで支払うときちんと1ドル=4040リエルとか端数も入れて計算してくれます。冷蔵庫がないのでほぼ毎日氷を1,500リエル分買ってますが、店の家族や従業員それぞれ人によって大きさが違います。店の家族よりは比較的従業員の方が大き目に切ってくれます。特に一番大きいのはこの子供を抱いた彼女。彼女が切ってくれると翌日は買わずに済みます。


卵を抱いた鶏、返却

2014-09-22 19:58:36 | 動物・昆虫

両隣とも鶏を飼っているので外の炊事場で卵を抱いている鶏が何処の家のものなのかは知りませんでした。卵を6個も食べてしまったし、「このニワトリはお宅のですか」?などと聞きに行くのも面倒。ところが遂に飼い主に見つかってしまい、引き取りに来てしまいました。パッションフルーツなどを盗みに来るクソガキ二人が居る家です。しかし、鶏の飼い主はその家族とは別の様子。大勢の人間が出入りし、ゴミをポイポイ此方の庭に投げ入れるので日頃怒鳴り続けている関係ではありますが。

当初、卵を3日連続で産み、一日休んでまた3日間産んだのでこの6個はご馳走になり、その後からは卵をそのままにしておいたところ7日間連続して産みつづけ、この7つの卵を雌鶏が抱き始めました。その場所で煮炊きが出来ずに不便ではありましたが孵化する瞬間を見ることが出来るのなら・・・との思いが勝っていたわけです。

残念ながらその機会は逸してしまう結末となりましたが、不思議に思うのは卵を取り上げてしまうと産みつづけるのに何故抱き始めると卵を産まなくなるのでしょう?


お盆連休

2014-09-21 14:14:04 | 

22日から24日までの3日間がカンボジアはプチュンバン連休で、既に昨日の土曜日からサエンモノロムの町は休む店が多く、昼食に通っている店もドアを閉めていました。地方の町とは言え古くからこの地に住んでいる人は少ないからのようです。5日間昼飯も自炊しなければならなくなったので市場に行くと人数は少なく、閉じている店もありました。豚肉を見ると数日前の売れ残りという感じなのでパス。野菜も同じように萎びたものばかり。ジャガイモ、玉ねぎ、ニンジンを選んで買いました。値段を聞くといつもより高い5,000リエルとの答え。「この糞ババア、二度と買わないぞ・・・」と思いつつも面倒なので言われるまま払ってしまいました。帰りにベトナム人の床屋に寄り、カットと耳掃除をして貰うと「2万リエル」。こんな店で何でプノンペンより高いのか不思議。客が入らない店だけにボラれてしまう感じ。ベトナム価格の3倍以上かも。

三日間雨が降らず、草を採って畑にしようと思って耕した土も乾いてしまい、鶏の砂浴び場となってしまいました。そんな状況でもオクラは順調に育っているので昨日は3つばかり採って食べてみました。

    

細かく切って醤油を掛けてご飯に乗せ、海苔で包んで食べると納豆巻きの雰囲気が味わうことができました。

草を取っていたら挿し木をして忘れていたマリーゴールドが根付いていました。

    

当初は「こりゃ駄目だ」と諦めていたものです。それでも炎天下だと葉が萎れるので網目の日除けを付け、今朝見てみると見事に跡形なく消えていました。良かれと思って何かをすると却ってとんでもない結果をもたらす・・・ってことはこれが初めてではありませんが。

    

二週間ほど前だったか、ジャックフルーツの木に野鳥の巣が出来、親鳥が戻ると雛がけたたましく鳴く声が聞こえていました。この一週間ほどは鳴き声が聞こえなくなったので巣立ったようです。ところが、再び同じ木で巣作りが始まりました。枯草を運んでいます。枯草運び行き来は飛ぶのが速くてどんな鳥なのかが分かりません。茶色っぽくスズメほどの大きさです。カメラを構えて待っていたら別の鳥が来てウロチョロしてました。

      

家の周辺は殆ど風がなく、近所の子供が凧を上げようとして上がらずにいます。それでも丘に上がるときょうは冷たい風が吹いていました。ネイチャーロッジのバンガローが見える南側ではハチクイが風に乗って滑空していました。


ワックスアプルの木に蓑虫

2014-09-20 12:07:48 | 動物・昆虫

青空が広がって三日目。昼近くになると流石に暑さを感じるようになりました。部屋の中の温度計は31度を超え久しぶりに扇風機を回すことに。草の伸びた庭を見回してそろそろ草刈機を掛けようか、などとも思いつつこの暑さでは汗をかかねばならないので止めました。ふと「坂の上の雲」で病床に伏せた正岡子規が庭の植物を眺めて・・・との描写を思い出し、やはり最後は庭の草木を眺めて過ごしたいものだなどと思ってしまいました。

ワックスアップルの蕾が大きくなったかどうか確かめに行くと蓑虫が枝や葉に吊り下がっていました。久しぶりに見るミノムシです。子供の頃にはやたら多かったように思える虫ですが、最近の日本では絶滅危惧種だとか。改めて木を見回すと5・6匹は見付けることができました。

      

ミノムシ以外にも葉を喰う虫は多いようで、かなりの葉が病害虫に侵されていました。

      

また、葉裏に付いた虫を捕食しようと蜘蛛やカマキリも来ていました。

    

ミノムシを見るということは、この暑さではあってもやはり此処も季節は秋ということのようです。


雨の中のトンボ

2014-09-18 19:46:01 | 動物・昆虫

土が乾く間もなく3日間降り続いた雨もようやく昨日の夕方に上がりました。今回はAccuWeather.comの予報が時間までかなり正確でした。たぶん台風15号が予測通りの動きだったからなのかも。きょうは、朝から青空が広がり台風が過ぎ去った後の爽やかな空そのものでした。

この3日間、束の間の雨上がりに庭に植えた野菜の状態を確認したりもしていたわけですが、枯れかけたミニトマトが心配だったり、開花期間の短いオクラの花を見逃すまいとの気持ちもあり、またキュウリが食べられる程になったかどうかも気になります。ミニトマトの支柱にしている竿の上にはいつもトンボが止まっていました。再び雨が降り出したので慌てて家の中に戻り窓から見るとトンボは強風と雨の中でも必死に竿にしがみついていました。

    

同じ個体かどうかは分かりませんが、この竿に留まっているのはここ数日この種類のトンボです。

      

パッションフルーツとゴーヤの蔓を這わせる紐に来てたのはこんなトンボたち。

何で雨を避けないのか不思議に思いましたが、考えてみればヤゴの頃は水中生活を送っていたわけで水に濡れるのは苦ではないのかも。

子供たちの歓声がするので通りを見ると、隣の家の子が丸裸で深くえぐられた水溜りの中で遊んでいました。5年ほど前には確かに羊水に浸かっていた年頃です。何処かにその記憶が残っているのでしょうか?


台風15号とモンドルキリの雨

2014-09-16 20:23:54 | 天気

台風15号がトンキン湾に到達し、明日にはベトナム紅河デルタ付近に上陸するようです。7月に台風9号が同じようにトンキン湾を襲った時にもモンドルキリの雨は激しいものがありました。距離は離れているもののやはりトンキン湾に来た台風と此処の雨とは関係があるようです。9月中旬は雨期のピークとも言える時期でもあり雨続きは当然とも思えますが、それでも雨の降り方が異なり天気予報では日曜日から水曜日の午後まで雷雨が続くと注意報が出されていました。明日、ベトナムに上陸すれば台風は間もなく弱まって熱帯性低気圧に変わり、この雨も終わるようです。

実際には此処では日曜日はバイクで走れる状況だったので晴れ間を見て買い物をしておきました。昨日、今日は多少の休みはあるものの雨続きで前の道は悲惨な状態になっています。僅か200mの泥道のために舗装路の1.8㎞も歩かねばパンを買えないのが面倒ではありますが、バイクを走らせ滑って泥の中に転倒するよりはマシというもの。歩く分だけ腹も減り食欲も増すので歩いて行く時は多め買うことにしてます。

忘れていたのがクーラーボックスの中の氷。昨日買いに行けなかったので今日開けて見ると氷は溶けて殆ど残ってませんでした。溶けた水で市場で買ったベトナムの鶏卵も濡れてしまいました。卵は濡らすと腐りやすいとこの間、思い知ったところです。しかもこのままではクーラーボックス内の温度は上がってしまいます。隣のニワトリが産んだ卵は7個になったところで雌鶏が抱いて温め始めました。3週間ほどは盗み食いできません。仕方なく雨具を着て歩いて氷を買いに行ったわけですが、店に着いてから財布を忘れたことに気付きました。

この長雨のおかげで枯れかけていたミニトマトの葉が多少回復しました。しかし、実は赤くなりそうな気配はありません。夜に雨が降れば朝には多少元気になるミニトマトの葉です。晴れると一気に萎びてしまいます。根が駄目になっているのかも知れません。

    

オクラの花が毎日次々と咲いて行くのは楽しめます。雑草だらけの所に植えたオクラの葉は虫に喰われてかなり悲惨な状態ですが。

      

9月から新学期と思っていたのですが、生徒が通学する姿はまだ見ていません。この雨の中、山道を何キロも歩いて通う子供もいるわけで、そう思うと此処では雨期の終わる10月からが新学期なのかも知れません。8月は暑いわけでもないし、雨の多い9月を休みにした方が合理的であるように思えます。


ワックスアップルの蕾

2014-09-14 15:57:35 | 植物

 庭の果樹はバナナが一本生っていますが、パッションフルーツは熟す前に盗まれてしまうようです。ジャックフルーツやアボカドは葉を落としつつ新しい葉が次々に生えてきています。この間一番葉を落としたのはリュウガンの木で、若葉が生えて来てはいるものの葉の密度は半分以下に減った感じです。

ふと見るとワックスアップルの木に蕾が付いていました。4・3月に鈴生りに実を付けたばかりなのにもう蕾ができているとは・・・。不思議に思って以前撮った画像を調べてみました。

      

昨年12月29日と今年2月13日の画像が見つかりました。と、いうことは年3回ほど実を付けるようです。花が咲くまで一ヶ月、実が生るのはその2週間後位だったかと思います。もう少し美味しい品種であれば楽しみもあるのでしょうけど。

先日、プノンペンから来て近くに畑を借りてゴムを植えている青年に会いました。10月に此処に来たとのことなので間もなく一年。ゴムの木は順調に育っているようです。収穫するまでには後6・7年だとか。果樹栽培もつくづく自分の年齢を考えてしまうものがあります。

その意味では野菜栽培の方が短期で楽しめるものです。キュウリは3本ほど採って食べたところ市販のものよりは美味しく感じました。キュウリと言ってもベトナムで種を買ったローカル品種で栽培は楽ですが味はイマイチ。

    

実が大きくなる前の外観は棘のようなブツブツがあってキュウリらしさがあります。売られているものはツルツルになってしまって種が大きくなり味も淡泊。棘が残っている小さいうちに採って食べると美味しく食べられました。近所のクソガキ共に採られないためにも早めの収穫が肝心。

    

やはりベトナムで買ったオクラの種も植えたところ、ようやく花が咲き始めました。パッケージに印刷された写真は黄色でしたが咲いた花は白くて綺麗です。サエンモノロムの市場で売られているオクラは巨大なものばかり。品種が違うのかどうかは知りません。


ニワトリのいる風景

2014-09-13 06:24:43 | 動物・昆虫

モンドルキリの9月も雨が多くなってきました。昨日も6時間に2回程度では済まない頻度でした。雨垂れは直ぐにカナダライを満たして溢れてしまいます。強い風と共に降る激しい雨もあるわけですが、7月までのように丘から流れ落ちて来る雨水は少なくなったようで、水の多くは地中に静かに浸透してしまっているかのようです。雨量の割に水溜りが出来にくい雨です。

一日に何度もある雨上がりには隣の鶏が一斉に庭に来て騒がしくなります。小さな野鳥たちも雨上がりには葉裏の昆虫を探して木々を渡り飛んでいます。

    

外の炊事場に来て卵を産んでいく鶏は、3日続けて産んで一日休みのペースで、計6個ほどご馳走になってしまいました。中身の色艶や黄身の弾力などは明らかに市販のものとは違っています。しかし、6個も食べると盗み食いの負い目を感じるようになってしまい、しばらくは鶏の産卵を観察してみることにしました。

     

7日に一個だった卵は8日には2つになっていました。暫く座ったままの姿だったのでカメラを向けると睨まれました。

     

     

以後連続して昨日まで毎日産みつづけています。