GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

バイクが壊れた

2010-12-16 21:00:13 | 生活
さすがに12月になると朝晩は気温も下がり雨も降らない・・・などと思っていたら、一昨日の午後に道路を濡らすほどの雨が降りました。熱帯の雨というよりは山やハノイの冬の雨のように音もなく降る雨です。

家の中はさほど温度が下がらず、扇風機がなければエアコンを付けてしまうほどで、たぶん風通しが悪ければ30度くらいあります。

このところ朝7時から夜10時まで工場に残る日々で、おまけに日曜日も仕事の片付けに時間を取られてしまってます。おかげで疲労もそれなりに溜まってしまい、精神的には慢性的苛々病で周りの人間にはさぞかし迷惑を掛けていることと思います。

もっとも僕自身の意識せざる意識は、周りのみなさんのご立派な仕事のおかげで僕の忙しさがつくられているというものですから、周りに気を配り優しく振舞うなどということはできないわけです。

ボロボロの歯はタバコのヤニで茶色くなり、胃は再びチクチク、肩はコチンコチンに凝り、足の裏にタコが出来て腰を押えながらヨボヨボ歩くわが姿は情けないの一語に尽きますが、今更気にするほどの余裕もないわけで、特別困るほどのことでもありません。

しかし日曜日の朝、ついに1999年製スズキVIVAのエンジンが掛からなくなりました。キャブレターか何処かに問題があり、ガソリンが落ちなくて走行中にエンジンが止まってしまうことが頻発していたのに修理せずに無理やり走らせて来た結果です。家の近くの修理屋に運び修理を頼むと何故か「電気が来てないから」との答え。電気じゃなくてガソリンが落ちないからだと主張しても受け入れられず配線の点検ばかりをしています。とても修理に精通しているお店とは思えぬ店構えだし、下手をすれば直らない上に部品を盗まれるかも知れないと思ってそこでの修理は諦めました。

もう一台の中国製KTMが動くには動くわけだし。と思って久しぶりにステップが折れ、チェーンが伸び、クラッチレバーも折れ、ハンドルも曲がった中国製KtMで通勤することにしましたが、火曜日の夜、エンジンを掛けていざ走り出そうとして軽くコウリンブレーキを踏んだところディスクブレーキが「カッチン」と音を立ててロックしてしまい、どう頑張っても後輪が動きません。

遂にボロバイク二台は邪魔なだけの粗大ゴミと化してしまいました。修理を何処に出したら良いのかもわからず、またどうやってそこまで運んだら良いのでしょうか。

Hau Nghia 省

2010-12-12 16:51:47 | 地理・歴史
ホーチミン市中心部から距離にすれば47kmほどのところにタイニン省チャンバン県は位置しています。プノンペンに抜ける国道22号線に沿っているため10年ほど前からリンチュンⅢ輸出加工区、チャンバン工業団地が作られ、今年からはフランス資本のブルボン・アンホア工業団地も操業を始めました。

砂糖黍の産地のためブルボン・タイニン社が当初はベトナム国営企業と合弁で精糖工場を建設操業し、2000年からは100%外資企業となって今は砂糖関連品のみならず、発電や不動産建設事業も行っているようです。

そんなわけで、メコンデルタのアンザン省などと比べると工業生産に占める外資比重は格段に高くなっています。チャンバンの工業団地2つでタイニン省全体の工業生産額の1/3を占め、企業の労働者雇用数では外資企業が60%と統計にはあります。

要するにタイニン省は、農業と家族経営の小規模な店以外にはこれという産業がないということのようで、人口構成の農村部比率はホーチミン市から200km離れ外資企業が殆どないアンザン省よりもかなり高くなっています。

何もない農村部だからこそ工業団地の建設が可能だったということで、その意味ではアンザン省のロンスエンやチャウドックの方が遥かに都会だったように感じます。

今はチャンバン県はタイニン省に属していますが、1976年2月までは別の省に属していました。どういう事情でかは知りませんが、ベトナム共和国の時代、1963年にHau Nghia省が作られ、チャンバン区、クチ区、ドックホア区、ドゥックフエ区の4つの区の一つだったそうです。その間13年、即ち「ベトナム戦争」の時代のことです。

チャンバン県は、クチ・トンネルで知られるホーチミン市クチ県に隣接してますが、クチ同様に解放戦線の影響力が強かったようで、1972年6月8日のこの写真は翌年Pulitzer Prizeを受賞し僕自身も見覚えのある写真ですが、その舞台となったのがこのチャンバンです。


12月

2010-12-05 17:49:30 | 天気
11月の降水量が多く雨期の終わりが長引いていました。それでも12月に入ると同時に雨が降らなくなりました。雨が降らなくても夜になれば気温が下がり、朝晩はバイクで10分も走れば身体が冷えてしまいます。

9月からの3ヶ月は仕事に追われて慌しく過ぎ去ってしまいました。何かを楽しむという時間もなく-自分にとって何が楽しみだったのか、などとも考えてしまいますが-かと言って何の達成感があるわけでもありません。

豚青耳病が収束したかどうかも知らないまま北部では鳥インフルエンザのニュースが流れています。先月、タイニン省の統計局でタイニンの統計年鑑を買いました。頼んだベトナム人に「こんなもの買ってどうするの」?と不思議そうに聞かれてしまいました。

毎晩数字を眺めてあれこれ想像を巡らせています。メコンデルタに比べると農業生産性は低く、ここ10年間でサトウキビ栽培面積も減っていました。農業では成長分野はゴム栽培のようです。作付け面積が著しく拡大していました。

一昨日、久しぶりに以前の職場に電話を入れると農産物価格はすべて高騰しているとのこと。マレーシアのパームオイル価格が上昇すると今の仕事にも影響するので勘弁です。