新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ヤブ中とは限らない:ヤブムラサキ

2005-06-08 06:57:19 | 植物観察1日1題
林の中にヤブムラサキ:藪紫(クマツヅラ科)の小さい花が咲いています。
藪に生える紫式部という意味でしょうが、藪の中よりは普通の林の中に生える落葉低木です。秋に紫色の実を付け紫式部の仲間となっていますが、花自体すでに秋の実に負けない綺麗な紫色です。
枝、葉、花序の萼に軟毛が生えるのが特徴で、特に若葉は、上面に単純短毛、下面に星状毛があり、ビロードのような柔らかい手触りなのでムラサキシキブと区別できます。
ところで、ムラサキシキブとして園芸店で売られているのは、多くはコムラサキといわれる種類であることが多く、他にも斑入りのアマドコロがナルコユリの名で売られていたり、フジバカマは、同属の近縁種であるなど、業者は平気で通りのよい名で売っていることが多いものです。本物ではなくてもそのほうが見栄えがよかったりしますのですこし困りものです。

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