飛騨の板倉で紹介した飛騨市宮川町種蔵地区の棚田の石垣に這っているコウモリカズラ:蝙蝠葛(ツズラフジ科コウモリカズラ属)を見かけました。
本邦各地の山地に生える落葉つる性木本で、葉柄がやや楯状につくのが特徴です。葉身は腎円形で3~7浅裂します。5~6月、葉腋から出る小形の円錐花序に小さな淡黄色の花をつけます。る。萼片は6枚、花弁は9~10枚、雄花には雄しべ20本、雌花には3~4枚の心皮があります。
秋、核果を黒く熟します。
アルカロイドをふくみ、中国東北部では根を利尿薬として用いるそうです。
和名は葉の形がコウモリの羽根に似ていることからきているといいます。