新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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アワブキ:泡吹(花も泡のよう)6月16日

2011-06-16 06:45:28 | 植物観察1日1題

アワブキ:泡吹(アワブキ科アワブキ属)が白い花をつけています。
山地に生える落葉高木で、高さは8~10mになります。互生する葉は長8~25㎝の長楕円形で、ふちには先端が芒状になった浅い鋸歯あり、裏面に褐色の毛があります。
花期は6~7月、枝先にクリーム色で直径3㎜ほどの小さな花を円錐状に多数つけます。
花弁は5個、外側の3個は大きく広い卵形、内側の2個は小さい線形、雄蕊5個のうち1~2個が完全雄蕊、残りは退化し仮雄蕊になっています。
果実は直径5mmほどの球形で、葉が緑色のうちから赤く熟し、中には種子が1個入っています。(05年11月5日記事)木を燃やすと切り口から盛んに泡が出るのでこの名があるといわれていますが、中国では花の様子を泡に見立てて、泡花樹と呼ぶという話があります。花をいっぱいつけた木を見ると、中国名のほうがぴったりする気もします。