グループで上高地徳沢周辺に咲くニリンソウ:二輪草(キンポウゲ科イチリンソウ属)の群落を見にいってきました。("むかごの高槻"5月29日記事参照)
一面に咲くニリンソウも見事でしたが、みんなの関心を集めたのは緑色のニリンソウでした。
もともとニリンソウの花には花弁はなく、白色または薄紅をおびた花弁に見える部分は萼片なので、緑色のニリンソウは萼弁がうまく成長せず、先祖がえりをしたものとも考えられます。
ミドリニリンソウ自体も、真緑のものから、爪紅、爪白など変化がありました。
ひとつ見つかると周辺にいくつか見られたので、変異は株単位でたぶん毎年生じている可能性があります。
咲いている花が多いだけに、ミドリニリンソウもところどころで見ることができました。もしかすると、それほど珍しいものではないのかもしれません。
タイトルをミドリニリンソウとしましたが、もちろんそんな名の品種があるわけではありません。