新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ミズオトギリ?:水弟切?(この花何の花?)

2006-07-26 07:19:58 | 植物観察1日1題
万博公園日本庭園の蓮池の脇に咲いていたこの黄色い花、名札にはミズオトギリとありました。
たまたまこの“むかご”がオトギリソウの小シリーズになっていたので、これは見逃せないと無理をして水辺に近づいて写真を撮ったのはよいのですが、よくみると去年信州の親海湿原で見たミズオトギリ(オトギリソウ科ミズオトギリ属)とまったく様子が違います。図鑑で調べても、ミズオトギリは、花は淡いピンク色、平坦な葉は部分的に赤みを帯び、葉面、縁に油点が点在するとなっており、これに対し万博公園の“ミズオトギリ”は黄色で、油点がなく、オトギリソウ科特有の目立つ長い雄蕊もありません。何よりも湿地面を横に這う形で広がっていたのが気になります。オトギリソウの学名(属名)のerectum は、直立するという意味で、この仲間の多くは直立するはずだからです。
天下の万博公園に間違いは無いはずと思いつつ、近縁種にこれらしいのがないか図鑑で調べましたが結局分かりませんでした。
綺麗な花だったので没にするのも惜しくてとりあげましたが、たぶん間違いであろうという名で投稿するという変なことになりました。
どなたかこの草の本当の名をご存知の方がいらっしゃったらご教示いただければ幸甚です。
(早速ある方からご教示をいただきました。写真の花は、ミズズキンバイ(アカバナ科チョウジタデ属)でした。池や沼になどに生える多年草で、水中に生え花がキンバイソウに似ていることからこの名があります。泥中に地下茎を延ばし水面を覆うように群生することが多いそうです。
直径3cmほどの黄色い花の花弁は4~5個あり、先端が少しへこんでいるのが特徴です。
機会があれば万博機構に名札の訂正を申し入れようと思っています)