ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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空の時間を少なくする

2007-04-19 | 育児
1時間の授業を大切にするとよく言われますが、具体的にどんな努力をすることがそれに当たるのだろう?「始まりの時間、終わりの時間を守る。」「学習する内容を的確につかみ、教材研究をする。」「実態を把握する。 」「一人一人が分かるように指導の工夫をする。」などを挙げることはよくある。教師の姿勢としてはよく分かる。しかし、これでは、子ども一人一人の自ら学ぶことにはつながらない。子ども自身がどのように学び続けるかに視点を当てた教師の構えが必要。
ー1時間中子どもが勉強し続けるための構えー
<教師が指示をしなくても次にすることが明確になっていること>
 ・書き終わったら次は何をするのか。→見直しをする。発表できるように話す練習をする。
 ・読み終わったら次は何をするのか。→感想をまとめる。
 ・し終わったら次は何をするのか。→活動の振り返りをする。
 ・話を聞き終わったら、何をするのか。→挙手をして意見を述べる。
など授業の中での子どもの活動が次の活動につながるような指導が必要である。逆に子どもを待たせたり、別の活動をさせている状況を教師が作り出している光景を見かけることがある。
(見直しの姿)
・子どもを並ばせて順番に点検活動をする。(並んで待っている子の活動が空)→待ち時間を減らす工夫  
・早くし終わった子は「読書・係活動をしなさい。」と指示をする。(学習内容の充実とは無関係)→質を高める補充の課題提示の工夫
 空の時間をできるだけ減らし、学習し続けるような教師の営みが自ら学ぶ子どもにつながる。