ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

次の手を考える

2007-04-15 | 育児
 いよいよ第2週に入る。学級のルールに従って、動く子や仲間に声をかける子が7~8割程いれば、学級としてのまとまりがあると考えてよい。それ以下だと、まだまだ明確に学級のルールを示していないと考えた方がよいと思う。1週間の取り組みを見直し、次の手を考えなければならない。もし、ルールが明確になっていなければ、「こんなときはこんな動きや考え方ができる学級にしよう。」と時間と場を定めて伝える必要がある。もし、できていれば先に進めることができる。これからは、教師が出るのではなく子ども同士で声かけができるようにするための支援が必要となる。 いつまでも教師が全面に出ていると、教師には見えない所をカバーできず、教師の前だけいい姿を示す子になってしまうおそれがある。そこで、次の手を考えたい。
・似た場面にめざす姿を広げる。(場所、時間、内容、数など)
 <例>
 集合の姿・・・教室だけでなく、運動場や体育館などでも同じ
 時間を守る姿・・・・・学習だけでなく、給食、掃除でも
 学習姿勢・・・算数だけでなく、国語や理科でも同じ
 集団の姿・・・2人でも4人でも
・声かけをする子を増やす。
 自分ができることだけでは不十分で、学級としてできることにはならないことを伝え、友だちに働きかけができる姿を認め、励ます。
・情報を流してくれる子を増やす。
 自分で対応ができないときには、相談できることが素晴らしいことだと伝え、教師に話してよかったという体験を増やす。(困ったことの相談には優先的に対応する構えが必要。)
・みんなでできるようになったという思いを増やす。
 話すだけでなく、掲示や通信等を使ってできた足跡を残す。

通学路の安全確保

2007-04-14 | 育児
 車が頻繁に通る道を横切ることの多い地域のためか、子どもたちと一緒に通学路を通っていただける保護者の方々を見るととてもありがたい気持ちになる。子どもたちの通学の安全は職員だけでは到底確保できない。保護者の協力があってできる。
 当たり前のように一緒に歩いている子どもたち。
 楽しそうに歩いている子どもたち。
 平気で道一杯に広がり、歩いている子どもたち。
 子ども一人一人の「自分の身は自分で守る。」意識を高めることも大事であるが、見守る保護者の影を少しでも感じてもらいたい。さて、何をしようかな。

子どもの心に寄り添う

2007-04-13 | 育児
子どもの側にいると分かることが増えてくる。近くにいると見えないことが見えてくる。
(教室に入れないA子)母親と一緒に階段を上っている。私も一緒に手をつないで階段を上る。初めて出会う私の対応にびっくりしたかもしれない。でも、手を離す訳でもなく教室近くまで手をつないでいた。空き教室から出てくる姿を見つける。手洗い場の壁に隠れるように立っている。空き教室には次の授業の準備をしている先生がいらした。「教室に居づらかったんでしょ?別の部屋を開けるから待っててね。」 と声をかける。A子は素直に特別教室に入ってきた。言葉を発することはないが、A子に無理な要求はしていないようだ。特別教室で2時間一緒に過ごした。「できたね。先生に話しに行こうか?」と1時間事にできたことを担任に報告に行くが、何となく顔つきが明るくなったように思う。休み時間に友だちが前から歩いてくる。気まずそうにいたのでさっとA子の前に立った。隠れるように私の後ろを歩くA子。A子の気持ちに寄り添おうと心がけることでA子の気持ちが何となくわかる気がした。

本当に安心して通っているか

2007-04-12 | 育児
新年度を迎え、新しい環境の中でうまく子どもが対応できるかどうか不安に抱えている保護者も多い。保護者が安心できるのは、子どもが楽しそうに学校に行くこと。反対に子どもが学級への不満や不安を訴える姿があれば、親も不安になる。学校で見せる子どもの姿と家の姿は同じではない。甘えられる保護者の前での子どもの本音を教師は知らない。精一杯学校では、いい姿を見せようとしている子ども。でも、それを当たり前と受け止めていると子どもへの要求がエスカレートする。これは危険。子どもの心の中を見逃していることもきっとある。子どもが本当に安心して学校に通えるためには、不安をできるだけ早く取り除く。そのためには家庭と連携を取り、情報を共有する。保護者が欲しい情報は、学校での子どもの姿。
 教師が欲しい情報は、子どもの本音。不安をもっている子どもの情報をできるだけ早く親からもらうことが問題を大きくしないことにもなる。積極的な保護者は、電話や学校訪問をして話してくれる。そんな保護者ばかりではない。教師が、安心できる情報をできるだけ多く流し、不安はないか尋ね、本当に安心して子どもが通っているか見極めたい。
 この時期に通信や電話、家庭訪問で情報を多く提供することは、不安を取り除く窓を開くことになる。

もっと褒めて!

2007-04-11 | 育児
 子どもが今、よりよく生きようと力を出そうとしている。その頑張りをまだまだ見過ごしていることが多い。教師の口から発する言葉が、子どもの生き方を左右する。黙って見ているにしても、子どもに合図を送っているかどうか。
・笑顔でうなずく合図は、素敵な行いの合図。
・困った顔は、ちょっと心配な行いの合図。
・にらみつけた顔は、だめだよの合図。
・驚いた顔は、すごいぞの合図。
 ちゃんと子どもは教師を見ている。こちらが意識的に子どもの一挙手一投足に目を光らせていないと見過ごしてしまう。笑顔の多さが子どもの頑張りを認めている姿の多さ。言葉かけよりも短時間で多くの子どもを認め励ますことができる。言葉に出るなら、多様な褒め言葉が必要。
・素敵だね。・格好いい。・優しいね。
・頑張っているね。・やる気が沸いてくるね。
・そうだ。それだ。・みんなの見本だね。
・やっぱり○○さんだ。・よく気づいたね。
・なぜそんなことができるの。教えて。
・そう、その気になればできる。
・やったね。いつも感心するよ。
・できる。できる。心配はいらないね。
・言われなくても、ちゃんと自分で考えたね。
・自信をもっていいよ。すごい。
 子どもに合わせると褒め言葉も変わってくる。何が素晴らしいのか、きちんと説明することが次につながる。そこに教師の生き方が見えてくる。

聞くとの徹底

2007-04-10 | 育児
やはりこの時期、聞くことを徹底しないと次に進められない。「話を聞きなさい。」だけでは、聞けるようにはならない。
○聞くことは、相手をわかろう(知ろう)とすることの現れだから、
<教師が話し手の場合>
・聞いている姿を見つけて、「あなたは、思いやりのある子だ。」と話す。
・目を見て聞いていてくれれば、「あなたの気持ちが伝わってくる。」と話す。
・うなずく姿を見れば、「ありがとう。わかってくれたんだね。」と感謝を伝える。
・指示した行動にすぐに移せる姿を見つけて「話をよく聞いていると動けるね。」と聞けたことのねうちを語る。
<教師が聞き手の場合>
・話し手に「わかってもらえてよかったね。」と伝わったことの喜びを共に分かち合う。
・「今話した事、わかった?」と、分かろうとする姿を広げる。
・「○○さんの気持ち、分かる?」と仲間の思いに共感するように促す。
○逆に聞いていない姿を見つけたら、「自分勝手じゃない?」と諭す。
などと、心を耕す指導を繰り返す。その他の指導として、
 ・「今、言ったことを話してごらん。」
 ・「みんながそろうまで、待つよ。」
 ・「先生は、全員に聞いてもらいたいからここで話しているんだよ。」
 ・「聞き方がいいね。やる気を感じるね。」
 ・話し手に「今、誰が聞いていてくれたのかわかった?」
など形を整える指導をする。(形を整えることは、聞いているかどうか判断しやすいことや学級の文化を高めることにつながる。子ども自身がお互いに使えるようにするためにも聞き方がそろうと子どもにも聞いているかがわかりやすくなる。)
 聞くことは事を始めるための大事なきっかけとなる。人の動きを見てから動くのでは遅い。自分で聞いたことから判断し、行動できる子でなければならない。人につられて動く子どもなのか、自分で聞いて動いているのかを見分ける目が厳しさになる。 「聞きなさい。」と言わなくても、聞ける子にすることが子どもの生きる力につながる。そのためには、心と行動をつなぐ指導を繰り返し、し続ける粘り強さが教師に必要である。

忙しさとやり甲斐

2007-04-09 | 育児
先日、研修会で忙しさとやり甲斐の話を聞きいた。子どものためだと思っていろいろし始めると忙しくなる。しかし、やり甲斐があれば、忙しさを感じない。充実感で埋まる。忙しさを感じるときは、やらされていることが多い時のようだ。子どものためだと思えるように自分に仕事の内容を作っていくことが忙しい気持ち和らげることになるのかもしれない。

始めの一週間

2007-04-08 | 育児
 何かと忙しい学年始め。仕事に追われずに過ごすためにはこの2日間の休日は、とても大事な日。明日から始まる大事な1週間をどのように過ごすかを構想する大切な2日間でもある。
・基本的な学習姿勢を徹底しやすい1週間  どの子もできることを一つ一つ丁寧に確認する。(簡単な事から→できることへの自信をもたせる)
・大切にしたい生き方を示し、教師の考え方を理解してもらう1週間  これはこのクラスでは、許されないと示すことを大切にする。(繰り返し→やり直し、時間をかける→揃うまで待つ)
 一度に多くは無理→自分の許さないことがいくつかあるとしても、まずは子どもを見て何を1番にするのか決め、1つずつ順番にできるようにする。さて、何をしようか。

信頼を築く

2007-04-07 | 育児
 この時期一番大切なことは、子どもとの信頼関係を築くこと。信頼関係を築くためには、次のことをしたい。
・子どもの名前を覚えること
・漏れがないか確認すること(配付物、提出物、集合、集中)
・子どもの側にいること(困ったことへの早い対応ができる。)
 約束を守らせるという姿勢ではなく、「あなたのことを心配しているんだよ。」の気持ちが全面に出るように心がける。
・名前を呼ぶ・・・・・あなたを見てるからね。
・集合が遅い子・・・・あなたがいないから心配していた。
・提出物がでない・・・困るのはあなた。 一緒に「困ったね。」と言える。
・子どもの姿を見ながら・・・困っている子はいないかな。ひとりぼっちでいる子はいないかな。
 子どもがこちらを向くよりも私たち教師が子どもの方を向くことで子どもが安心して寄ってくる。字の通り「信じて頼られる」自分を作るのは、教師の努力から始まる。

環境を整える

2007-04-06 | 育児
 初日を迎える教室はどんな教室なのだろう。「私は子どもと一緒に作るから何も準備をしない。」という先生がいる。子どもと作るのは当然のこと。しかし、教室を明るくしたり、綺麗にしたり、気持ちよく受け入れられる場にすることは、教室経営とは別。これから作り上げるための素地としての教室環境を整える準備が今だと思う。白いキャンバスにこれからみんなで絵を描くために白いキャンバスを用意するだけのことだ。汚れたキャンバスからスタートして、子どもと一緒に白いキャンバス作りをすることではない。まず白を用意することだ。白だから何かを作り出そうとするのである。黒板に歓迎の言葉を書いたり、飾ったりするのも教室を明るくしたりするのは、入りやすくするための準備であり、汚した訳ではない。ものを整理したり、机椅子をぞうきんがけをしたり、きちんと整えておくのは、迎える側の気持ちを子どもたちに伝えることになる。子どもたちが、こんな教室ならこれからがんばれそうだという思いになったら最高の迎え方だと思う。

出会いを大切に

2007-04-05 | 育児
 新しい先生。新しい教室。多くの子どもたちは心を新たにし、やる気と希望をもって新年度を迎えようとしている。それを受け入れるために今、万全の準備をしようと努力をしている。事の準備は当然である。準備不足は子どもに不安を与えることになる。子どもたちが頑張る意欲をもてるようにするためには、
・私をきちんと見ていてくれるという安心感
・私もできそうだという自信
をたせる指導をすることだと思う。初日は、子どもを叱らずよさを十分認めてやりたい。(子どもたちは今までに培った力を精一杯に出して認めてもらおうと精一杯の姿を示す。)そこで、今までの指導でできている姿を見つけること。そして、笑顔で全員の前で褒めること(一人ではなく、できれば全員を褒めるつもりで)。じっくりと全員がそろうまで笑顔で待つこと。聞く姿が一番指導しやすい。
○先生の話を聞こうとする姿
 ・姿勢よくしている姿
 ・じっと教師を見つめている姿
 ・教師の話に反応する姿
話をする前、話の最中、話をした後を問わず見つけたら即、笑顔で褒める。「うれしいなあ。その姿、とってもやる気を感じるよ。一緒にがんばれそうだね。」意欲を高めたり、やる気を引き出したりする声かけが有効。
○始業式に向かう姿
 式場に向かう前に「やる気が姿に出るよ。」「今、教室で先生に向かって聞こうと頑張っている姿がいい。これを式場でも続けられるかな。」「教室を出る時から、始まっている。」「教室に帰ってくるまでが式だ。」「帰ってきてから、頑張っていた子を紹介するよ。」これらの事を話して、入場させたい。
○式の後の姿
 やり切ったという充実感をもっている姿を見つける。
 「疲れた。」→一生懸命に取り組んだ証拠
 「話の内容が話せる。」→相手の気持ちをわかろうとする優しさい心の持ち主
 「式の最中の聞く姿のよさ」→学級で話したことを進んで取り組み、先生の思いをわかってくれる子、思いが伝わった子
 途中で聞き方が崩れた子でも、最初は頑張ろうとした子。粘り強さはないが、取り組もうとする姿勢は認める価値がある。どの子も認めようとする教師の姿が子どもに安心感を与え、信頼を生み、学級に居場所ができる。※教室に帰ってきてから、素敵な教師の話も大事であるが、子どもが自分が認めてもらえる居場所があればまず安心して学校に来られる。最低、これだけのことをして明日を迎えさせたい。この学年で何を頑張るかは、その次になる。

入学式の準備

2007-04-04 | 育児
 入学式の準備が始まっている頃だと思う。新入生だけでなく、保護者も期待と不安で入学に向けての準備をしている。不安を感じさせないための準備を全職員で万全に行うためにが今すべきことは何だろう。係に任せ切りにしないで、自分が保護者の立場で何か欠けていないか式全体のイメージをしながら、準備をすると新たなな問題点を発見することがある。転入職員の新たな目で見ると見えてくることもある。当日は、笑顔で「入学おめでとう。」といいながら、これから「よろしくお願いします。」の気持ちを挨拶に込めて丁寧に対応したい。

最初が肝心

2007-04-03 | 育児
 これから始まる一年間をどのように過ごすかは、今の生き方にかかっている。これには、積極的な働きかけが必要となる。言われることを待っていては相手のペースに流されてしまう。まずは様子を見ようと考え、すべきことをせずにいると我慢の1年になってしまう。
ー事をすますー
・信頼を得るためには、すべきことを手早くする。
・特に年度初めは提出物や書類の整理が多い。この提出物や書類の整理をできるだけ素早くすませ、時間のゆとりを作る。
 これは、職場の同僚だけでなく、子どもに対しても同様。
・子どもを迎えるまでにすべきことはする。これが遅れると事に動かされる。
・自分の思いで動くためには、すべき事は済ませておく。
☆担任として準備しておく事
 ・諸帳簿の整理
 ・教材の選定
 ・名簿、補助簿の作成
 ・机列表の作成
 ・ロッカー、靴箱などの名札の準備
 ・教室の整理整頓  など
☆校務分掌でしておく事
 ・当面しなければならない事の整理
 ・全体の動きのイメージ
 ・担当として受け持った仕事の準備
ここまでは、最低しておく事になる。しかし、この先に明確にしておきたいことが本当は大事。
ー思いを作るー
・育てるための手だてを明確にする。
・学級作りのイメージを作る。(手に入る資料をもとに経営の方針を立てる。)
・経営するために必要な具体的な手だての準備をする。(何を柱にし、どのような方法で、どのような流れを作って育てようと思うのか。)
・通信の作成(保護者や子どもに対してどんな内容をどのように、どの程度伝えようか。)
・評価基準を具体化する。(生活や学習に関して)
 自分なりに1年間を構想する大切な今の時間を事に使われないようにうまく思いを作る時間を増やしたい。

新たなスタート

2007-04-01 | 育児
1年の計は元旦にあり。学校の1年の始まりは、4月1日。日曜日ということもあって、始まった気分はやや弱い。しかし、新年度を迎えるに当たって、まずじっくりと考える時間があることはとてもありがたいことだ。
<1年間大事にしたいこと> (私事)
 多くの先生や子どもと接し、記録をこまめにとり、事実をたくさん作ること。異動ということもあり、全く知らない人たちの中に飛び込んでいく私である。自分から進んで接し、相手を十分理解できる私にすることから仕事が始まる。そして、その人々が創り出した校風をつかむことで、私にできることを探したい。