オヤジのおもちゃ箱(スケール1:1)

「お金は無いけど、暇は有る」万年少年オヤジの車・バイクのプチ改造や昔の思い出、趣味などを綴ったページです。

R100RS ETC取付け(その1)

2008年12月14日 | バイク

 ひょんな事から、バイク用ETCを入手しました。
 当然BMWに取付けるのですが、
 本来の取付けは専門業者で実施ということに成っています。

 ・・・お任せにすると僕の要望通りにして貰うには、とても大変
 (お金が掛かる・・・)なんで、意を決して自らで実施する事にしました。

 当然、自己責任が伴うのですが 僕の場合 料金所ETCシステムの
 ハードに関しては少し知識があるのと、取付けマニュアルを遵守する事。
 また、精密機器の製造・組立ては仕事柄、相当の知識が有るという事。
 そして、いずれセットアップと最終確認は専門業者で診て貰わなければ
 ならないので、、、・・・まあ、良いっかな。。。
 いずれにせよ、あくまで自己責任のリスクは覚悟での実施です。

   

 まず、アンテナの取付けです。
 僕は、スクリーンとコンソールの間に着けたかったのですが
 空間が不足していて取付けられません。
 これは、元々判っていてコンソールを延長するパーツを
 前々から構想していました。
 このパーツは、フードの役目もして電圧計と油温計の視認性を向上する
 ことにも貢献出来るのでは?・・・と思っています。(^_^)v

 この部品、世の中には存在しないので当然ワンオフ製作と成ります。
 ・・・まずはスクリーンを外して、厚紙で追加パネルの型を製作です。
 で、ETCアンテナを仮止めして様子見。。。
 アンテナの姿勢・条件は、取付けマニュアルでは

 1,取付け面は進行方向 水平から20°±10°
 2,上面から見て ±40°の範囲に電波を遮る物質が無いこと
 3,側面から見て水平より80°の範囲に電波を遮る物質が無いこと  

 と、いう規格です。
 仮止めの位置で上記条件を満足する事を確認します。

 ・・・OK~(*^_^*)
   

   

 スクリーンを着け乗車姿勢からの視界はこんな感じです。
 インジケータランプは、パネルの内側 アンテナ真下に取付け予定です。

   

 パネルは、アクリル板で製作します。板厚は2mm。
 色は、ブラック・スモークが良かったのですがホームセンターに在庫が
 無かったので、ブラックにしました。 

   

 型に合わせてカット。

   

 台所のコンロの熱でコンソールのR形状に曲げ加工します。
 この辺は、コンソールに合わせ込みながらの繰り返し作業ですね。

   

 紙テープを貼り穴位置をケガいて取付け穴を開けます。
 センター部分もテープでマーキングし左右対称を採ります。
 まずは、中央の2個の穴開け。

   

   

 コンソール側に 合わせ加工 で穴開け。

   

 続いて端の穴開け加工。。。

   

 センター部分にアンテナのケーブルを通す穴を開けます。
 この部分は、アンテナケーブルの保護で ゴムブッシュを取付けるため
 直径14mmの穴を開けるのですが、φ12のドリル刃までしか
 持っていないのでテーパーリーマで加工します。
 で、ドリル穴は、細い穴から4回位に徐々に大きくしていきます。
 ・・・最後のφ12で、少し欠けてしまいました。。。
 ま、ゴムブッシュで隠れるので無視ですが・・・(^^;)

   

   

 テーパーリーマで、穴径を確認しながらφ14mmまで穴を広げていきます。

   

   

 ゴムブッシュを仮止めして確認。
 このブッシュは、真ん中には膜が有ってケーブルを通すための
 切り込みを後から入れるタイプです。(防塵タイプ)

   

 ここで事件が発生~。やっちまったー (PД`q。)

 ・・・アンテナケーブルは、デカイ中継コネクタが付いていて
 プレートにケーブルを通すにはスリットを入れなければ成らないのですが
 スリットを入れた後、確認で上下方向にグニュグニュやっていたら
 見事に割れてしまいました~。。。
 接着剤で補修はしてみましたが、コンソールに取付け後に再度
 割れてしまうのは必至と思われます。。。(T_T)

 ・・・ここから作り直すのも面倒だし・・・
 で、金属プレートで補強する事にしました。
 と、言うのは プレート材質にアクリル板を選定したんですが
 プレート表面に静電気が発生するので、除電をどうしようかと考えて
 いたところだったんですね。。。
 静電気は除去出来ないとドンドン溜まっていき 飽和電圧に成ったところで
 スパーク(放電)するという現象があります。
 冬場の乾燥した時期に、ドア取手などでバチッと成ることが有りますが
 人体に帯電した静電気が放電する現象です。
 湿度の高い環境では、静電気が帯電しても大気中に放電されるので
 起こらないのですが、乾燥した大気では水分が少ないため
 電荷が伝わりにくくなるので静電気が溜まっていくことになります。
 で、金属に触れる瞬間に一気に放電するという具合。。。。

 今回、ETCのアンテナを取付けるのですがアンテナやケーブルに
 放電した場合、ノイズとなって悪さをする可能性が有るかもしれません。
 アクリルプレートに金属板を取付けて、アースで落としてやれば
 静電気による放電は防げるのでは・・・? と、いう目論見です。。。

   

 早速、(急遽・・・(^^;))追加のプレートを製作しま~す。
 材料は、アルミの板厚1mmをチョイスしました。

   

 30分程で、完成ー (^_^)/
 金鋸とヤスリでの手加工ですが
 曲げ加工の無い、平らなプレートなら速攻出来ちゃいますね。。。

   

 こんな感じに取り付きます。
 アルミ板は地のままですが、車体に装着して問題が有れば
 後で艶消しブラックで塗装しましょう・・・。

   

 いよいよアンテナの取付け。
 アルコールで脱脂して両面粘着テープで固定します。
 ケーブルは、ゴムブシュに通しますが マニュアルではケーブル曲げの
 曲げ半径が40mm以上となっています。
 こんなにデカイ曲げ半径を必要とするのは光ケーブルなのですが
 アンテナから車載機本体は、光通信なんでしょうね・・・?
 ・・・一般的に使われる光ファイバーは、プラスッチックファイバー
 で、曲げ半径は20~50mm以上となっています。
 曲げ半径が小さくなると伝搬損失が大きくなったり物理的に強度が
 小さいのでクラックが入ったりして、通信不能が発生するんですね。
 アンテナケーブルの引き回しには、注意が必要のようです。
  
   

 状態表示灯(インジケータ)は、プレート裏側に固定します。
 こちらは、LEDの点灯なので 通常のケーブルのはずです。
 引き回しは気を遣わなくてすみますね。

   

 コンソールに取付けて、ケーブルを通します。
 例のアンテナケーブルは、この部分でR30mm位でしょうか。
 ちょっとRが小さいのが不安です。

 セットアップ時の動作確認で、通信状態が悪い場合
 この部分を まず、疑って観ることになりますか・・・(>_<)

   

 車体側へは、油温計に沿わせるようにクランプで固定して導きます。
 今回の引き回しで、敢えてコンソール側を通さなかったのは
 ETC機器をプレート側にアッセンブリーにしたかったためで、
 ケーブル引き回しによる通信不能が有った場合、見直し(設計変更)が
 必要に成るでしょう。

   

 正面から見るとこんな感じ。。。

   

 次に、プレートの端面がアクリル切りっぱなしと成っていて
 万が一の時、危険なので保護部材を取り付けます。
 ゴム製のエッジスペーサーです。
 以前 ス-パーカブの改造で使った物が余っていたので流用~。。

 ・・・スーパーカブも結構いじっていて、いずれは ブログデビュー
 しよっかな・・・(*^_^*)

   

 両面粘着テープで貼り付けて取付け完了。

   

 んで、アンテナとインジケーターの取付け完成~ (^_^)/

 ・・・つづく