プレゼント

【part1】

長い間会っていなかった父（実際と違う）と
再会する
私と小学校時代の親友
ＫちゃんとＭちゃん

それぞれ好きなように
１日を過ごしてから
また別れる

私は父と広い道路を歩いて
向こうから来た知り合いに会い
少しの間話す

父と別れてから
自宅に帰る（一軒家

玄関のドアは
薄いベージュの
ビニルシートに
チェーンが３、４個ついていて
ひっかけるだけ

ここら辺は安全だけど
これじゃ不用心だよな
と思いながら

フックに引っ掛けては
落ちる繰り返し

玄関といっても
古い自転車や
使わないモノを
いろいろ置いてある
納戸みたい


【part2】

小学校時代の三羽烏と呼ばれた
親友３人で久々集まって喋って
あっという間に時間が経って

まだ明るいが
Ｋちゃんは旦那さんと
先に帰る

Ｍ：帰る前に掃除していく

と自分の周りの壁や床を
真剣に拭き掃除している

私：
母は潔癖症だから
私たちが帰ったら
どのみち全部掃除機をかけて
ぞうきんがけすると思うよ^^;

私はなぜかその隣りで
低い位置にある蛇口を使って
石鹸で顔を洗う

私：最近、顔も石鹸で洗ってるんだよね

Ｍ：
私もそうだよ！
いいんだよ　それで充分

私：体もお湯で流すだけだし

一緒にいた男性が
こうした何気ない会話を
四角いレコーダーで
録音するという

サプライズのように
ボディミルクかなにかの
瓶をお土産にと渡されて
ビックリして
顔をくしゃくしゃにして泣いて感激する

私：
えーーー！！
私、何も用意してこなかったよ！

Ｍもなにかしら
みんなの分を用意していて渡す

申し訳ないが
「嬉しい！」と喜びと
感謝を伝えると

男性：良かった

私：
私、今朝起きてから
慌てて荷造りをてきとーにして来たから
全然頭になかった！

バタバタしていたため
服の着替えも２日分くらいで
今日着るものがなく
洗濯したものが乾くから
それを着よう

目の前は自分のなのか
服がゴチャゴチャに
詰んである

Ｍはその間も
ずっと黙々と掃除をしていて
なかなか終わりそうもないから

私：私もやろう

と仕方なく
形だけ付き合うことにする