ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

岐阜県スポーツ少年団ジュニアリーダースクール in 岐阜メモリアルセンター 2021年7月27日

2021-07-30 08:29:55 | 出前講座&特別講座
「気になる木散策ツアー」と「コケ玉作り」の2本立てです。スポーツ少年団ジュニアリーダー資格修得のための研修で、活動プログラムの一環としての講座でした。小学5年生~中学3年までの子供達です。
 
「気になる木散策ツアー」
どれが気になるかな?
 
いろんな木のヒントになる物を10種準備しました。葉っぱや実などが袋に入っています。なんか好きとか何だろうとか気になるヒントを2種選んでもらいました。散策ツアーでいろんな木の紹介を聞いて、「あっ、私の木だ!!」と分かったら「はい!」と手を上げてもらいます。見比べて「同じかな~?」と悩んだり、友達と相談したり、かと思えば一目で「これだ!」と声をあげてくれる子もいました。
 
ケヤキ
 
メモリアルセンター西口付近に並んでいたのはケヤキです。紹介を聞いて考えていたのでしょう、やっと手が上がりました。「何で分かったの?」と聞くと「縁のギザギザの形で~」と返事がありました。袋に油性ペンで「ケヤキ」と書いてもらいました。記憶に残ってもらえるとうれしいですね!
 
種、飛ばそう!
 
イロハモミジの木は何本かありましたが、ヒントの袋には葉っぱだけでなくプロペラのような物がたくさん付いています。「これ何~??」種子の説明を聞いてから飛ばしてみようということになりました。半信半疑だった子供達ですが、「いち、にの、さん!!」で放り投げてみると、風に流れてクルクルと回って落ちてきました。「回った!回った!」何度もやってみました。
 
「コケ玉作り」
手の平に乗ってしまう、まん丸くて可愛らしい自然です!その姿が何とも心を和ませるのではないでしょうか。里山の情景を小さいながらも楽しむことができるのが苔玉の魅力です。
 
爆弾!!、団子です
 
小さい頃の泥団子遊びそのまま!好みの大きさの団子を作ります。苔玉の芯になります。耳たぶくらいの柔らかさがベストです。
 
 
♫い~とお、まきまき
 
コケ玉作り最終段階です。団子に苔を張り付けグルグル糸を巻き付けて苔と団子を密着させます。木綿糸は腐るのでお勧めです。色は目立たない黒が良いです。
 
 
完成です
 
自分の作品を手に記念撮影!皆さん、これから小さな自然を育てて下さい。
 
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「おおきな木」野外塾昆虫採集 in ふれあいの森 2021年7月24日

2021-07-24 17:10:24 | 出前講座&特別講座

危険動植物

本屋さんの「おおきな木」主催の昆虫観察会をやられるとの事。急遽お声が掛かり助っ人を頼まれたので出かけてきました。何といっても親子で50名ほどでしょうか・・・私達が出来ることはこの森の危険動植物を伝える事ぐらいだと判断。ウルシ、ツタウルシ、スズメバチ、マムシ等を絵なども交えお伝えしました。

サー出かけるぞ

何といっても大人数です。この子供たちが満足出来るだけの昆虫は今のふれあいの森には生息していないでしょうね~~。

ここに居るかも??

みんなでコナラの木の根元の落ち葉の下をほじり始めました。

クワガタ見つけた!!

     

木の割れ目の隙間で見つけたとか!!ずっと握りしめていました!

番外編トリノフンダマシ

薬木広場でアカイロトリノフンダマシが居ないかススキの藪に座り込んで探しました。アカイロは居ませんでしたがシロオビトリノフンダマシを見つけました。ところが、子供が見ているときケースを落としたのが運の付きでさっさと逃げてしまい何処かへ・・・みんなに見てもらう事叶わず。それから必死に探したらこれまたトリノフンダマシが・・・何とか参加者の皆さんに見てもらうことが出来ました。これがクモだとは??覗き込んで不思議がっていました。暑い中でしたがアスファルトの暑さとはまた違った夏の1ページでした。

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2021年7月14日(水)「ムシも好かない!!って」 in百年公園

2021-07-15 14:30:27 | 百年公園散策会
 
まん延防止等重点措置が解除されて散策会の開催となりました。最近は天気が不安定で突然雷雨が襲ってくることもありますが、運よく天気に恵まれました。
 
「クリメコブズイフシ」
 
 
今月は虫を中心に紹介しました。最初は虫こぶです。虫らしき姿は見れませんが虫の仕業です。クリの新芽にクリタマバチが卵を産みつけ、それによってクリが異常に反応して、こんなコブを作ってしまいました。
 
「順番に見てください」
 
 
小さなクリの木なので手の届くところにたくさん付いていました。「これが栗になるのかと思いました。」「こんなについてしまって木は大丈夫なの?」皆さんの反応いろいろ!!
 
「クリタマバチ幼虫」
 
 
虫こぶを切り開いてみました。中には白く透き通っていて元気な幼虫がコロンと入っていました。俗に言うウジ虫ですが、なんかかわいく見えてきます。
 
「童心に返って虫取りです」
 
 
虫取り網と虫かごを持って草むらに入ると面白いように虫が飛びだします。でも、なかなか捕まりません。網に入っても手に取ろうとすると飛んで逃げていきます。1~3cmのバッタの仲間の幼虫たちです。ショウリョウバッタ、オンブバッタ、イナゴやキリギリス・コオロギの仲間、オタマジャクシからカエルになったばっかりのニホンアマガエルなど捕まえました。
 
「字書き虫」
 
 
ヒヨドリバナの葉にグチャグチャとした線があります。これは字書き虫!絵描き虫とも言われます。ハモグリバエやハモグリガの幼虫が葉の中で食べ進んで行った痕なのです。卵から孵化した幼虫は最初は小さいので細い線なのですが、成長につれて線も太くなります。
 
「ウィルス感染」
 
 
今どきウイルス感染と聞くとビクッとしてしまいますね!ヒヨドリバナがジェミニウイルスに感染して葉脈が白く色が抜けたようになっていました。栄養が足りなくなり成長が悪くなってしまいます。字書き虫もジェミニウイルスも農作物に発生すれば損害になるので農薬で駆除されます。農家の方たちには悪魔のように見えるでしょうね!
 
この他にも、シオカラトンボ♀、コウヤツリアブ、イチモンジカメノコハムシなどを捕まえました。レンズで見る虫たちに「おお~っ!!」「キレイ~!!」と感嘆の声があがっていました。
百年公園ワンコイン散策会は8月はお休みをいただきます。次回は9月8日(水)となります。またよろしくお願いします<m(__)m>
 
 
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