ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

講座依頼で出かけました・・・

2016-07-29 21:03:14 | 出前講座&特別講座
みのハイキングクラブさん講座

今日は霧ヶ峰&八島ヶ原湿原バス散策の後の8時からの講座依頼でした。何とミノハイキングクラブの構成人数は80数名いらっしゃるとか?役員の方々は大変でしょうね。お察し申し上げます・・・今夜はそのうちの約半数でしょうね?約40数名程お見えでした。タイトル「イロハのハから始めましょう」という事でスタートです。

                          イロハのハから始めます

「子供のうちからイロハを覚え、ハの字忘れて色ばかり」ではいけないので資料をお渡しして関連する右と左を繋いでもらいました。皆さんほとんどの方が正解でしたね~。繋いでもらった各植物を簡単に説明です。時間が40分くらいしか無いのであまり掘り下げることは出来ませんでした。又ご招待いただければ今回よりは詳しく説明できるでしょうか・・・
世話役の藤沢様からこんなお礼のメールをいただきました。ありがとうございました・

【昨夜はみのハイキングクラブの為にお話しをいただきありがとうございました。資料の「なかま通しつなぐ」ではユーモアを交えてのお話に感心したり、うなずいたりと何時もとはひと味違う楽しい例会でした。又機会がありましたらよろしくお願いいたします。】







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霧ヶ峰&八島ヶ原湿原バス散策・・・顛末記 パート1

2016-07-28 20:12:44 | バス散策
車山の肩は夏の花が百花繚乱

車山の肩は初夏のニッコウキスゲからシシウド、クガイソウ、ツリガネニンジン、イブキトラノオ、マツムシソウなど夏の花に移り変わり、霧ヶ峰一体はこれから盛夏を迎えようとしています。

                   岐阜では見ることが・・・

この霧ヶ峰高原は室町時代から人の手が入っているようです。江戸・明治・昭和の初期まで9集落の入会地だったようでお陰で今現在の景観が保たれた歴史が有るようです。そんな草原の歌姫ですね。爽やかな高原を渡る風に乗って、ホオアカがしきりに歌っている声が響いてきます。他にもノビタキ・ウグイス・カッコウ等が盛んに囀っています。岐阜では経験できない目と耳と肌での体験が出来ました。

                                                      はい!チーズ!!

湿原に足を踏み入れる前に参加者全員で記念撮影です。ここ八島ヶ原湿原は岐阜や中京方面よりどちらかと言うと関東方面からのお客さんが多いようです。一周する間何組かの学生集団とすれ違うのですが「どちらから?」の問いかけに「東京です」との回答でした。私たちでもこの環境はとても感動するのですから都会の人にはたまらない景色でしょうね・・・私たちの満足度もこの画像の顔を見てもらえば一目瞭然なのでは!(^^)!

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霧ヶ峰&八島ヶ原湿原バス散策・・・顛末記 パート2

2016-07-28 20:04:55 | バス散策
   「出発の前に」

長野県のほぼ中央霧ヶ峰高原の八島ヶ原湿原にある八島ヶ原ビジターセンターのインタープリター増田さんより説明を聞きました、約1万2000年前窪地に池ができ土砂が入りアシなど水生植物など生え、枯葉枯草など寒冷地の為完全に分解されず泥炭となり堆積していきました、その繰り返しで水面と泥炭がほぼ同じになり低層湿原ができ、その後ミズゴケ類がドーム状に盛り上り高層湿原が出来上がります、湿原は枯草などの堆積を繰り返し低層、中層、高層湿原、陸地に変化していきますがなんと言う事でしょう、その堆積は1年間約1㎜です自然の凄さ奥行きの深さを感じました。

                            高層湿原での今昔

八島ケ原湿原の木道周囲には、初見の色鮮やかなアサマフウロやアカバナシモツケが目を惹きますが、その裏では2つ目の池の「鬼ケ泉水 」が近い将来陸地化する恐れがあるということも知っていただきました。環境が変わっていくと今目の前にあるお花たちも将来は他の植物に変わっていくことも考えられるのです。

                                                    「ナンテンハギ」

「ワアー!!アズキナだー」有りました、八島ヶ原湿原に有りました。驚きと嬉しさでした郡上北部地域では、「アズキナ」その名前です。春の山菜で、柔らかな葉先をおひたしにして食べます毎年春に食べないと「春が来ない」と言われる方も見えます。この地域の、老若男女が口をそろえて言われます
畑やその法面に植え育てた、マイアズキナを持っている方もあります、まさに郡上地方のソウルフードです本名は「ナンテンハギ」

総勢43名の散策でした。昨夜からの天気予報がとても心配でしたが終わりかけのほんの少しぱらついた程度で、暑くもなく寒くもなく快適な散策でした。八島ヶ原湿原の南は天竜川で長野・愛知・静岡を経由して地球上で一番古い太平洋に、北は千曲川を経由して地球上で一番新しい日本海に流れていきます。そんな1億8千万年前に出来た太平洋と、1千6百万年前に出来た日本海に挟まれた奇跡の大地に居住している幸せも実感できたような気がした今回のバス散策でした・・・次回は今回よりグレードアップしたスポットを企画しますので又の参加をお待ちしております。ありがとうございました。

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7月3日 なるほど自然講座「夏の食用きのこ・毒きのこ」  in ふれあいの森 パート1

2016-07-05 17:43:02 | 自然のふしぎ講座
         雨後の竹の子みたいにニョ~キニョキ

キノコといえば秋の味覚・・・と誰もが思いがちですが、森林文化アカデミーの津田先生のお話によると、食用キノコはもう夏からすでに出始めている、と言われ皆さん「へ~!」と驚いていました。採取時の注意事項を守って、さあキノコ狩りですー☆彡一週間前にはキノコが少なかった森の中に、ここ2~3日続いた雨でいろんな種 類のキノコが顔を出していました。

                              ノボリリュウタケ

林床にたくさん生えていたのがこのキノコ。見るからに毒キノコみたいな姿をしていますが、先生の同定によると食用の「ノボリリュウタケ」とか。西欧では妖精の鞍と呼ばれているそうです。姿かたちだけではキノコはわかりません^^;

                                                  全員で同定です

採ってきたキノコの同定を自分でします。種類が多くてなかなか名前が見つかりません。日本で見つかっているキノコで名前がついているのはなんと1/3だけだそうです。キノコを研究したらその道の達人になれるかもしれません(^◇^)
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7月3日 なるほど自然講座「夏の食用きのこ・毒きのこ」  in ふれあいの森 パート2

2016-07-05 17:38:51 | なるほど自然講座
     同定のノウハウを教えてもらいました

キノコの同定はまず似た者同士を集めます。それからイグチ科かベニタケ科かを分類してから、この2つに入るか入らないかを分別した後に次の科を順に調べていく方法を教えてもらいました。イグチ科は傘の裏がスポンジ状になっているし、ベニタケ科の仲間は傘を触るとポロポロと崩れるので分かりやすいです。「なるほどな~」と感心することしきり!

                           同定されたキノコが勢ぞろい

食用キノコはノボリリュウタケ、ニオイワチチタケ(カレーの匂い)、アイタケ(藍色している)、シロキクラゲ、コガネヤマドリ。毒キノコはウスタケ、タマゴテングタケモドキ。食不適はカレバキツネタケ、ニオイコベニタケ、シロホウライタケ、ヒイロタ ケ。食毒不明がニセアシベニイグチ。こうして名前が分かったキノコはなんとなく親しみが湧いてきます^^

                                                      絵本の世界

この超ミニサイズの白いきのこは、シロホウライタケです。とてもメルヘンチックな世界をつくりだすキノコですね♪♪♪


ふれあいの森には春から秋にかけて様々なキノコが出現します。雨が続いた後に、足元をキョロキョロ探しながら歩いてみるのも楽しいもんですー☆彡
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