ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

2024年7月25日(木)ぎふ木育プログラム開発事業のプレゼン

2024-07-26 14:09:15 | その他

岐阜県では、県内の豊かな森林を守り次代につなげていくために、森や木に親しみ、学び、行動する人を育てていく「ぎふ木育」を推進しています。その「ぎふ木育」を展開するための地域プログラムの提案募集がありました。

ふれあいの森自然学校でも案を作り上げて応募しました。そのプレゼンが美濃市で行われ、参加してきました。

 

会場 

プレゼンは雷鳴と同時に始まり、一瞬停電もありました。提案説明が10分間 質疑応答が10分間でした。

 

ギフチョウの本 

ギフチョウ関連の本を資料として提示しました。

 

和紙 

里山とのつながりで和紙でのクラフトを盛り込んでいます。

質疑応答が難しかったですが、無事終えられました。採用されるかどうかは後日の発表となります。持して連絡を待ちたいと思います。

 

和紙の店 

採用された場合、和紙が必要になるので和紙のお店を見てきました。美濃和紙の説明をしてもらえました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年7月4日(木)春~夏の面白ネイチャーウォーク④ 各務野自然遺産の森  

2024-07-05 09:06:37 | 面白ネイチャーウォーキング

「芽(目)と花(鼻)で楽しむ初夏」

梅雨の晴れ間なんでしょうけれど、これでもか~!!と言わんばかりの猛暑です。最高気温は34.8度でした。湿度も高くて散策会向きの天候ではなかったのですが、ほとんどの方が出席してもらえました。

 

ヤブガラシ 

ヤブガラシの花は「昆虫レストラン」と言われるくらい、たくさんの昆虫が蜜に集まります。アリやハチ、コガネムシなどを見つけられました。緑色のはまだツボミ、開花するとオレンジ色の所に蜜がたっぷり、花びらや雄しべ、雌しべも見えます。けれど、花びらと雄しべはすぐに落ちてしまいます。ピンクに見えてきたら、もう蜜はなくなっているみたいです。

 

イ 

「イ」1文字ですが、一般的にはイグサと言われます。不思議な形をした植物です。「これ、なんか変じゃないですか?」と皆さんにお尋ねしたら、「普通、花はてっぺんにあるのに途中にあるー!」と答えていただきました。確かに!その不思議を紹介しました。

 

チゴザサ 

紫色に群生して雲のように見えているチゴザサです。遠くから見たらそれだけですが、よく見るとブラシのような雌しべと飛び出ている雄しべが見えます。半信半疑で見た方が「オーっ!!」虫メガネを借りて見た方が「アッア~~!!」私も私もと手を出してきた方が「ホオ~~っ!」いろんな声が聞こえてきました。

 

ヤマボウシ 

朝の集合時から「あれは何?」と皆さん気になっていました。見事に真っ白になっているので目立ちまくりです。ヤマボウシの花と苞の紹介をしました。

 

シロオビトリノフンダマシ 

先月この遺産の森でツシマトリノフンダマシが発見されたとのニュースが流れました。ツシマトリノフンダマシは見つけられませんでしたが、仲間のシロオビトリノフンダマシ、オオトリノフンダマシ・トリノフンダマシを見ていただきました。

 

シリブカガシ 

この地域では珍しいシリブカガシです。日本のドングリは22種類あるのですが、唯一秋に花が咲く樹木です。暖かい地域に自生するのですが、なぜか遺産の森にあります。近年の温暖化をきっと喜んでいるのではないかしら?

 

日陰に隠れて 

雲の丘でヒトツバタゴの鈴なりの果実を紹介しました。あまりに暑いので日陰にしか立っていられません。

 

ネジバナ 

雲の丘の広場で「ピンクの花を見つけましょうゲーム」をやりました。日なたなので短時間しかできませんでしたが、皆さん一生懸命に探してもらえました。ニワゼキショウ、アレチハナガサは「これはピンク?」と自信なさげ!「あったー!ピンク!!」と声が出たのはネジバナです。広い広場で当たりくじの確率ぐらいで咲いています。草がいっぱい生えているので遠くからは見つけられないんです。あちこちで「ここにもあるー!」と楽しめました。春に食べたノカンゾウの花が咲いていて、「これ食べたねー!」と覚えていてもらえました。

 

暑さの中、水分補給の時間を多めに取りました。皆さん元気に帰ってこられてホントによかったです。次回は9月26日です。酷暑を乗り切って、またお会いしましょう!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年6月27日(木)椿洞ワクドキ自然散策会

2024-06-27 18:10:32 | 椿洞畜産センター公園

テーマ:「森の模様は何色?」いろいろな緑と形を楽しもう!

 

おかげさまで多くの方にご参加いただき、今回は2班に分けて散策をすることになりました。最初にテーマである「色」に着目したゲームをみんなでやっていただき、それぞれ森へ散策スタート!!

 

アキノタムラソウ

花が少ない季節ですが、ところどころで見られたアキノタムラソウ。え?まだ夏なのに秋?!アキノタムラソウは夏から秋にかけて花を咲かせます。よく似たものにナツノタムラソウという植物もあります。

 

コムラサキ

紫三姉妹を観察していただきました。ムラサキシキブ、コムラサキ、ヤブムラサキです。似ている植物ですが、その見分け方もご紹介しました。

 

ハンゲショウ

漢字で書くと「半夏生」ですが、半分化粧をしたようだから「半化粧」という説もあります。緑色と白色のコントラストがきれいですね。

 

ネムノキ

ちょうどピンク色のかわいい花が咲く時期です。低い枝があったので香りをかいでいただきました。

 

森の中は涼しく

梅雨の合間で少し湿度を感じましたが、森の中は涼しく観察しやすい日となりました。

この「椿洞ワクドキ自然散策会」、7月と8月はお休みで次回は9月となります。

百年公園での散策会は7月も実施しますので、ぜひご参加ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年6月26日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2024-06-26 17:59:29 | ふれあいの森

タイトル「森は元気にしてくれる?」「先人の知恵を知りたいね!」

 

スタート

梅雨入りしているのに運よく雨の予報ではないんです。降水確率10%ですから。ナツツバキの花を見ながらのスタートです。今月は薬になる植物を中心に紹介しました。

 

ナンテン

ナンテンが花盛りです。「難を転ずる」という語呂合わせで自宅にあるという方が多いのではないでしょうか?ナンテンは咳に効くのでのど飴がよく知られています。

 

キハダ 

キハダは葉を触ると手には爽やかでフルーティーな香りが残ります。樹皮を削ると中から黄色の所が見えてきます。黄色の肌なのでキハダとなりました。ちょっとかじってもらうとびっくりするくらい苦いのです。胃の薬に含まれます。

 

クズ

大きな葉のクズです。繁殖力が強くツルを伸ばしてどんどん広がっていきます。クズの根からは葛根(かっこん)という生薬が作られ、葛根湯に使われています。

 

アキグミ

秋に実がなるアキグミです。果実が咳や下痢に効くそうです。

 

カリン

咳やのどの痛みに効くカリンです。果実が大きくなってきていましたが、下に落ちてしまったのがたくさんありました。

 

キササゲ

ちょっと変わった形の花です。果実も種子も変わっっています。いい香りがしました。腎臓の病気に効くそうです。

 

身近にある植物が薬になることを昔の人たちは経験をもって見つけていったというのは本当にすごいことだとつくづく感じさせられたのでした。

酷暑の時期となりますので、散策会はしばらくお休みになります。次回は秋深まる10月23日「どんぐり合戦しようぜ!」でお会いしましょう!!よろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年6月13日(木)春~夏の面白ネイチャーウォーク③各務野自然遺産の森

2024-06-14 10:58:10 | 各務原講座

マタマタ超(蝶)面白い観察会

 

まずは目慣らしから

昆虫を見てもらうのですから、目を慣らしてもらうために「カモフラージュ」というゲームを楽しんでもらいました。自然物の中に人工物を置いてあります。それを目を凝らして見つけてもらうのです。声を出したり、指をさしたりするのはNGです。10点置いたのですが、パーフェクトの方が2名いらっしゃいました。これで虫探しは大丈夫ですね!

 

ドングリの代表観察

ドングリは全部で22種類あるのですが、代表となるのは やはりこのクリですね!ところが意外に、花の時期のクリを見た事のある方はごく少数です。丁度ここには手の届く所に雄花と雌花が有るので観察してもらいました。手前の緑色の小さなイガ状のものがクリになる雌花です。奥のクリーム色のものが雄花です

 

ツヅミミノムシ

1cm前後の小さな蛾の幼虫です。いつもウケるのですよ(笑)「覚えやすいから名前を覚えてくださいね!マダラマルハヒロズコガ!」って言います。どっと笑いが起きるのです。長い名前なので一度では覚えられませんから!(^^)!

 

観察

昆虫を入れるケースに網で捕まえた虫を入れて参加者の皆さんに見てもらいます。今日のメインはゼフィルスのアカシジミ・ウラナミアカシジミ・ミズイロオナガシジミです。ところが、飛んでいるのは居るのですが、なかなか捕まえることが出来ません。それでも参加者皆さんには初めての蛾なども居て楽しんでもらったようです。

 

木陰

夏場はとても暑いので時間を1時間前倒しして、9時から11時までです。この数日とても暑いのですが、木陰は結構過ごしやすくて良かったです。

 

ウラナミアカシジミ

早めに出かけてゲットしていたウラナミアカシジミを最後に見てもらいました。

 

ミドリシジミ

全く運よくこのミドリシジミも朝イチにゲット出来ましたので、見てもらうことが出来ました。今日の参加者の皆さん持ってらっしゃいますね!!

   

表も

ミドリシジミを逃がす前に写真を写そうといろいろ工夫していたら表も見せてくれました。これは参加者の方々が解散した後だったので、見てもらえませんでした。残念!!最高でしたよ!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする