ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

第5回案内人養成講座その10「救急講座&修了式」

2024-03-11 20:04:11 | 案内人養成講座

救急講座

なにわともあれ、人命救助です。心臓マッサージの仕方やAEDの扱い方をレクチャーしてもらいました。

 

心臓マッサージ

「1秒に2回5センチ押し込む」というのが基本なのですが、これが結構きついのです。さらに、肋骨が折れてもマッサージは続けなければいけないというレベルなのです。思い入れで大切なのは我が子がこの状態なんだって思えるかどうかでしょうか?とにかく心臓が動いていない限り、痛いも楽しいも感じないのですから。

 

 

修了式 皆勤賞

皆勤賞は案内人のタカさん手作りの物差し鳥のスズメです。これはこれで必須アイテムになるでしょうね。

 

修了証書

5回目の養成講座は申込者が35名もありました。でも半数の人たちは何らかの形でこの分野に携わっている方たちのようでした。この日を迎えるまで、私達のNPOに加入してもらえる方は居るのだろうか?とか何人参加してくれるのだろうかとか?思いをめぐらしたものです。

五倍子の墨で描いた修了証書をお渡しした後に「加入していただける人は残ってください。」とお願いしたら13名の方が残ってくれました。

ありがたい!!さてこれからまた一年かけて加入していただいた方たちに「実際の案内とは?」をレクチャーしないといけないですね。

 

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第5回案内人養成講座その9「チョウ面白い鳥の話」

2024-02-11 17:17:30 | 案内人養成講座

森の案内人になるためには

森の案内人として活動するときの注意する事柄をお伝えしました。一番大事なことは「先ずは自分が楽しむこと」それでなければ参加者に面白さが伝わりません。更に参加者の「知っている事から知らない事」への話の流し方などなど理解してもらえたと思っているのですが。

 

物差し鳥

物差し鳥のスズメを色付けしてもらいました。なかなか上手くは色を付けられないようです。見ているようで見ていないのが手に取るようにわかりますね。

 

野鳥の巣

集めていた野鳥の巣を見てもらいましたが、結構関心を引きました。見た事が無かったのでしょうね。

 

巣箱観察

設置した11個の巣箱を見てもらいながら、自分が鳥なら入るのか入らないのかを判断してもらいました。実際営巣したのと結構マッチしていました。

 

案内人養成講座の今後

養成講座参加の方々に「ふれあいの森自然学校」の案内人になってくれる方は何人くらいお見えですか?と質問すると数名の方が手を挙げてくれました。ありがたいことです。これで第5回目の養成講座を立ち上げた意味が有ります。

 

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第5回案内人養成講座その8「森の思想」

2024-01-14 19:46:54 | 案内人養成講座

ジリさんこと川尻先生の講座です。午前も午後も座学でしたが居眠りする人は皆無で皆さん聞くことに夢中でした。

 

先ずは江戸時代の森の風景から

私達が想像しているよりはるかに樹木の姿が見えないのです。先ずは燃料としての需要が有り、更にはそれよりも大きな原因は肥料としての利用が多かったようですね。

 

住み分け

人々がしっかりと住み分けをしながら、その中に神の存在が大きくものを言っていたようです。木を切れば必ず神に感謝をし、苗木を3本も植えると言う持続可能なシステムを構築していました。

江戸時代当時の人口は3千万人ほど、神様は八百万の神というのですから4人に一人は神様だったのです。って、これは冗談ですが、いかに人々の中に神の存在が大きかったかと・・・

 

吾唯足知(われ、ただ足るを知る)

自然豊かな土地故、今置かれている立場に満足していて不満を抱え込まない。故に、心が豊かになり満たされるのです。                                    

 

17世紀過ぎには植林活動をし始めた

今現在が一番荒れているのかもしれませんね!

 

午前・午後ともに座学

画像の字が小さいので見にくい人はこの格好での受講です。こんな姿は初めてです。この姿を見るだけでジリさん人気が分かるところです。

 

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第5回案内人養成講座その7「地衣類の不思議」

2023-12-18 14:27:31 | 案内人養成講座

地衣類講座開始 

地衣類についての詳しい人がなかなか居ない中、聖徳学園大学の川上教授が詳しいとのことでお願いしました。本職は岩石なんだとか?けれど、昆虫でもハチでも植物でも今回の地衣類でも、とにかくお詳しいのには驚きです。

 

イロハのイ

地衣類観察のイロハのイはこんな処からだとレクチャーしていただきました。で、調べるには先生の作ってみえる聖徳学園大学「進化する地衣類図鑑」をネットで検索してもらえば画像が出てきます。

 

話は続きます 

地衣類とは何ぞや?菌類が藻類を共生させて自活できるようになった生物のことだと。菌類の体に藻類を居候させているんですね。で、屋敷(菌類)に居候(藻類)を住まわせてやっているから家賃として光合成で作った栄養をもらって共に生きているということらしいです。

 

午後から

この格好です。少し時雨ていて外気温4℃です。しかしこの情熱ですから受講生も一生懸命聞いています。

 

ロウソクゴケ

一番目立つ黄色のロウソクゴケです。これは割と簡単に同定できるかもしれません。見つけやすい部類です。

 

ヘリトリゴケ

このヘリトリゴケは、石にくっついて剥がせません。よく見ることのできる地衣類です。

 

初雪の

時雨から雪に変わりましたが講座は続きます。展望台を過ぎ菖蒲園を回り込んで駐車場まで帰ってきました。案内人は何時でも、何処ででも、季節にかかわらず目にできるもののネタを一つは確実に持っていると何かに便利なので地衣類は知っておいてほしいと取り上げました。受講生一同一生懸命はまり込んでいたようです。

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第5回案内人養成講座その6「岐阜の大地の物語」

2023-10-09 17:01:29 | 案内人養成講座

小嶋先生の時間軸とスケールの違う地質の話

何回も下見をして頂き今日にいたりました。ありがとうございました。

受講生の中にはこのような地質の話を初めて聞く方もおみえだったと思います。インタープリターの基礎として足元の話は避けて通ることが出来ませんね。世界的に有名な小嶋先生のお話です。

 

基本的な岩石

地球を卵に見立てれば卵の殻の部分が地球の表面を覆っている岩石ですね。当然ですが、海の底にも有るのです。基本的のこの三つです。

 

長良川右岸小瀬へ

天気が怪しい中、午後からフィールドです。河原にある岩石の同定です。

 

色々な石

先生の手に掛かると見ただけで殆ど分かるようですが、私などは泥岩だと思っていたのが濃飛流紋岩だったりしてチンプンカンプンです。慣れれば分かるようになるのかな~~?

 

付加体

チャートの付加体の上にいます。ここから50m程南の川沿いには泥岩の付加体がありました。このチャートは今のオーストラリアより西にあった物だと以前に先生にお聞きしました。それがプレートに乗っかって日本まで来て、プレートが地球深く沈み込む時にはぎ取られて上に上に移動して、今現在はこの位置にあるというお話でした。何とま~~!スケールの大きな話・・・!ですからチャートは一跨ぎしている幅で100万年の歳月を費やしているのです。毎回ですがよく分からないのですが、とんでもなく大きなロマンは感じますね。

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