ふれあいの森自然学校 活動報告

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2021年7月14日(水)「ムシも好かない!!って」 in百年公園

2021-07-15 14:30:27 | 百年公園散策会
 
まん延防止等重点措置が解除されて散策会の開催となりました。最近は天気が不安定で突然雷雨が襲ってくることもありますが、運よく天気に恵まれました。
 
「クリメコブズイフシ」
 
 
今月は虫を中心に紹介しました。最初は虫こぶです。虫らしき姿は見れませんが虫の仕業です。クリの新芽にクリタマバチが卵を産みつけ、それによってクリが異常に反応して、こんなコブを作ってしまいました。
 
「順番に見てください」
 
 
小さなクリの木なので手の届くところにたくさん付いていました。「これが栗になるのかと思いました。」「こんなについてしまって木は大丈夫なの?」皆さんの反応いろいろ!!
 
「クリタマバチ幼虫」
 
 
虫こぶを切り開いてみました。中には白く透き通っていて元気な幼虫がコロンと入っていました。俗に言うウジ虫ですが、なんかかわいく見えてきます。
 
「童心に返って虫取りです」
 
 
虫取り網と虫かごを持って草むらに入ると面白いように虫が飛びだします。でも、なかなか捕まりません。網に入っても手に取ろうとすると飛んで逃げていきます。1~3cmのバッタの仲間の幼虫たちです。ショウリョウバッタ、オンブバッタ、イナゴやキリギリス・コオロギの仲間、オタマジャクシからカエルになったばっかりのニホンアマガエルなど捕まえました。
 
「字書き虫」
 
 
ヒヨドリバナの葉にグチャグチャとした線があります。これは字書き虫!絵描き虫とも言われます。ハモグリバエやハモグリガの幼虫が葉の中で食べ進んで行った痕なのです。卵から孵化した幼虫は最初は小さいので細い線なのですが、成長につれて線も太くなります。
 
「ウィルス感染」
 
 
今どきウイルス感染と聞くとビクッとしてしまいますね!ヒヨドリバナがジェミニウイルスに感染して葉脈が白く色が抜けたようになっていました。栄養が足りなくなり成長が悪くなってしまいます。字書き虫もジェミニウイルスも農作物に発生すれば損害になるので農薬で駆除されます。農家の方たちには悪魔のように見えるでしょうね!
 
この他にも、シオカラトンボ♀、コウヤツリアブ、イチモンジカメノコハムシなどを捕まえました。レンズで見る虫たちに「おお~っ!!」「キレイ~!!」と感嘆の声があがっていました。
百年公園ワンコイン散策会は8月はお休みをいただきます。次回は9月8日(水)となります。またよろしくお願いします<m(__)m>
 
 
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