今回のバス散策は乗鞍岳ですが2コース設定しました。①剣が峰登山コース②お花畑&ライチョウ探しコース,この二つで実施しました。前日までの天気予報などは良い情報が入らず、ヒヤヒヤのしどうしでしたが何と当日だけが良い天候でした。神がかり的です。
まずは乗鞍岳散策剣が峰コースから・・・
ハイマツ
左右に広がるハイマツ大群生地、ハイマツが生える場所から上には、高木は育たない目印になっています、主幹がなく枝が地面を這うように伸びる事から這い松とよばれる五葉松の仲間です、ライチョウが天敵から身を守る隠れ場所になり芽や種がライチョウのエサになります。
見えました、頂上
雲に覆われ始めた頂上と大雪渓です、大雪渓ではスキーを楽しむ方々の姿も見えました、この後、晴れていた空がアッという間に雲に包まれました、あと少しで肩の小屋です。
皆さん、笑顔
頂上にて皆さんと記念写真です、晴れ、曇り、雨が目まぐるしく変わる山の天気でした登頂15分前には雨で頂上では曇り空、下山10分には晴れ、その後は曇り空と晴れ間で無事下山できました
お花畑とライチョウコースは・・・・
目的のライチョウ親子です
お花畑は時折濃い霧の中に包まれてとても幻想的な雰囲気を醸し出していました。そんな中,ミヤマキンバイやミヤマキンポウゲの黄色い花や,ハクサンイチゲの純白の花、また名前のまんまのクロユリ等正に百花繚乱状態です。ゆっくりと木道を一周。その後大黒岳へ歩を進めます。ほんの少し小雨がぱらついてきましたが,標高2772mまで来ると止んでいてここで昼食です。なんとそこでイワヒバリの夫婦が近くに来てくれたり、ライチョウの雌が傍に居たりと大サービスです。食事を終えて下りはじめ、暫くすると今度はライチョウの親子連れです。とんでもないプレゼントに一同大感激です!!
更に希少種ムシトリスミレ
ここ乗鞍に詳しい現地ガイドの人でさえこの存在は知らないようです。話には聞いていたのですが現物がこの乗鞍に有るとは。またそれを目にできる幸運も味方してくれました。葉の上に粘球が出来そこで捕まえた虫を消化吸収するようです。貧栄養を生き抜くための知恵です。これだけでも珍しいのにおまけに2㎝弱の黄色地に黒の柄、縁が紫色と言うとても綺麗なオオキンカメムシと言うカメムシもお出迎えしてくれました。
1足す1は・・・
お花畑散策チーム一同記念撮影です。高山植物の花開く時期はとても短くあっという間に咲き終えてしまいます。一週間前に下見した時に咲き始めていたキバナシャクナゲなどは見る影もなくタケシマラン等も種姿でした。でもコマクサのピンク色やハクサンイチゲの純白。ミヤマキンバイ・ミヤマキンポウゲ・ウサギギク等の黄色。イワキキョウの紫と色とりどりの高山植物のオンパレードをしっかりと満喫できた一日でした。皆さんお疲れ様でした。
今回は現地ガイドの村田さんに剣が峰までの案内をお願いしました。村田さん語録【今出会える風景・風・音、そして人、全てが今出会える「一期一会」の出来事です。次に来た時には絶対に出会えません。いまこの時間の「一期一会」を大切にお楽しみください】との事でした。正にそうですね。参加者皆さん、またガイドの村田さん、ありがとうございました。お疲れさまでした!(^^)!