ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
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昔の遊び道具作り講座 in ふれあいの森 2019-12-01

2019-12-01 20:21:16 | みのまるかじり講座

ふれあいの森・四季の森センターで「一寸昔の正月遊び体験」の講座を行いました。羽子板とツクバネを作ります。

こんなので良いのかな? 

                                          

始めに羽子板の背景作りです。色紙で思い思いに切ったり、貼ったり忙しいです

                                                         生地選び      


羽子板には、着物古布を使って来年の干支であるネズミ雛を作ります。どれにしようか?布選びも大変です。

                  黙々と・・・


 皆さん無言・・・集中しています!初めての作業で苦戦するも、折り紙で鶴を折り、松ぼっくりを取り付けて、段々と出来上がっていきます。

                ツクバネ


ツクバネの製作です。黒い球は「ムクロジ・無患子」の実です。羽根部分には水鳥と孔雀の羽根を使いました。ムクロジに穴をあけ羽根を刺して接着剤で固定します。今回はキーホルダーにも使える様にリリアンでループも付けました。

                出来上がり


 力作の出来上がりです! 円陣組んでエイヤー!!

                お馴染み笑顔の・・・


 出来上がった作品を持って、笑顔!笑顔! お疲れ様でした!!!今回は、作業が多く時間が短くなりました。次回からは1時間くらい多くする必要があると感じました。とにかく皆さん完成出来て、楽しい笑顔が見られて安心しました!

               


 

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クライミング体験が出来るゾォ!米田白山(美濃加茂)ハイキング 10月27日

2019-11-01 09:36:41 | みのまるかじり講座
今回は簡単なクライミング体験が出来る山として、美濃加茂市にある米田白山へハイキングに出かけました。クライミングは岩をよじ登るスポーツですが、ここではハーネスやロープではなく、手足のみを使って登ります。みなさん初めての方ばかりで、果たしてどんなアクティビティになるでしょうか・・・
                                            さぁ~出発です

10月23日の古津の散策会にも登場したフユノハナワラビとアオツヅラフジもこの米田白山にもありました。同じ植生なのでしょうか。また、フユノハナワラビは盗掘する山野草愛好家がいるらしく減少しているようですが、ここにはたくさん自生していました。
                   フユノハナワラビ(冬の花蕨)
 アオツヅラフジ
       あぁ~という間に山頂です。だって標高274mなので・・・二等三角点もあります。さぁ、これからクライミングゾーンへ進みます。
米田白山山頂274m

簡単な岩場でウォーミングアップを行い、本番の岩登りです。岩登りの基本は三点確保です。三点確保とは右手・左手・右足・左足の四点のうちの三点で体をしっかり確保したまま、一点だけを動かして少しずつ前進しようというものです。右手の次は左手、その次は右足というように交互に一点ずつ動かします。大切なのは三点が滑らない状態に保ちながら、動かす一点は後の為にしっかりしたポイントを捉えて登ることです。2~3mの岩場ですが、みなさん上手に登れていました。
クライミング体験①

三点確保で、よいしょ!よいしょ! その調子です。この後、断崖を登るルートもありましたが、オオスズメバチがいた所為で残念ながら迂回しこれで終了です。
クライミング体験②

岩登りを終えて昼を回ったところで昼食です。木漏れ日を浴びながら雑木林でランチタイムです。山に登ったところでのランチは格別なものがありますね。みなさんお疲れ様でした。

木漏れ日を浴びて昼食~しばし休憩

日ごろ使ったことのない筋肉を使うと若い頃は次の日に筋肉痛になります。年齢を重ねるごとに痛くなる日にちにずれが生じてきます。遅いときは3日後くらいに痛くなります。動かしたことすら忘れているので「何故痛いのだろう?」と考え込んだりしますが、きっとこの為だろうと思いなおしてくださいね!(^^)!お疲れ様でした。

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6月2日 みのまるかじり講座 アリ講座第2弾!!

2019-06-03 21:41:14 | みのまるかじり講座

昨年、皆さん興味津々だったアリ講座の第2弾です。昨年は雨に降られてフィールドに出るのは中止となりました。今年はリベンジのフィールドです!!

                                            こんなところにアリの巣が!


外に出るとアリの巣がある所に案内してもらえました。「え~!!ここにアリの巣があるの~??」「ほんとだ!歩いてるよ~!!」木の根元の巣を見ていると、子供達が「ここにもアリが歩いてるよー!」と落ち葉の間を歩く小さいアリの行列を見つけました。アミメアリと教えてもらいました。

                                                       「アリだ~!動いてる~!」


巣の周りの枯葉や土と一緒にアリを白いトレイに入れてもらえます。白い所ではアリはとてもよく見えました!動いているのもよくわかります。

                                              ちょっと便利でした!!


皆さんにもっとよく見てもらえるように小さいペットボトルを準備しました。手の上に乗せたようによく見えるのですが、動きが速すぎて大変!!アリの匂いを体験しました。クロクサアリを指でつまんで匂ってみると「あれ?サンショウの匂い?」地面にアリ道作っていたヒラアシクサアリをつまんでみると、匂いが違う感じ!「さっきより爽やかな匂いみたい」蟻酸の匂いですが、アリによって違うんですね~!!

                                               アリが大行列!!


木の上の方の洞(うろ)がトゲアリの巣になっています。中には黒光りするアリの姿がぎっしりと見えました。そこからず~っと木に沿ってアリが行列を作っています。虫メガネで一生懸命追いかけました。

                                               肉眼でもトゲが見えるよ!トゲアリ!


 今日皆さんがアリの名前を憶えられた1番はこのトゲアリだと思います。大きいですし、背中にかっこいいトゲが見えるのですから!!

                                                 これだけは覚えて帰る~!ムネアカオオアリ!


 講座の終わりころには地面を歩いているアリを見つけて「あっ、ムネアカオオアリ~!!」と声が出るようになりました。大きくて胸部が赤い特徴ですぐに分かるようになりました。先生が採集されたムネアカオオアリの女王も見せていただきました。日本のアリの中で一番大きいのです。まだ翅を付けていて、ゆっくりと動くさまはアリには見えませんでした。

 日本では現在295種のアリが確認されています。今回は大きめのアリを見ましたが、1㎜しかないアリもたくさんいます。小さいアリの標本を見せていただきましたが、とても見つけられないような大きさです。アリ達は自分の家族を作り、食料を分け合い、仕事を分業してみんなで助け合っています。その暮らしはどんなでしょうか?まだまだ知りたいことがいっぱいになりました。木野村先生ありがとうございました。

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天下分け目の関ヶ原を目の当たりに!

2019-05-13 17:04:33 | みのまるかじり講座

岐阜県は全国的にはよく知られていないようですが、関ケ原は知らない人がないほど有名です。雪や高速道路の情報には必ず出てきますし、歴史の学習で関ケ原合戦は必須。近頃のゲームや歴女さんのブームにも乗っかって、注目を集めています。今回は関ヶ原合戦の陣跡を巡ります。

                                                        歴史民俗資料館!


地元のガイドさんに付いていただいて説明をお願いしました。資料館の中には甲冑や鉄砲、合戦屏風などの展示があり、まさに419年へのタイムスリップでした。

                                               烏頭坂、島津豊久碑!


戦いに決着がつき西軍は次々に敗走する中、残った西軍薩摩の島津軍は東軍の陣に突入し敵中突破して徳川軍の横を抜けて伊勢街道に向かいました。東軍井伊直政・本田忠勝軍に追撃され、多くの犠牲を払いながら島津義弘は薩摩に帰ることができました。この時、甥の島津豊久が討死しました。島津豊久碑の所に薩摩ゆかりと思われるイスノキがありました。岐阜県では滅多に見られない木です。薩摩と岐阜の繋がりと歴史を思い巡らせる事となりました。

                                                      合戦場、全貌!!


関ケ原は中山道・北国街道・伊勢街道の交差点で四方の山から見下ろせる場所です。写真右方向が桃配山・徳川家康最初の陣で、左に見えるのが笹尾山・石田三成陣跡です。正面に見えるのが丸山烽火場で東軍が開戦の烽火(のろし)をあげたところです。丸山烽火場から石田三成陣跡までは「エコフィールド関ヶ原」として整備され自然の中の散策道になっています。竹林の中や池の周りなどを散策しました。

                                                            マムシグサ!


池の周りにあったマムシグサです。葉のつき方も変わっていますし、花は仏炎苞と呼ばれる蓋付きの筒の中にあります。エコフィールド関ヶ原ではヒメコウゾ、コゴメウツギ、カナメモチ、ヤブニッケイ、ノアザミなどを紹介しました。

                                                        笹尾山・石田三成陣跡!


西軍石田三成の陣があった笹尾山は標高約200mくらいで10~15分で登れるのですが結構キツイ!!頑張れ頑張れと皆さんで声かけあって登りました。展望台からは合戦地が一望できました!すぐ下に決戦地の碑が見えています。419年前の1600年旧暦915日に石田三成は味方が倒れていくのをここから見ていたんだなあと完全にタイムスリップした瞬間でした。

                                                        関ケ原の戦いを見ていました!


福島正則陣跡です。春日神社のお社と「月見の宮大杉」の大木です。この木は樹齢800有余年で、419年前の戦いの時は樹齢400年余り。福島正則に会っています。戦いの一部始終も見ていました。太い幹に触れると感慨ひとしおです。彦根城に所蔵されている関ヶ原合戦屏風にはこのお社とこの木が描かれているのです。数年前に枝が折れたそうで、その材はお土産になっていました。

 今シーズン一番の暑い日の中、山に登ったり駐車場から歩いたりでお疲れさまでした。今日回ったのはほんの一部です。関ケ原の陣跡はまだまだたくさんあります。関ヶ原合戦の事をもっと知りたくなった方は、是非訪れてみてください。そしたら、ますますもっと知りたくなってしまいますよ。

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2019年4月21日 うだつの町散策 

2019-04-22 19:06:15 | みのまるかじり講座

                    「うだつが上がる!!」


美濃市は,1300年も昔から高い紙すき技術で全国に知られていました。2014年には、本美濃和紙がユネスコ無形文化遺産登録に認定されました。うだつとは、屋根の両端にある防火壁のことを言います。火事が多かった江戸時代、類焼を防ぐ工夫として設けられました。その軒飾りは富の象徴として、今も町屋の屋根に上がっています

                    「旧今井家住宅」


もっとも古いうだつの上がる町家で、江戸末期から昭和16年頃まで庄屋(納税や役所の事務)を務めてきた和紙問屋。卯建の右と左で様式が異なることから右側が江戸中期に建てられ、左は明治初期に増築されたようです。奥座敷1部屋で現在の価格にすると3千万円位とも言われているそうです。屋久杉の天井板、欄間の透かし彫り、床柱など豪商時代の栄華をうかがわせます。座敷に座り庭を眺め水琴窟の音を聞くと何とも癒されます

                      「川船」

江戸時代以降、長良川を利用した輸送により岐阜市長良橋近くの川原町界隈は重要な港町で、奥美濃からの木材、美濃和紙などの陸揚げ場所となり栄えました。美濃和紙を得た岐阜では伝統工芸品の岐阜提灯、岐阜和傘、岐阜うちわなど、美濃和紙は岐阜の地場産業には欠く事のできない最重用品でした。

                    「川湊灯台」


上有知(こうずち)湊灯台。出船入船どれだけの船がこの港を利用したのだろう?当時の繁栄がしのばれます。現在長良川に有る灯台は美濃市と岐阜の河原町灯台です。

                       「杉玉」


作り酒屋の軒先に緑の杉玉を吊るす事で新酒が出来た事を知らせる装飾品です。吊るされたときは緑の葉ですがやがて枯れて茶色になります。この色の変化が新酒の熟成の具合を伝える物と言われます。他にも杉の葉は酒の腐敗を防ぐことから杉の葉を吊るすとする説もあり、元々は酒の神様に感謝を捧げるものであったとされています。杉玉が現在のように球状になったのは江戸時代後期からと言われます。

                         むくり屋根

                    

普通の屋根は直線ですが、こちらの屋根は「むくり」といった曲線の屋根です。反り瓦は神社仏閣に使われ格式、荘厳を表しているのに対し、むくり屋根は、低姿勢、丁寧を表し、日本独自に発展し身分制度にも影響を与え多くの商家の屋根に利用されたと言われま。、この「むくり屋根とうだつ」は一見の価値ありです。

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