ふれあいの森自然学校 活動報告

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2022年7月13日(水)「昆虫ミラクル」 in 百年公園

2022-07-13 18:51:34 | 百年公園散策会

今月は昆虫をテーマにみんなで見つけて捕まえて、童心に返って森の中を散策しました。

 

オオシオカラトンボ

百年公園北口近くには水路があります。長靴を履いていればジャブジャブと歩けるくらいの水深で多種多様な生物を見ることができます。デンジソウやミゾカクシ、アメンボにオタマジャクシ!今の季節はトンボの仲間がいっぱい飛んでいます。シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、クロイトトンボ!ギンヤンマも見られました。

 

オカダンゴムシ

昆虫ではなくてエビやカニの仲間なのですが、ダンゴムシを捕まえてもらいました。とは言え身近なムシなのでよく知っているはずです。そのダンゴムシに特製の迷路を歩いてもらいます。気ままなダンゴムシ達はひっくり返ったり、スタートしてくれなかったり、壁を登ってしまったり、楽しませてくれるのですが、ゴールすると何故かほとんどが同じ所に行きつくのです。T字路で右折したり左折したりする選択に交替性転向反応という規則性があるからなのです。

 

ノギラン

ツンツン飛び出たオレンジ色の葯がステキなノギランです。この時期に花を咲かせます。根生葉がよく似て間違いやすいショウジョウバカマは春早くに花を咲かせるので違いが分かります。「名前にランとつきますが、ランの仲間ですか?」と質問がありました。旧分類体系ではユリ科でしたが新しいAPG体系ではキンコウカ科となり、ラン科ではないですね!

 

オトギリソウ

漢字では弟切草(おとぎりそう)と書きます。門外不出の秘密を漏らした弟を兄が切り殺し、その血しぶきが黒点となって花や葉についているという恐ろしい名前の由来です。植物の名前を付ける時にそんなことを連想するなんて本当に史実はあったのではないかしら?黄色のかわいい花ですけど・・

 

ベッコウハゴロモ幼虫

葉っぱの上に不思議なものがありました。「タンポポの種みたいなのが飛んできたのかしら?」触ってみると「あれ?動くよ!」「あっ、飛んだ!」「なんだこれ?」皆さん釘付けになりました。ベッコウハゴロモの幼虫です。

 

よく見ると、羽飾りのしっぽが付いたように見えます。図鑑で成虫の写真を見ると小さいガのようなのに幼虫は全然違う形です。「でも、顔は同じ顔してるー!」まさに昆虫ミラクルです!!

最近の天気では大雨が予測されたのですが、その合間の晴天ですごく蒸し暑い日になりました。水分補給に気を付けながら雨上がりでビチャビチャの森を歩いていただきました。昆虫もたくさん姿を見せてくれて楽しんでいただけました。

8月はお休みをいただいて、次回は9月14日「残暑厳しいのに秋かも?」です。よろしくお願いします。

 

 

 

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