ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
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2024年9月11日 百年公園ワンコイン散策会

2024-09-11 19:36:39 | 百年公園散策会

7月の散策会は降水確率が高かったので中止となり、8月はもともとお休みの月。ということで久々の散策会!テーマは「秋、な・い・かも?」 まだまだ暑い日が続きますが、秋は感じられたでしょうか。

 

「お・す・き・な・ふ・く・は」

秋の七草の覚え方の一例です。

お=オミナエシ、す=ススキ、き=キキョウ、な=ナデシコ、ふ=フジバカマ、く=クズ、は=ハギ

自作の切り絵で秋の七草の紹介! そしてクズの花を見てもらいました。

 

「ヤマハギ」

秋の七草の一つ、ハギです。七草の中では唯一、木です。まだ咲き始めたばかりですが、これからどんどん花が咲いてきます。

 

「ススキ」

ススキも秋の七草の一つ。でも花が地味なのでぱっとしませんが、以前は人の生活に役立つ植物として重宝されていました。

 

「ヒヨドリバナ」

秋の七草のフジバカマやオミナエシに雰囲気の似た、ヒヨドリバナ。もさもさとした感じの白い花ですが、よーく見ると小さな花の集まりでできています。

 

「アキノタムラソウ」

「秋」がつく植物として、アキノタムラソウを紹介しました。似ている植物で、ナツノタムラソウ、ハルノタムラソウというのもあります。

 

「緑色のどんぐり」

秋に落ちているものといえば、どんぐり!でも今日見つけたのはまだ熟していない緑色のコナラ。しかも枝と葉っぱもついています。これは職員さんが剪定したもの・・・ではなく、ハイイロチョッキリという虫の仕業なんですよ。

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2024年6月12日 百年公園ワンコイン散策会

2024-06-13 17:58:02 | 百年公園散策会

タイトル「香りと匂い、あなたの好みは?」

 

「香りますか?」

香りが逃げないようにペットボトルに入れたクスノキの部位です。どれが1番、香りますか?

(左)揉んだ葉 (中)刻んだ小枝 (右)生葉

一番香りがあったのは (中)刻んだ小枝でした。

 

「チドメグサ」

ウコギ科の植物です。東南アジアの各地では広く食用としてサラダやスープに利用されています。

 

「野菜です」

ミョウガの葉です!そうめんの薬味、酢の物、天ぷらなどに利用される野菜です。私たちが食べている所は花蕾(からい)と言われる花が咲く前のツボミで、苞葉(ほうよう)が、何枚も重なって膨らんでいる所なのです。

 

「ドクダミ」

ドクダミは独特の匂いのある薬草です。ゲンノショウコ、センブリ、と並ぶ日本の三大民間薬草の一つです。

 

「スギ」

スギの香りは森林浴をしている様です。リラックス効果、熟眠効果などあります。スギの葉で作られた線香はアロマ効果があり、日本酒の樽は杉材で香り付けと防腐効果に利用されています。

 

「シンジュ」

別名「ニワウルシ」の名前もあります。本種はシンジュサンという大きなガの幼虫の食草です。戦時中に養蚕のため各地に植えられ野生化しました。大きな羽状複葉です。葉を揉むとゴマのような香りがします。

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2024年5月8日(水) 百年公園ワンコイン散策会

2024-05-08 19:58:34 | 百年公園散策会

昨日の大雨とは打って変わり、爽やかな風が吹く五月晴れの日となりました。

 

デンジソウ科 デンジソウ

水場に浮かぶ田んぼの「田」の字!四つ葉のクローバーのようにも見えますが、なんか違う!デンジソウです。こう見えてシダ植物なのが面白い所です。かつては水田雑草として駆除対象でしたが、現在は絶滅危惧種となっています。

 

ツバキ科 チャノキ

旧徳山村民家の生け垣はチャノキです。キン肉マンの割れた腹筋のような筋が入っています(笑)お茶の葉の栄養はお茶をいれて飲むだけでは3割しか使えてないのだとか、残りの7割は茶ガラとして捨ててしまうことがほとんどだそうです。茶ガラを食べてみようという事で試食してみました。思ったよりクセがなくておいしかったです。もっと有効利用してもいいかも。

 

ウコギ科 タカノツメ

タカノツメは雌雄異株です。オスの木とメスの木が並んでいる所がありました。すぐ隣なのでしげしげと見比べました。「ホントだ~!違うわ~」

 

シシガシラ科 シシガシラ

常緑のシダ植物なので年中見られて、いつも同じような姿をしてるような気がしてしまいます。ところが、春は華麗な姿を見ることができるのです。普段見るのは栄養葉で、この時期は赤く色づいた胞子葉が立ち上がってくるのです。宝塚の舞台で背中に大きな羽根を付けているようです。

 

ムクロジ科 ウリカエデ

イロハモミジの種子とオオモミジの種子をふまえて、ウリカエデの種子を見てもらいました。鈴なりに連なっていて、ダイナミックです。1個1個が串に刺さっているわけではないのですが、なんか焼き鳥みたい。参加の皆さんに笑ってもらえました(笑)

 

トウダイグサ科 アカメガシワ

この時期の新芽が赤くてカワイイのです。新芽を守るために緑の葉の上に赤くて細かい毛があるのです。セロテープを張るとキレイにむけてしまいました。

 

ツツジ科 モチツツジ

萼と花柄が腺毛に覆われてネバついています。手で触ってみると納豆のようなネバネバではなく、つきたてのお餅を触った時のようなモチ~っっとした感じです。花を食べにくる虫をゴキブリホイホイの要領で防ぐんですね!

 

オトシブミ科 エゴツルクビオトシブミ

エゴノキでちょうど揺籃作成中のエゴツルクビオトシブミのメスに出会えました。普段はちょっとの振動ですぐに枝から落ちてしまうのですが、揺籃作成中ではおいそれと放棄はできないのでしょう、ずっと目の前で観察させてくれました。

 

巣箱

秋に設置した巣箱を紹介しました。ヤマガラが営巣してくれてます。ヒナにエサを運んできて、ヒナのフンを巣箱から遠い所に捨てに行くところです。近くに捨てては天敵に巣の場所を教えてしまいますから。

 

シジュウカラ雛

親鳥がお出かけの間にこっそり巣箱の中のヒナを見てみました。何羽かいますが、重なっているので数はよく分かりません。無事巣立ってくれることを祈ります。

 

タイトル通りの新緑と薫風を堪能できた散策会となり、楽しい時間を皆さんと一緒に過ごせました。来月もまたいろんな発見をしましょう。

 

 

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2024年4月10日(水)百年公園ワンコイン散策会

2024-04-10 17:45:52 | 百年公園散策会

「映える写真を撮りましょう!」

今年度初の散策会は降水確率0%で幸先のよいスタートを切りました。

テーマは「映える写真」ということで、写真の撮り方をお伝えしてからゆっくりと散策をしました。

 

○タンポポを撮ってみよう

まずはいつも通りにタンポポを撮ってもらいます。撮った写真をグループで交流し、撮るときに困ったところ、疑問に思ったことなどを出してもらいました。

 

○携帯のカメラで撮影したタンポポ

小さなものだとピントが合わなかったり、外での撮影だと影になったり、花が揺れたり…でも携帯のカメラでもコツをつかめばきれいに撮れます。

 

○ムラサキサギゴケをアップで見ると

これは携帯のカメラでの撮影ではありませんが、花をアップで撮ったものです。目で見ると全体的に紫色に見える花も、アップで見ると細部の色や模様も確認できます。

 

○スイバ雌株

道端でよく見かけるスイバもアップで見るとなかなかきれいな花です。

 

○セントウソウ

突然ですが問題です!「セントウソウ、漢字ではどのように書くでしょうか?」

1.先頭草  2.戦闘草  3.仙洞草  4.尖塔草

答えは…3の仙洞草でした!

実際の案内の際も、クイズに挑戦していただきました。

 

前回から、昨年度案内人養成講座を卒業された方々も散策会に参加してくれています。

案内人デビューする日は未定ですが、現案内人ともどもよろしくお願いいたします!

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2024年3月13日(水)百年公園ワンコイン散策会

2024-03-14 13:26:06 | 百年公園散策会

「知っていますか?春一番に咲く花を!!」

 

「ツクシ」

参加者の皆様方とツクシを探しました。27本見つかりました。スギナは栄養茎、ツクシといわれる物は胞子茎です。

 

「アセビ」

かわいいつぼ型の白い花を枝先につけた姿は今が見頃です。馬が食べると酔っぱらう木で「馬酔木」。かつては、葉を煮立てて殺虫剤として利用されました。

 

「見つめています」

公園の某所に自生している「春の妖精」「スプリング・エフェメラル」と呼ばれるカタクリです。今日は寒い日でつぼみのままでした。

 

「オオイヌノフグリ」

外来帰化植物で全国どこでも見られます。公園の草地にも瑠璃色のかわいい花が咲いています。

 

「オオバタネツケバナ」

雑草ですが、名前はあります。若芽や柔らかい若葉をおひたし、和え物、天ぷら、サラダ、肉料理の付け合わせで食べられます。花を集めてサラダにトピッピングしたら、ピリッとした辛みがいいですよ!

 

「ショウジョウバカマ」

公園内の谷筋に多数見られる多年草です。中心から花茎を伸ばし、丸く集まった花が横向きに咲きます。別名かんざし花とも呼ばれています。

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