ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

2024年3月27日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2024-03-28 09:09:25 | ふれあいの森散策会

タイトル「♪ど~こ~か~で春~が♪」

 

「ウグイスカグラ」

ウツギの仲間です。小さい花なのであまり目立たないですが、ウグイスが鳴く頃に咲く赤い花です。5~6月に生る赤い実は甘く美味しいです。名前の由来はウグイスがこの実をついばむ姿が神楽を踊っているように見えることからなのです。

 

「カタクリ」

「春の妖精」「スプリング・エフェエメラル」とも呼ばれるカタクリ!控えめに下を向いた花姿が美しいですね!!カタクリの鱗片から取れるデンプンが本家本元の「片栗粉」です。

 

「カンアオイ」

カンアオイの花です。これは花弁ではなく咢片です。見る機会がとても少ない花だと思います。黄門様の印籠の紋所、三つ葉アオイのモデルともいわれますが、諸説あります。

 

「ジロボウエンゴサク」

このユニークな名前は三重県伊勢地方でスミレを「太郎坊」こちらを「次郎坊」と呼んでいました。花の距(きょ、後ろに突き出た所)を絡ませて引き合う花相撲から、「次郎坊延胡索」という力士のような名前となったとか!延胡索はケシ科キケマン属の総称名です。

 

「フラサバソウ」

明治時代初期に長崎で確認され、それ以前からあったとされた帰化植物の越年草です。名前の由来はフランスの植物学者のフランシェ氏とサバチェ氏二人の名前からフラサバソウと命名されました

 

「ムラサキケマン」

やや湿った林縁などに自生する有毒植物です。越年草です。花のあと、種子が熟した果実を

ちょっと触ると莢(さや)がパチンと弾けて種子が飛び出します。試してみて下さい面白いですよ!

 

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2023年11月22日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2023-11-23 19:31:54 | ふれあいの森散策会

「この実なんの実、気になる実」

 

森の中を歩く

紅葉も美しい時期なので、森の中を長めに歩くコースを設定しました。今日のテーマは「実」です。散策の途中でいろいろな実を紹介していきますが、最後に実を使ったゲームをするために実を拾ってもらいながら歩きました。

 

ユリノキ

葉の形が特徴的なユリノキ。別名をハンテンボクといいます。葉の形が半纏(はんてん)に似ていることからそう呼ばれていますが、若い人にはわからないかも。「Tシャツの木」とよんだほうが通じるかもしれませんね。

 

フユイチゴ

赤い実が目立ってきました。このフユイチゴはなかなかおいしいので、個人的に好きな植物です。森の中で食べるからおいしさも格別!皆さんにも好評だったようでよかったです。

 

マンリョウ

この赤い実も目立ちますね。縁起物の木のマンリョウです。そばにはセンリョウも生えていました。お正月の飾りには欠かせない木です。

 

実を使ったゲーム

散策の最後に、拾った実でゲームをしました。卵パックに実を入れてふり、案内人の指示通りに実を入れるというゲームです。5個を1列に、10個を2個ずつ1列に、最後は10個を1箇所ずつ入れてもらいました。単純な遊びですが思い通りに実が入らず、夢中になってしまいます。

 

次回のふれあいの森散策会は3月なので少し期間がありますが、冬の森も気持ちよく歩けます。ぜひ散策をしに、森へ足を運んでくださいね。

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2023年10月25日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2023-10-26 06:23:07 | ふれあいの森散策会

「いよいよ秋本番だよ~!」「木々はお色直し、足元にはコロコロ、秋満載!?」

 

最初にドングリを拾ってもらいました。いつもたくさん転がってる場所なのですが、子供たちが拾っていってしまうので、ずいぶん数が減っていました。それでも、手のひらいっぱいのドングリをゲット!アベマキとコナラのドングリを見比べてもらいました。「では、この子の親の木はどれでしょう?」大きな木なので枝についている所は見えないのです。

 

セイタカアワダチソウの黄色も秋を彩る風物詩ですよね。以前は花粉症の原因だと言われましたが、実際は全くの濡れ衣です。セイタカアワダチソウの花粉は風で飛ばされるのではなく虫によって運ばれるのですから・・それが分かれば花をじっくり観察できますね!

 

野鳥池の辺りはミゾソバが大群生です。粒々とした数個の花が集まっているのですが開いている花は少ないんですね!とてもカワイイ花を楽しんでいただきました。

 

山ぎわの日陰の道にひっそりと広がるサンショウソウです。派手さはないですが、いつも生き生きとしています。薬味に使われるサンショウ(山椒)に葉が似ている所からサンショウソウと名づけられました。サンショウとサンショウソウ、頭では理解できていても口に出して発音すると難解です(笑)早口言葉です!!「新春シャンソンショー」も言ってもらいました。

 

最初に拾ったドングリをポケットに入れて持ってきてもらいました。坂道の上から転がして、どんぐりコロコロを見てもらいます。思っている以上にドングリは転がっていくんですよ!「あんなところまで行ったー!」「まだ止まらないー!」楽しんでいただきました。

 

薬木広場に帰ってきて、アキグミの味見です。今年もたくさん実がついています。ちょっと渋かったようですが・・・

イノシシの掘り返し跡は一時期減っていたのですが、また増えてきてびっくりされた方もありました。お天気に恵まれて秋晴れの中の気持ちのいい散策でした。また来月お会いしましょう!

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2023年5月24日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2023-05-24 18:09:43 | ふれあいの森散策会

タイトル「花咲き乱れる季節を歩くと?」「いろんな花を見つけたぁ~い!!」

今月は花をテーマに咲き乱れる花をたくさん見てもらいました。

 

ツツジ科ツツジ

5月になって咲くのはサツキと言われますが、サツキもツツジの仲間です。上の方にある花弁には蜜標(みつひょう)あるいはネクターガイドと呼ばれる斑点がついています。花粉を運んでもらう昆虫に「ここに蜜があるよ!」と教える目印です。写真では花糸と重なって少し見にくいですが、蜜標のある花弁は折りたたんだようになっていて管状のくびれとなり、そこに蜜をためています。管状の口を持つチョウたちに蜜が取りやすくなっているようです。

 

マメ科 コメツブツメクサ

先週はいっぱいに群生していたのですが草刈りされてしまい、きれいさっぱりなくなっていました。別の場所での紹介となりました。その場所は草刈りされてないようでコメツブツメクサの草丈がずいぶん大きくなっていました。コメツブツメクサとヒトによる伐採との戦いがありますね!

 

氷池

明治末期から昭和初期にあった氷池の跡地を紹介しました。草刈りされていたので全容が見渡せました。今どきの気温だから氷の話もゆっくり聞いていられます。寒いときはかないません。

 

花さがし

「いろんな花を見つけたぁ~い!!」と薬木広場で咲いている花を探してもらいました。「名前が分からなくてもいいので見つけた花の数を数えてきてください!」という指令の元、参加の皆さんがかがんで小さな花も探し出します。10分ほどで15個以上見つけた方が3人みえました。

 

アジサイ科 ウツギ

そのあと花の紹介タイムです。名前の分からなかった花の「これ何?」がいっぱい出てきました。薬木広場で一番咲き誇っていたウツギです。「ウツギは卯の花とも言われます。」「え?卯の花ってこれなの?」「おからではないですよ(笑)」

 

オオバコ科 オオバコ

「ここにも花が咲いていますよ!」オオバコを紹介しました。雄しべが見えています。花としてカウントされた方は少なかったのではないかな?

 

今日は21人の方に参加してもらえました。朝ドラ人気で植物に興味を持った方も多いようです。初めて参加の方もたくさんみえて、「絶好の散策日和に楽しいお話が聞けて生き返りました。」と話され、喜んでいただけたようです。

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2023年3月22日(水)「いよいよ春ですね!」in ふれあいの森

2023-03-24 05:33:14 | ふれあいの森散策会

「どんな春が見つかるかな?」

WBCの決勝戦にもかかわらず7名の方に参加していただきました。

 

前日までは雨予報でしたが、幸運にも快晴に恵まれWBCより盛り上がるぞぉ~とさぁ出発です。

 

フラサバソウ

発見者のフランスの植物学者であるフランシェサバティエの名前を組み合わせたと言われている外来種のフラサバソウです。別名ツタバイヌノフグリ。

 

ニワトコ

西洋では精霊の住む神秘的な木、あるいはキリストの十字架の材となった木で、ハリーポッターの主人公はこの神秘的なニワトコの杖を使って呪文を唱えています。蕾がブロッコリーのよう。4~5月に淡黄白色の小さな花を多数付けます。

 

ヒメウズ

花の大きさは4~5mmほどで、撮影者泣かせのこの植物はトリカブトの仲間で有毒植物です。

葉や茎を切った際に出る汁に触れるとかぶれる恐れがあるのでご注意を!

 

ウグイスカグラ

「ウグイス隠れが変化した」とか「実を食べるウグイスの様子が神楽を舞っているよう」とか、そこから名づけられたと言われているウグイスカグラ。梅雨のころにグミのような赤い甘い実をつけます。食べられます。

 

水滴

前日に降った雨が葉の上で、こんなにもまぁるく水晶のよう。神秘的です。

 

今回は少人数の参加でしたが、皆さん満足していただけたようです。更にWBCも日本が優勝したと知り大変盛り上がりました。

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