ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

新緑の森を歩こう in ふれあいの森 2019-6-26

2019-06-28 21:57:07 | ふれあいの森散策会

6月の散策会は雨で中止になることが多いのですが、今日は降水確率0%で全く雨の心配のない散策会です。

               深緑の森


春の新緑から深緑に変わった森の中のです。静かですが、何やら力強さが感じられます。今からこの季節ならでは宝物をさがしに出発です。

                ビッグピーナッツ?


この絵(写真)では堂々とした存在感ですが、じつは小さい。(蓑の長さは7㍉)マダラマルハヒロズコガの幼虫です。(別名ツズミミノムシ)参加された方が「エー?」。もう一度「マダラ、マルハ、・・・・」最後まで伝え終わらない内に「アーッ!ハッハッハ」声を上げて笑ってしまいました。それでも指を折り「マダラ、マルハ、・・・・」と、唱えながらメモしていました。因みに漢字表記だと覚えやすいです。斑丸翅広頭小蛾と書きます。

                間違えられた?


どこにでもある木ではないので、出会えたらうれしい木、中国原産のボダイジュです。花が終わり、葉っぱが変化してできた苞(苞葉)には青い実がいっぱい付いていました。秋が深まると苞はヘリコプターの翼のような役目をして、風に乗って種を遠くまで運びます。釈迦が「悟りを開いた」のはこの木の下ではなく、インドボダイジュ(天竺ボダイジュ)ですが、中国では寒くて育たないので、葉っぱが似ているこの木を聖樹ボダイジュとして寺院や公園に植え、これが日本にボダイジュとして伝わったそうです。

 他にもキビタキ、コジュケイ、ホトトギスの鳴き声、オバボタル、ホタルガ、の乱舞、ナツツバキ、ムラサキニガナ、サカキ、スイレン等盛りだくさんの散策会でした。次回は、10月23日(水)です。集合場所は古津側のトイレのある駐車場です。お間違えないように、よろしくお願いいたします。

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梅雨の晴れ間  森のようちえん in ふれあいの森 6月23日(日)

2019-06-25 04:30:19 | 森のようちえん

雨の中の活動を考えていましたが、梅雨の晴れ間となりました。暑い季節に人気の水遊びを楽しむことができました。

                                     小川で遊ぼう


水の中をにっこり笑ってたたずむ年少さん、歩き回って人に水をかけるのを楽しむ年中さん、ビニル袋で水を集めて楽しむ年長さん。それぞれで水と楽しくかかわっている様子が見られました。

                                                           橋を建設中


小学生組は、小川に橋を建設しているようです。丈夫にするために板と板を釘で打ち付けてとめています。普段できない大工仕事に夢中になっていました。あとで橋を観察すると、ちょっと無駄なところに釘が打ち込まれていましたが… (^_-)-

                                              様々な遊び


水遊び以外にも、ハンモック、鬼ごっこ、チャンバラごっこ、カブトムシ探し、色水づくりなど、さまざまな遊びで森を楽しんでいました。月1回の活動ですが、子供どうしのかかわりも少しずつできてきて、これからますます楽しみになってきました。

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2019年6月12日(水) 「香りの魅力、貴方の魅力」 in 百年公園

2019-06-13 19:25:38 | 百年公園散策会

今日は梅雨の晴れ間の散策会になりました。最初にアイスブレイクで皆さんにハーブ茶を飲んでもらいました。クロモジ茶とヨモギ茶を飲み比べてもらいました、香りも引き立ちスッキリ爽やかになった所でスタートです。

                  「油点」

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」身は小さいが役に立ったり気が利いて優れていて侮れないという例えのことわざです。そのことわざのごとく料理に少し加えるだけでも味を引き立たせる優れ物で、柚子、ワサビと共に山椒は日本料理に欠かせない香辛料の一つです。料理に使う前に手のひらで二~三回叩いて葉の細胞(油点)を潰すと香りが増し料理を一層引き立てます。正におもてなしな心ですね。葉の中の小さな白い点々が油点です

                      「シロツメクサの花」


子供たちが首飾りや腕そして頭にカンムリを作り遊ぶ身近なシロツメクサ。花の香りが甘くさわやかに匂い立ち、子どもの頃を思い起こし何ともふんわりとした気分になりました、。そんなシロツメクサの花のアップです。

                       「見つけました」


マメ科の多年草でこれを乾燥させ江戸時代にオランダから輸入されたガラス製品などの梱包材の緩衝材として使われました。その緩衝材として詰めた処から「詰草」と名付けられた。明治時代以降家畜の飼料として導入されたものが野生化した帰化植物です。時々四つ葉などが見られ「四つ葉のクローバー」として皆さん押し花にして大切にされますがどうして?・・・珍しいから??・・・散策中に見つけました「四つ葉のクローバー」です

                            「雌花です」


普段は高い木の上に咲くマテバシイの雌花でドングリの赤ちゃんですよ、来年の今頃は「どんだけえー」大きくなっていますか?

                         「説明中」


雄花、雌花、昨年生まれた小さくてかわいいドングリのそろい踏みです。二年かかって完熟ドングリになり生のまま食べる事が出来ます。が、フライパンで炒ると風味が増して香ばしく一段とおいしく食べられます。自生地は九州から沖縄と言われ公園樹や街路樹として各地に植えられ百年公園にも数本あります。その時、その季節の旬を皆さんと楽しみたいと思います。皆さん百年公園ワンコイン散策会に来てくださいお待ちしています

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雨の中の散策・・・

2019-06-07 19:07:00 | 出前講座&特別講座

今日は天候不順の中、岐阜木育教育推進員の吉田さんからの依頼で百年公園散策を行ってきました。課された課題は 1活用される樹木 2暮らしの中の里山 3特産物としての視点 4特徴ある植物 と言う4項目でした・・・はてさてどんなことになりましたやら!(^^)!取り敢えずアイスブレークからスタートしました。

                   ニレ科 ケヤキ

森林アカデミーの生徒さん数名に参加して頂きました。釈迦に説法の雰囲気ですが・・・先ずはケヤキの種を見て頂きました。木工を選択している生徒さんのようで種までの認識はしていらっしゃいませんでした。今現在種と言うより花の状態です。花を見る機会はそんなには有りませんのでタイミング的に良かったです。

雨ゆえに

普段ならこの場所は一般市民の方の往来が激しい所です。今回は雨降りって事も有るのでしょうが人通りは殆どありませんでした。イチョウの説明です。

こんな様子は

ヒノキの葉の上に雨粒が溜まりました。当然のことながら雨の日しか見ることが出来ません。

食から見た里山では絶対に外すことが出来ない材料として山菜が有ります。この画像の姿はとても遅いのですが、昔からキノコや山菜、または神仏行事での樹木。又生活していく中でなくてはならない燃料を取る場所としても重要な里山の働きでした。今回取り上げさせてもらったのは山菜のゼンマイや、タラ、コシアブラ等、薪炭林としてコナラやアベマキなども触れさせてもらいました。

参加メンバー一同

そんなにひどい降りでは有りませんでしたので良かったです。木工製作の方々が多かった関係上、木肌や何を作るのに向いている材なのか?などにはお詳しいようでした。私達案内人も今回のような経験は今までした事が無かったのでとても有意義な時間を過ごさせていただきました。またの機会が有ればぜひお呼びくださいませ。ありがとうございました。

 

 

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6月2日 みのまるかじり講座 アリ講座第2弾!!

2019-06-03 21:41:14 | みのまるかじり講座

昨年、皆さん興味津々だったアリ講座の第2弾です。昨年は雨に降られてフィールドに出るのは中止となりました。今年はリベンジのフィールドです!!

                                            こんなところにアリの巣が!


外に出るとアリの巣がある所に案内してもらえました。「え~!!ここにアリの巣があるの~??」「ほんとだ!歩いてるよ~!!」木の根元の巣を見ていると、子供達が「ここにもアリが歩いてるよー!」と落ち葉の間を歩く小さいアリの行列を見つけました。アミメアリと教えてもらいました。

                                                       「アリだ~!動いてる~!」


巣の周りの枯葉や土と一緒にアリを白いトレイに入れてもらえます。白い所ではアリはとてもよく見えました!動いているのもよくわかります。

                                              ちょっと便利でした!!


皆さんにもっとよく見てもらえるように小さいペットボトルを準備しました。手の上に乗せたようによく見えるのですが、動きが速すぎて大変!!アリの匂いを体験しました。クロクサアリを指でつまんで匂ってみると「あれ?サンショウの匂い?」地面にアリ道作っていたヒラアシクサアリをつまんでみると、匂いが違う感じ!「さっきより爽やかな匂いみたい」蟻酸の匂いですが、アリによって違うんですね~!!

                                               アリが大行列!!


木の上の方の洞(うろ)がトゲアリの巣になっています。中には黒光りするアリの姿がぎっしりと見えました。そこからず~っと木に沿ってアリが行列を作っています。虫メガネで一生懸命追いかけました。

                                               肉眼でもトゲが見えるよ!トゲアリ!


 今日皆さんがアリの名前を憶えられた1番はこのトゲアリだと思います。大きいですし、背中にかっこいいトゲが見えるのですから!!

                                                 これだけは覚えて帰る~!ムネアカオオアリ!


 講座の終わりころには地面を歩いているアリを見つけて「あっ、ムネアカオオアリ~!!」と声が出るようになりました。大きくて胸部が赤い特徴ですぐに分かるようになりました。先生が採集されたムネアカオオアリの女王も見せていただきました。日本のアリの中で一番大きいのです。まだ翅を付けていて、ゆっくりと動くさまはアリには見えませんでした。

 日本では現在295種のアリが確認されています。今回は大きめのアリを見ましたが、1㎜しかないアリもたくさんいます。小さいアリの標本を見せていただきましたが、とても見つけられないような大きさです。アリ達は自分の家族を作り、食料を分け合い、仕事を分業してみんなで助け合っています。その暮らしはどんなでしょうか?まだまだ知りたいことがいっぱいになりました。木野村先生ありがとうございました。

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