ふれあいの森での散策会。5月の時期、季節の変わり目を感じながら外来の訪問者を調べよう!と言う事で、帰化植物を中心に参加者の皆さんに紹介する事にしました。
四季の森センター前の東屋で、コロナ対策の手指消毒、マスク着用を確認して受付を行いました。14名の参加者があり、開始の挨拶とコロナ感染対策に準じた散策会の注意事項を説明しました。間隔を取ってストレッチ運動の後、出発です。
ユウゲショウ
南米原産の「ユウゲショウ」や「ムラサキカタバミ」を紹介した後、次に移動しようとしていた時、四季の森センターよりサプライズがあり、「ギフチョウの幼虫を保護している。」との事。なかなか見られないものなので、急遽予定を変更して参加の皆さんに見てもらいました。
ギフチョウの幼虫
保護されて充分な食草のヒメカンアオイが与えられているせいか、ちょっと太めな感じです。園路で
野生の幼虫も確認出来ましたが、こちらはスマートで園路を横断する移動のスピードも早いです。
ヨーロッパ原産の「コメツブツメクサ」や「シロツメクサ」、北米原産の「ニワゼキショウ」と「オオニワゼキショウ」を紹介して、その違いを確認しました。画像は植樹木にあったクモの巣です。早速、枝や巣の網を揺らして、慣用句の「クモの子を散らす」を実践して見ました。参加の皆さんからは「オオォー!」「面白い!」様々な感想が・・・!皆さんのこのような反応を見ると実際に目の当たりにすることで真に理解する事が出来ると再確認しました。
「ハリエンジュ」、「ユリノキ」の紹介後に、山道近くに有った危険植物の「ウルシ」や「ツタウルシ」と「ツタ」との違い、見分けるポイントを説明しました。「コアジサイ」の香り。「タラノキ」の採り方。南米原産の「イモカタバミ」とムラサキカタバミとの違いも紹介。キャンプ場近くの「ヤブムラサキ」は、特徴である葉の表裏を手で触れて、感触を確認して貰いました。
久しぶりの散策会で、時間調整に苦労しましたが、ギフチョウ幼虫では保護と自然の違い、クモの巣のクモの子散らし、シロツメクサの四つ葉探しなどのサプライズも織り交ぜて、参加者の皆さんには楽しんで頂けたと感じています。