ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
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小嶋先生と行く美濃帯地質巡検

2024-03-31 08:33:24 | その他

七宗にある三畳紀中期~ジュラ紀前期のチャートを上から見ました。前日来の雨で飛騨川も増水迫力があります。

 

チャート

この辺りには甌穴(おうけつ)も沢山あり、ジュラ紀中期のチャートが分布しています。当時はまだ日本列島は存在していなかった。

 

甌穴(おうけつ)

ちょっとした窪みに石があってその石が水の流れでくるくる回り、時間の経過と共に土台の石が削られ穴になるようです。とてつもない時間がかかる仕事です。

 

日本一古い部類の岩石

何年か前までは日本で一番古い岩石だったのですが、新たに見つかったところがあり一番古い岩石の仲間になりました。何と20億年前の石だそうです。日本最古級の年代を持つ片麻岩礫岩を含んでいるそうです。

 

メランジュ

次は金山の馬瀬川上流に出かけ、濃飛流紋岩の中にメランジュ(混在岩)が分布する岩石を見学。

石の中に石が入っているというのは普通に考えるとありえない事ですが、長い地球の生成の中には実在するのですね。

 

火道角礫岩

噴火口の火道の内側の石を取り込んでいる石です。これも普通に考えると出来るはずのない石の塊です。そんな石がこの辺りにごろごろと在るのです。

最後に美濃太田の化石木を見る予定でしたが増水のため見ること叶わずでした。とっても内容の濃い講座になりました。世界的に有名な小嶋先生の貴重な講座を聞くことが出来ました。感謝です。小嶋先生ありがとうございました。

 

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2024年3月27日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2024-03-28 09:09:25 | ふれあいの森散策会

タイトル「♪ど~こ~か~で春~が♪」

 

「ウグイスカグラ」

ウツギの仲間です。小さい花なのであまり目立たないですが、ウグイスが鳴く頃に咲く赤い花です。5~6月に生る赤い実は甘く美味しいです。名前の由来はウグイスがこの実をついばむ姿が神楽を踊っているように見えることからなのです。

 

「カタクリ」

「春の妖精」「スプリング・エフェエメラル」とも呼ばれるカタクリ!控えめに下を向いた花姿が美しいですね!!カタクリの鱗片から取れるデンプンが本家本元の「片栗粉」です。

 

「カンアオイ」

カンアオイの花です。これは花弁ではなく咢片です。見る機会がとても少ない花だと思います。黄門様の印籠の紋所、三つ葉アオイのモデルともいわれますが、諸説あります。

 

「ジロボウエンゴサク」

このユニークな名前は三重県伊勢地方でスミレを「太郎坊」こちらを「次郎坊」と呼んでいました。花の距(きょ、後ろに突き出た所)を絡ませて引き合う花相撲から、「次郎坊延胡索」という力士のような名前となったとか!延胡索はケシ科キケマン属の総称名です。

 

「フラサバソウ」

明治時代初期に長崎で確認され、それ以前からあったとされた帰化植物の越年草です。名前の由来はフランスの植物学者のフランシェ氏とサバチェ氏二人の名前からフラサバソウと命名されました

 

「ムラサキケマン」

やや湿った林縁などに自生する有毒植物です。越年草です。花のあと、種子が熟した果実を

ちょっと触ると莢(さや)がパチンと弾けて種子が飛び出します。試してみて下さい面白いですよ!

 

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面白ネイチャーウォーク(各務原東ライフデザイン)in 前渡山

2024-03-22 08:49:03 | 各務原講座

2024年3月21日(木)前渡山散策

「サンシュユ」

春の芽吹き前、公園などで黄色いかわいい花を咲かせるサンシュユは中国名のままで呼ばれています。和名ではハルコガネバナです。秋の果実は果実酒に、果肉は漢方薬になります。生食は酸っぱくて私好みです。

 

「アセビ」

漢字で「馬が酔う木」と書きます。枝葉や花に有毒物質を含み、馬が食べると酔っ払ったようになるからです。ここの花は珍しくピンクです。

 

前渡不動山仏眼院(矢熊山仏眼院)

仏眼院(ぶつげんいん)は鎌倉時代に京都醍醐寺の塔頭(たっちゅう、大寺院の山中にある小寺院)として創建されたと伝わります。明治時代、名前と仏像をこの地に移しました。

 

「山頂より」

木曾川を眼下に見ながら、濃尾平野を一望することができます。遠くに恵那山、御岳山も見えます。

 

「猿尾堤とエノキ」

堤防から川に突き出た小堤防です。水流が直接堤防に当たるのを遮り、堤防を守る役目があります。その上に生えるエノキの太い幹に歴史を感じます。

 

「ハクモクレン」

今、大輪の白い花を咲かせて春が来たことを知らせてくれますね!上向きの花は香りがよくマグノリア成分で化粧品、せっけんなどに利用されます。

 

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2024年3月13日(水)百年公園ワンコイン散策会

2024-03-14 13:26:06 | 百年公園散策会

「知っていますか?春一番に咲く花を!!」

 

「ツクシ」

参加者の皆様方とツクシを探しました。27本見つかりました。スギナは栄養茎、ツクシといわれる物は胞子茎です。

 

「アセビ」

かわいいつぼ型の白い花を枝先につけた姿は今が見頃です。馬が食べると酔っぱらう木で「馬酔木」。かつては、葉を煮立てて殺虫剤として利用されました。

 

「見つめています」

公園の某所に自生している「春の妖精」「スプリング・エフェメラル」と呼ばれるカタクリです。今日は寒い日でつぼみのままでした。

 

「オオイヌノフグリ」

外来帰化植物で全国どこでも見られます。公園の草地にも瑠璃色のかわいい花が咲いています。

 

「オオバタネツケバナ」

雑草ですが、名前はあります。若芽や柔らかい若葉をおひたし、和え物、天ぷら、サラダ、肉料理の付け合わせで食べられます。花を集めてサラダにトピッピングしたら、ピリッとした辛みがいいですよ!

 

「ショウジョウバカマ」

公園内の谷筋に多数見られる多年草です。中心から花茎を伸ばし、丸く集まった花が横向きに咲きます。別名かんざし花とも呼ばれています。

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14回目東北震災慰霊登山

2024-03-13 19:58:54 | その他

ヒメウズ

2011年3月11日の震災から数えて14回目の慰霊登山です。参加者も仲間2名とかみさん加えて4名で実行しました。春の息吹を感じながらの道中です。薬木広場では、すでにヒメウズが咲いていました。

 

タマゴケ

事前にメンバーが見つけてくれていたタマゴケも発見できました。今までふれあいの森には無いと思っていたのですが、彼方此方に小さなコロニーを作っています。

 

目玉おやじ

もう少し蒴が育つと赤い色になり、目玉模様がはっきりしてきてアニメの目玉オヤジにそっくりになるのですが。

 

シキミ

淡い黄色のシキミの花も真っ盛りです。日本三大有毒植物の一つに数えられているのですが、花も香りもいいです。

 

御岳

12時頃、百々ヶ峰山頂に到着。現場に居た登山者の方々7名にお声がけさせてもらい、一緒に黙とうを捧げさせてもらいました。当時と何も変わらない御岳も今日は噴煙を上げていませんでした。山頂でご協力いただいた皆さんありがとうございました。

 

ヒオドシチョウ

あっという間の14回目でした。これからも私の体力が続く限り継続していこうと思っている所です。ヒオドシチョウも綺麗な子でした。 

 

 

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