ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

2024年5月30日(木)椿洞ワクドキ自然散策会

2024-05-31 17:25:52 | 椿洞散策会

テーマ : 「花いっぱい見たい!!」   咲いた花と虫たちも見に来ているのかな?

 

台風1号が去った後の昨日の風も収まり、暑い一日になりそうな朝を迎えて多くの方の参加となりました。

 

ビジターハウス前に集合!スタッフの紹介と注意事項を話し、軽い体操を行ってから出発です。

 

里山植物園にて・・・

 

キキョウソウやアジサイの花の紹介し、ニホンハッカとミントの香り体験をしてもらいました。保護したモリアオガエルの卵塊の観察もしてもらえました。

 

ササユリの花

 

森の中で・・・

アベマキの大木に樹液が出ていました。多くの昆虫が集まる事と同時にスズメバチの脅威も加えて説明しました。

 

タイサンボク

 

タイサンボクの低い枝に花が咲いていました。

 

タイサンボクの花

タイサンボクの花の香りを嗅いでもらい、花観察と写真撮影です。

 

ギフチョウ幼虫

 

カタクリエリアの近くでヒメカンアオイにギフチョウの幼虫を見つけました。。

 

トチノキに居たのは・・・?

葉の裏にはクスサンの幼虫の「シラガタロウ」が数匹、さっそく観察と撮影会です。直に幼虫の毛にも触れてもらいました。

 

この後に山道から出て、フヨウの花壇で二ホンフヨウとアメリカフヨウの葉を見ました。色と紋様が特徴のラミーカミキリやヨツモンジンガサハムシの観察を行い、最後にユリノキの花を間近に見ました。花・葉・実から付けられた名前の由来を説明です。

今日初めて参加された方から感想の聞いて、次回の散策会などをお知らせして散策会を終了しました。

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2024年5月22日(水)ふれあいの森ワンコイン散策会

2024-05-23 17:39:40 | ふれあいの森

本日のテーマは「森の色探し」

まずは色に関するゲームをやっていただいてから、森の中へ。風と木陰が気持ちよい散策会となりました。

 

○花の色探し

「何色の花が多いのか調査」をやってもらいました。「白色」「黄色」「それ以外の色」の3つに分け、それぞれ何種類あるのか調べます。結果は、「それ以外の色」が14種類、「白色」が9種類、「黄色」が8種類。20メートルぐらいの道の両脇だけで、たくさんの花を見つけていただきました。

 

○ヤマボウシ

「白い花がきれいですね。」というのは間違ってはいませんが、実は花びらに見える白い部分は総苞片(そうほうへん)とよばれる部分。本当の花は真ん中にある丸い部分です。

 

○ユリノキ

花の様子からチューリップツリーやレンゲボク、葉の形からハンテンボクやグンバイノキなど、いろいろな呼ばれ方がある木です。ちょうど花が咲いていました。

 

○コアジサイ

とても可愛らしいコアジサイ。花や葉の様子を観察してもらい、自分だったらどんな名前をつけるか考えてもらいました。

 

○アマチャヅル

甘茶蔓は甘いのか?実際にかじってもらいました。感じ方に個人差はありますが、きつい苦みではありませんが、苦みとほのかな甘さを感じます。

 

○ユキノシタ

葉を天ぷらで食べたことがある人もいるのでは。このユキノシタは化粧品に使われることもあるんですよ。

 

○モリアオガエル!?

樹上にある卵塊を確認できました。この写真は本物!ではなく、案内人が作った物です。大きさは実寸大。大きいですね!

 

○これ、な~んだ?

ミズタビラコの花が咲いていました。水色の可愛い花ですが、とても小さい!そして花の後にできる果実も小さい!ということで、手作り模型で説明をしました。

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2024年5月16日(木)春~夏の面白ネイチャーウオーク② 各務野自然遺産の森

2024-05-16 21:34:46 | 面白ネイチャーウォーキング

「超(鳥)面白い夏鳥観察」

今日は(曇りのち、雨のち、晴れのち、曇り)の不安定な天気の中、夏鳥の観察でした。鳥の声は良く聞こえますが、姿を見ることはできませんでした。けれど、最後にコゲラの子育てを観察できました。

 

「コアジサイ」

  

装飾花はなく、小さい可愛い花を咲かせています。雨上がりで、香りが流されて残念でした。

 

「ユリノキ」  

和名はハンテンボクです。見上げると、洗濯をしたTシャツの様に若葉が揺れていました。

 

「ガンピ」  

すこし控えめなガンピの花です。コウゾ、ミツマタ、ガンピの3種は和紙原料となります。優しい黄色が美しい。

 

「アケビコノハ」  

アケビコノハの幼虫、3色揃い踏みでございます。1本のアケビの木に3色同時に見たのは初めてで、とてもラッキー!!感激したのは私だけ?

 

「アケビコノハ」  

この色もあり!

 

「アケビコノハ」  

この色も!

 

「コゲラ」     

子育て中です。親がえさを持ってきました。「ご飯ですよ!」子供が顔を出しました。

 

「コゲラ」     

子供「ごちそうだ~!」あと数日で巣立ちかな?

 

「ナナフシモドキ」   

ヌルデ小葉の上にナナフシモドキの幼虫を今年初発見です。

 

「マルバアオダモ」  

マルバアオダモが翼果を付けていました。同じ仲間のアオダモは野球バットの木として知られていますが、マルバアオダモはバットにはなりません。

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2024年5月8日(水) 百年公園ワンコイン散策会

2024-05-08 19:58:34 | 百年公園散策会

昨日の大雨とは打って変わり、爽やかな風が吹く五月晴れの日となりました。

 

デンジソウ科 デンジソウ

水場に浮かぶ田んぼの「田」の字!四つ葉のクローバーのようにも見えますが、なんか違う!デンジソウです。こう見えてシダ植物なのが面白い所です。かつては水田雑草として駆除対象でしたが、現在は絶滅危惧種となっています。

 

ツバキ科 チャノキ

旧徳山村民家の生け垣はチャノキです。キン肉マンの割れた腹筋のような筋が入っています(笑)お茶の葉の栄養はお茶をいれて飲むだけでは3割しか使えてないのだとか、残りの7割は茶ガラとして捨ててしまうことがほとんどだそうです。茶ガラを食べてみようという事で試食してみました。思ったよりクセがなくておいしかったです。もっと有効利用してもいいかも。

 

ウコギ科 タカノツメ

タカノツメは雌雄異株です。オスの木とメスの木が並んでいる所がありました。すぐ隣なのでしげしげと見比べました。「ホントだ~!違うわ~」

 

シシガシラ科 シシガシラ

常緑のシダ植物なので年中見られて、いつも同じような姿をしてるような気がしてしまいます。ところが、春は華麗な姿を見ることができるのです。普段見るのは栄養葉で、この時期は赤く色づいた胞子葉が立ち上がってくるのです。宝塚の舞台で背中に大きな羽根を付けているようです。

 

ムクロジ科 ウリカエデ

イロハモミジの種子とオオモミジの種子をふまえて、ウリカエデの種子を見てもらいました。鈴なりに連なっていて、ダイナミックです。1個1個が串に刺さっているわけではないのですが、なんか焼き鳥みたい。参加の皆さんに笑ってもらえました(笑)

 

トウダイグサ科 アカメガシワ

この時期の新芽が赤くてカワイイのです。新芽を守るために緑の葉の上に赤くて細かい毛があるのです。セロテープを張るとキレイにむけてしまいました。

 

ツツジ科 モチツツジ

萼と花柄が腺毛に覆われてネバついています。手で触ってみると納豆のようなネバネバではなく、つきたてのお餅を触った時のようなモチ~っっとした感じです。花を食べにくる虫をゴキブリホイホイの要領で防ぐんですね!

 

オトシブミ科 エゴツルクビオトシブミ

エゴノキでちょうど揺籃作成中のエゴツルクビオトシブミのメスに出会えました。普段はちょっとの振動ですぐに枝から落ちてしまうのですが、揺籃作成中ではおいそれと放棄はできないのでしょう、ずっと目の前で観察させてくれました。

 

巣箱

秋に設置した巣箱を紹介しました。ヤマガラが営巣してくれてます。ヒナにエサを運んできて、ヒナのフンを巣箱から遠い所に捨てに行くところです。近くに捨てては天敵に巣の場所を教えてしまいますから。

 

シジュウカラ雛

親鳥がお出かけの間にこっそり巣箱の中のヒナを見てみました。何羽かいますが、重なっているので数はよく分かりません。無事巣立ってくれることを祈ります。

 

タイトル通りの新緑と薫風を堪能できた散策会となり、楽しい時間を皆さんと一緒に過ごせました。来月もまたいろんな発見をしましょう。

 

 

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