ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
このブログをご覧の皆さんも気軽に参加してみましょう!

長野赤沢休養林バス散策 顛末記 パート2

2015-10-22 21:06:27 | 出前講座&特別講座
見てください。この空間

これ以上ない位のお天気と、この黄葉です。吹き抜ける風がフィトンチッドたっぷりで心底癒される空気を運んでくれます。針葉樹林体なのですが目通しがとても良いのです。森の中なのにたっぷりとした解放感も兼ね備えている不思議な空間です。

                                  御神木伐採跡地

この画像の建屋の下に御神木の伐採木があります。真っ直ぐ奥に向かった方が伊勢神宮の方角です。確かめるために、この写真を撮った位置ぐらいで磁石で南南西方角を確かめました・・・。不思議な事に磁石が定まらないのです。仲間に確かめてもらいましたが同じ状況で、磁石が定まりません。参加者の人にも確かめてもらいましたが同じ状況です。諦めてこの建屋に入ったらピタッと方角を指すのです・・・とても信じられない出来事です。パワースポット化しているようです。ここで三つ紐切・斧の切れ込み三気面と四気面の説明をさせてもらいました。しかし不思議な現象です。

                                               花・実・紅葉が一辺に

ここの谷にはとても多くのマルバノキが自生しています。他の樹木と違い花と実と紅葉を一辺に見ることが出来る不思議な樹木です。二つの花は背中合わせで一個の実になります・当然種は二個です。他の樹木や草等は冬に向かうこれから花は咲きません。それを逆手にとって花を咲かせて受粉を有利にしようという戦略でしょうか・・・至る所でこの赤い紅葉を愛でることが出来ました。

今回は締め切り後にも申し込みが有り総勢48名の大所帯でのバス散策会でした。帰りほんの少し寝覚ノ床遠望・更に「栗きんとん」購入などを済ませて長良バス乗り場まで無事帰還です。天気に恵まれた事、紅葉真っ盛りだったこと、更に癒しの森の素晴らしさで参加者一同満足の様子でした。皆さんのそのお顔を見られるだけで私達案内人は大満足です。ありがとうございました。来年の霧ヶ峰散策の時も多数のご参加お待ちしております。
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森の秋さがし散策 in 椿洞

2015-10-21 16:38:06 | 椿洞散策会
少し変わった志向で・・・

紙に書いた18種類の植物が右と左9個ずつ並んでいます。それを線で結んで仲間同士にしてもらう所から始めました。全問正解は3名ほどでしたが思わぬものが仲間同士だったようです。

                           クモを食べるクモです

足を前後にそろえて動かなければ、松の葉っぱにそっくりなクモです。処が獲物が来ると長い脚を使ってからめ捕ります。初めて獲物を取る場面に出会いました。参加者一同このクモの存在すらご存知なかったので目から鱗の様でした。

                                          秋の木の実を探すのですが・・・

時期的にほんの少し早いのでしょうか?割と木の実が見つかりませんでした。南展望台を迂回して北展望台で御嶽を見ようと思ったのですが霞みの中で姿を見る事は叶いませんでした。

初めて参加された方が5名ほどお見えでしたけれど最後の感想でとても面白いので次回も参加したいとのご意見を頂き感謝です。次回11月はどんぐり探しの散策になる予定ですが今年はどんぐりの大凶作に当たっていますので探せるかな???
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秋の空気を吸い込んで・・・土曜散策会 in ふれあいの森

2015-10-19 13:36:39 | ふれあいの森散策会
10月の空は何処までも高く青く、絶好の散策日和
になりました。今日は「秋の空気を吸い込んで」と言うテーマで、ふれあいの森の秋の始まりを楽しみたいと思います。

え!何・なに~~??


案内人の指先に注目です。アキノウナギツカミの茎には鋭い棘が一杯です。「ザラザラしていてこれならウナギもつかめそうね。」次に案内予定のミゾソバ(花がそっくりなので)との違いが分かるように手のひらになぞって違いを確かめたり、ノートにメモしたりと似た者同士の区別は大変です。

                           
気持ちいい~~!!


さくら広場では、今日のテーマのあきの空気を一杯吸い込んで、ラジオ体操です。「いつ、ぬー、さん、すー」「腹さひっごめてー、胸さ張っでー」と岩手弁の掛け声で体も顔もほぐれます。その後の手遊びでは、頭の中までも柔らかくなりました。

                                         昔こんな悪戯しませんでしたか??

昔の子供たちは、身近にある原っぱや空き地が遊び場でした。引っ張ってもなかなか抜けないチカラシバの先を結んで足が掛かるようにしたり、花穂をしごいて「クリのイガだよ!」息を吹きかけ「フー!!」と飛ばしたり・・・結構危ない遊びをしていましたがやられる方も慣れたもので怪我などした記憶がありませんね(^。^)y-.。o○

日々秋色から初秋に移り変わっていくこの時期は空気も景色も美味しくなります。沢山外の空気を吸い込んで厳しい冬に備えてください。また来月の散策ご参加お待ちしていますね。

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賛助会員向け特別企画「不思議なポエムの世界へようこそ」パート1

2015-10-18 15:13:23 | 出前講座&特別講座
早速山へ・・・

特別講座「キノコ編」です。一通り注意事項などを津田教授からお聞きして、いざ山へ。この森は基本的に採集禁止ですので、キノコ狩りなどとは言ってはいけません!!キノコの調査での採集です!!

                        このキノコは・・・

採れたキノコの割にはブルーシートが大きすぎました。こんな格好でないと手が届きません。「ここに有るのがヒラフスベで、そっちに有るのがシロカイメンタケです」等と次から次へ仕分けと同定です。

                                     見たまんま・・・

このキノコは一度聞いたら忘れないでしょうね。見たまんまの名前です。ウチワタケです。手で持つところも付いているんですよ。
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賛助会員向け特別企画「不思議なポエムの世界へようこそ」パート2

2015-10-18 14:42:20 | 出前講座&特別講座
仕分け

仕分けして同定するのですが、図鑑を見てもなかなか判断が付きません。樹木や草花などは変化が割と緩やかですがキノコに関して言えば、日に日に変化する場合が多いのです。たとえば触っただけで黒色に変化するとか、日にちが経過すれば姿が多少違ってくるなどで慣れないと同定も大変です。流石に津田先生はパッパッと仕分けられます。

                  スッポンタケ科 スッポンタケ

こんな物体を持ち込んだ方が居ました。丁度亀の卵のような感じです。ずしりと重く触った皮膚感覚が中に液体が詰まっているような感じです。さて??何でしょう・・・

                                     スッポンタケ幼菌

半分にした状態です。名前はスッポンタケと言います。緑色の部分がキノコの傘になります。その傘の所がスッポンの頭に似ている所からの命名です。人数が多い分変わったものがゲットできる確率が上がります。

賛助会員の方たちに向けての特別講座「キノコ編」でしたが、森林文化アカデミーの津田教授を講師に招いての講座でした。一度や二度ではとても理解できる世界ではないのですがほんの少し入り口に足を掛けた所でした。これからも機会が有れば時期をずらして行いたいと思っています。秋空の素晴らしい天気の中、不思議な世界を覗き見た2時間でした。お疲れ様でした。
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