ふれあいの森自然学校 活動報告

ふれあいの森自然学校が活動している内容を紹介しています。
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長良川の川原の石の謎に迫る パート1

2015-10-05 18:17:56 | なるほど自然講座
                長良川の河原の石の謎 
長良川の河原の石はどこからたどり着いたのか、皆さんも不思議に思っていることでしょう。その謎を岐阜大学の小嶋先生に解き明かしてもらいました。

千鳥橋から河原全体を俯瞰する

川はくねくねと蛇行しながら流れていますが、カーブの内側と外側では流れの速さが違います。また石の大きさからも流れの速い場所なのかゆるやかなのかが分かります。こうして河原全体を眺めてみると、よく増水する場所とそうでない場所では植物の生育が違うことや「河岸段丘」といって段々の丘になっていることがわかりました。

                    石は基本3種だとか

石も種類が多そうで分類が難しそうですが、大きく分けると「火成岩」「堆積岩」「変成岩」の3種類しかないそうです。これなら、なんだか覚えられそうだ^^

                                 流域の地質図を見ながら

長良川流域に見られる岩石は、新生代火山岩や中生代火山岩、また美濃帯では金華山や百々ケ峰に代表されるチャートが広く分布しています。チャートなんて別に珍しくもない、なんて思っていたら意外にもそう全国的にある岩石ではない、ということが分かりました。
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長良川の川原の石の謎に迫る パート2

2015-10-05 18:12:44 | なるほど自然講座
気になる石を拾う

自分が気になる石を2つずつ拾って、小嶋先生に分類してもらうことになりました。みんな真剣に探しています。

                    中には珍しい石も・・・

白っぽい花崗岩、波模様のある流紋岩や泥岩が混ざった石、テカテカ光っているチャートなど、次々に岩石がグループ分けされていきます。手前の赤い色の石はなんとレンガでした^^;角が取れて自然石のように見えますが人間の作った遺産物です。

                                 市民におなじみのチャート

対岸にはいつも見慣れたチャートが広がり、それが何億年も前に赤道直下で放散虫の死骸が堆積してできたものがプレートの移動によって日本列島にくっつき隆起してできたものだなんて「驚き」ですね。岐阜市民にとってお馴染みの金華山や百々ケ峰の岩石が、その昔海底でできたものだなんてとても興味深いお話しでした。

暑い中、小嶋先生をはじめ参加者の皆様お疲れ様でした^^
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