梅雨が始まったばかりなのに嘘のような気持のいい天気に恵まれました。空気は乾燥しているし時折吹き抜ける風はかすかな花の香りも含んでいて、参加者皆さんの日ごろの行いの賜物かも・・・
ヒノキの葉
葉の裏の白い気孔帯が Y字型に見えます。ヒノキの葉はこの気孔帯で水分の蒸発や、二酸化炭素の取り入れを行います。
ムラサキシキブの花
この植物が一番輝いて人目を引くのは、枝に紫色の実をたくさん付ける秋です。花の時期は森の中であまり目立ちません。でも、とても美しく上品です。
カノコガ
参加した4歳の女の子が見つけました。とても「ガ」とは思えません。「ハチ」の様な姿ですね。翅の鹿の子模様が名前の由来です。次の世代に命をつなげるための大切な営みです。
花ショウブ園
この日は花ショウブ祭りの期間で、何種類ものハナショウブが見ごろを迎えていました。水辺を好むハナショウブには、今日の日射より雨の方がお似合いかもしれませんね。
アカメガシワの雌花
アカメガシワは雌雄異株です。雌株の雌花には花弁はありませんが、雌蕊の柱頭が三つに分かれて紅色になります。花弁に代わって虫を引き寄せ、花粉の運び屋さんになってもらいます。そして種を実らせて次の世代に命をつないでいきます。
森のり香を聞く
袋の中に葉っぱや花、そこに少しの水を加えて揉んで香りを出して香水を作りました。「自分の香水が一番良い香りと思う人は?」皆さん一斉に「はーい!(*^。^*)
梅雨の晴れ間、森の木陰に吹く爽やかな風と、参加された皆さんの笑顔がありがたい散策会でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます