ふれあいの森自然学校 活動報告

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2024年10月9日(水)百年公園ワンコイン散策会

2024-10-10 15:43:35 | 百年公園散策会

タイトル:貴方から離れない!! なぜ離れない、ヒッツキ虫の正体?

 

前日17時の天気予報では降水確率20%で散策会の開催が決定したのですが、当日の朝は雨!散策会スタートの時間までショボ降る雨でした。

そんな中でも集まってくださる方々があって、本当にありがたい次第です。

最初に、この時期最大に大きくなっているジョロウグモ(メス)を見ていただきました。大きな網を張り、オスグモを従え、イソウロウグモまでいました。

 

ジョロウグモ♀

鮮やかな体色で君臨しています。自分より大きな体のアオスジアゲハやツクツクボウシをも捕らえるんです。

 

アレチヌスビトハギ

ちょっと歩くとズボンにいっぱいくっついてくるアレチヌスビトハギの果実です。この1節1節の中に種子が入っています。通る動物などにくっついて種子をばらまきます。まさに私たちも利用されているわけですね!

 

向かって左の写真はアレチヌスビトハギの果実の表面です。この形から考えられたのが、右の写真の「面ファスナー(商品名ではマジックテープ)」です。現代ではなくてはならないものですね!

 

ササクサ

これも強力なヒッツキ虫のササクサです。トゲのようになっていてズボンに刺さってしまいます。返しが付いているので簡単には外れません。引っ張っても先っちょが残ってしまう困り者です。

 

ルリタテハ蛹

1週間前、サルトリイバラに3頭のルリタテハ幼虫がいました。散策会当日には見つからずいなくなってしまったと思ったのですが、なんとサナギになっていました。蛹は1頭だけ見つけたのですが、隠れることもなく目立つところにぶら下がっていたのです。

 

ルリタテハ

この後、こんな成虫が出てきます。手書きのチョウがいいですね!今頃出てきた成虫ルリタテハはこのままチョウの姿で冬を越して、春を迎えます。

 

嫌でもたくさんくっついてくるヒッツキ虫を何かに使えないのか?おいしく食べれればくっついてきてもウエルカムなんですが、そういう訳にはいきません。なので、布にたくさん集めてきて絵や字を書いてみることにしました。皆さん一生懸命取り組んでいただいて、こんな作品ができました!帽子に名前を入れられたのはナイスアイディアですね!

嫌がられるヒッツキ虫をなくそうとしてか丁寧に草刈りをしていただけたので、キレイな散策路になっていました。なので、ヒッツキ虫を探すのが大変でした。

また来月お会いしましょう!!

コメント
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