古木曽川の流れをみる「各務原台地をちょっと覗いてみませんか?」
緑に囲まれた木漏れ日の中、最初にウォーミングアップです。今回の講座は50名もの方の応募だそうで抽選により20名の方に参加していただきました。ありがとうございます。
スイリュウヒバと2本のエノキがくっついて生えていて、まるで三角関係のような形をしています。どうしてこんな形になったんでしょう?皆さんに考えていただきました。いろいろ推測してみても結局のところ、この樹木たちに聞いてみなくては分からない!でした。
木曽川の流れによってできた各務原台地を紹介しました。地層が露出している所があるので7万年前の御嶽山噴火による軽石の堆積層を見ていただきました。足元が悪い所でしたが皆さん順番に登って食い入るようにご覧になりました。
歩いていくと白くこんもりと盛り上がったような木が見えてきました。ツブラジイの花盛りです。栗の花のような匂いもしっかりとしています。
ツブラジイの雌花です。「ドングリの赤ちゃんですよ」と紹介すると「かわいい~~!」皆さんの撮影タイムとなりました。
ロープで囲った中にカラタチの大きい木がありました。トゲがすごくて危険なので近づきすぎないようにしてあります。花はほとんど終わっていて、小さな果実ができていました。直径5mmくらいのかわいい実です。
サンショウの雌花が花が終わり果実ができ始めています。「オスの木とメスの木があるんですけど花がないからわからないですよね」と話していたら、「こっちに花があるよ~!」と見つけてもらえました。少しだけ花が見られました。雌雄両方の花が見られて運がよかったです。
「次にこの木ですが・・・」と始めると皆さん「???」確かに目立った特徴が見つからない樹木です。そこで、剪定時には切り落とすような小枝を採って匂いを確かめてもらいました。「あら、いいにおいがする」高級楊枝に使用するクロモジです。花は終わっているのですが、名残りの姿を見てもらえました。
夏日になった暑い日でした。この間まで日なたの暖かい所を選んでいたのに今日は「木陰に入ってくださいね」となりました。皆さんよく来てみえる公園なので、今度来た時には紹介したことを思い出して、また楽しい散歩をしてもらえるといいですね!
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