思惟石

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【読書メモ】2009年3月

2018-06-28 10:16:36 | 【読書メモ】2009年
<2009年3月>
カッコ内は、2018年現在の補足コメントです。


『有頂天家族』森見 登美彦
超いい!!!たぬき!毛玉!ふはふは!!

(この本に出会えた当時の私が羨ましいです。というくらい好き。
 良かったね!おめでとう私!ふはふは!)


『魔術はささやく』宮部みゆき
(メモなし。
 途中まで読んで、すでに読んだことのある作品だと気づく。
 宮部みゆき作品は学生の頃にまとめて読んだので、
 こういうポカミスをよくやります……)


『幻色江戸ごよみ』宮部みゆき
江戸時代モノだし、ふつうにアヤカシが出てくるかと思ったら、
意外と人間モノでした。

(短編集。江戸時代らしい怪異譚でもあるのですが、
 そういう超常的な話しよりも、人の心の機微や複雑さがメイン。
 人情モノではなく、人間モノ)


『ねじの回転』恩田陸
二・二六事件をモチーフにしてる話。
宮部みゆきも書いてたなあ。(『蒲生邸事件』)
歴史を修復するという仕組みが難しくてわかりにくかったけど、
独創的でおもしろいと思った。

(余談ですけど、日本史って明治維新以降
 授業内容が極端に薄くなりませんか?
 というか私はがちがちの理系進学志望だったので
 日本史は江戸時代になった辺りで授業が終わったような気が……
 個人的にさぼっていただけかもしれませんが)


『新・水滸伝』吉川英治
まだ一巻。→5月に4巻まで読了。
とはいえ、未完なので読み終わった感じがしない。

(北方謙三の『水滸伝』に触発されて読んだのでした。
 吉川英治版はテンポが良くて好みだったのですが、
 連載中にお亡くなりになり、第四巻で絶筆なのです。残念……)


『おとぎ話の忘れ物』小川洋子
画家・樋上公実子のイラストをモチーフに書かれた短編集。


『覆面作家の愛の歌』北村薫
(メモなし。
 ミステリの覆面作家をしているお嬢様が主人公のシリーズ二作目。
 このシリーズはですね。何が凄いって、イラストが高野文子さんなのです!
 円紫さんシリーズと違って、表紙だけじゃない!収録イラストがッ!!!
 あの寡作の!制作時間が異様に長い!高野さんが!!!
 出版日も決まっている小説のイラストなぞを描くなんて!!!
 という、まったく本編に関係ない感動と衝撃を受けたシリーズなのです。
 内容は、誠に北村薫らしく純真無垢なお嬢様が日常の謎を解く短編集です。
 安定感のある面白さですが、やはり見どころは高野さん以下略!
 ちなみにシリーズ第一作は『覆面作家は二人いる』です)


『蟹工船』小林多喜二
(メモなし。
 2008年に謎のブームが起きましたね。
 内容はほとんど記憶に残ってないのですが、
 甲板で寒風に煽られながらの鼻水の描写が、
 花粉症の身にグッときました。鼻の下が荒れると痛いよねって)
コメント
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