goo blog サービス終了のお知らせ 

山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)

2010-04-19 06:57:48 | 被子植物離弁花

モミジイチゴの学名上の母種で、主に西日本の近畿地方以西の山地に普通に生えます。

葉は長さ3~7センチの卵形か狭卵形で、北方系のモミジイチゴほど顕著には裂けません。

4月頃、キイチゴの仲間としては中々立派な風格に満ちた5弁の白い花を咲かせます。


果実は6~7月に黄色く熟し、食べられます。味は国内に数十種類あると言われるキイチゴの中で

最も美味しいと言われる代表格、花良し実良しの優等生といえます。

酸味と甘みが程良くマッチした上品な味わいで、野生的な個性を味わうには生食が一番ですが、

ジャムやリキュールにしても楽しめます。


本州の中部以北には近似種のモミジイチゴがありますが、葉は広楕円形で掌状に3~5裂し

紅葉に似ています。


ナガバモミジイチゴ<バラ科 キイチゴ属>




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする