goo blog サービス終了のお知らせ 

山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

カキドオシ(垣通し)

2010-04-14 23:09:46 | 双子葉合弁花

カキドオシは4~5月に林縁や土手の半日陰の場所で群生しているのが見られます。

シソ科のこの類の植物としては、ホトケノザやヒメオドリコソウなどと比べて、比較的大きな花を咲かせます。

色が少し地味なため、歩いていてあまり目に付く花ではありませんが、近くで見ると唇形の花は中々立派で、

どこか蘭の花に似た趣と、人形のような愛らしさを兼ね備えています。

和名の「垣通し」は、垣根を通り越してその向こうまで蔓が延びていくことからで、

実際、夏になると1㍍以上になるものもあります。

別名のカントリソウは昔、子供の癇の虫にに効く民間薬として使われたことによるものです。

生薬名では「連銭草(れんせんそう)」と呼ばれ、血糖値の降下や体脂肪を減らすのに効果があるとして

カキドオシ茶などの健康食品も市場に出回っています。

葉や茎はシソ科特有の芳香があり、身近でとれるハーブとして、少量を野菜サラダなどに混ぜて

香りを楽しむこともできます。




カキドオシ<シソ科 カキドオシ属> 別名カントリソウ






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする