シダ植物は、多湿な気候の我国では古くから身近な観葉植物として庭園造りなどに用いられてきました。
特に桃山時代以降は、山水画などの禅文化の影響もあり、深山幽谷を模した静寂で落ち着いた
雰囲気の庭造りが主流となっていったようです。
そんな中で、枯山水の石や灯篭などの主役を引き立てる上で、無くてはならない存在として重宝されたのが
身近な里山に生える、様々なシダ植物や苔類であったようです。
現在では、園芸店などで洋種のシダなども含め、様々なシダ植物が売られていますが、ここでは
身近な里山でよく見られる野生種のシダを何種類か取り上げてみました。
ヤブソテツ<オシダ科 ヤブソテツ属>
キジノオシダ<キジノオシダ科 キジノオシダ属>
リョウメンシダ<オシダ科 カナワラビ属>
イノモトソウ<イノモトソウ科 イノモトソウ属>
オオバノイノモトソウ<イノモトソウ科 イノモトソウ属>
シシガシラ<シシガシラ科 ヒリュウシダ属>
イノデ<オシダ科 イノデ属>
ヒトツバ<ウラボシ科 ヒトツバ属>
?アオガネシダ<チャセンシダ科 チャセンシダ属>
ウラジロ<ウラジロ科 ウラジロ属>
コシダ<ウラジロ科 ウラジロ属>