「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

なぜ尖閣諸島資源も戦略的互恵の対象なのか、川勝平太よ

2010-09-29 22:59:00 | 雑感
今日は、もう一つ。

尖閣問題の政府対応について、川勝平太静岡県知事は「どちらもどちら」とまるで第三者というか独立国的な見方を披露。
訪米した前原外務大臣の日米関係の同盟の強さを確認したことを評価する一方で、尖閣諸島を中国領とした温家宝首相発言を「中国の国益をしっかり言ったということになるかもしれません」など評価するようでは、君は何処の国民かと聞きたくなる。
結局、川勝は最後まで尖閣諸島が日本の領土であるとも、中国漁船の領海侵犯事案であるとも明言せず、そればかりか両方とも矛を収め、海底資源と海洋資源も互恵の関係で、などという始末。境界線付近の共同開発問題と混同しているのか?
川勝は「(中国が)発展を支えるためには石油や天然ガスやすべてのものを活用しなければならないことははっきりしている」というが、どうしてそれが日本の領土の尖閣諸島付近の領海内の互恵に結びつくのか。理解しがたい。

FDA、小松から撤退へ

2010-09-29 21:56:00 | 静岡空港
FDAは来年3月27日以降、静岡¥ャ松線から撤退すると発表した。
知事の目論んだ年々10万人ずつの利用者増も黄色信号を超えて赤信号がともっている中での厳しい現実だ。

FDAも営利企業なので最低でも収支トントンにしなければならないわけで、「利用者が多い8月でさえ運航経費をまかなえない状況で、路線の継続は企業体力的に厳しい」(産経ニュース)と撤退の理由を明らかにしているが、当然の判断だ。
そもそも、小型のリージョナル機では搭乗率が65パーセントあればいいとか単純に言えるものではない。ある程度、普通運賃で乗ってくれるビジネス利用がないと、割引運賃の観光需要だけでは厳しい。
それに、小松便という路線は県の需要予測でさえ路線成立が見込まれていない路線だ。
実際、今月初旬に金沢に行ってきたことはこのブログでも紹介したが、JRの利用で十分だ。福岡に行く時なら羽田からとも考えるが、北陸は新幹線こそないが、特急が多頻度で運行されており、ルートの選択肢も多い。行きは福井経由で、帰りは高山経由でと、違う景色も楽しめた。もちろん航空機よりも安い。

川勝平太静岡県知事は今日の定例会見で「需要予測をはるかに上回る搭乗率の路線がある」などとして、「全体の需要は伸びていく。心配はしていません。」と70万人達成に自信の深めているようだが、意味不明だ。
空港という穴のあいた鞄に税金という札束をさらに入れ続けるつもりなのだろうか。

不断の努力

2010-09-28 23:06:00 | 雑感
相変わらず反転攻勢の戦略も見えない日本外交。
中国のように戦略目標をもって二歩前進一歩後退を狙ってくる国にとっては扱いやすいと見られているに違いない。
国会の追及も甘く、せっかく黒船で眠りを覚まされた国民がまた眠くなるようなありさまだ。

さて、今日は本来ならさきの週末にニュースを独占するはずだった大阪地検のFD書換えに関して。
ここにきて、官僚組織特有の隠蔽体質が見えてきた。
若い職員が問題を指摘するも中間で抑え込み上には問題ないと報告し一件落着というものだ。
涙ながらに「公表すべきだ」として訴え出た職員の告発に、大坪前部長は地検トップの検事正に「正義感の強い同僚が改ざんだと言ってトラブルになっているが、解決している」などと報告したという。

これは、部下の不祥事は自分にも責任が及ぶわけで、それを隠したいという気持ちだけではない。自身の上司をおもんぱかって心地よい情報だけを伝えれば評価されるという面も大きい。つまり、当然問題が起きても上は知らない(聞いてない)で通せるから、無言の圧力として面梼魔ヘ下で解決しておけ、いちいち判断を仰ぐなという組織風土が醸成されていたということである。
原因ははっきりしている。上司の危機管理対処能力の欠如が自他ともに認識されていたからだ。そこまでの組織と諦められていたということでもある。逆にいえば、上司(地検トップ)の人格・能力を認めていれば正直に報告していたことだろう。

官僚組織の劣化は能力あるリーダーの不在にある。
今の官邸の政治家にその能力があるのか。
外交判断の責任を官僚に押し付けるような政治家の能力を信頼して自己に不都合な真実を報告し判断を求めることはありえない。
問題をかえってこじれさせたり、いつはしごを外されるかも分かったものではない。

今日も海保は尖閣諸島において監視を継続している。
今は現場の真摯で誠実な任務遂行だけが救いだ。
多くの問題が起きては忘れ去られるという繰り返しは何も生み出さないだけでなく悪しき体質を温存させる。
正しいことへの不断の努力だけがそれを打ち砕き真のリーダーを生む。
日本再生には各位の自覚が欠かせない。

国辱

2010-09-27 20:42:00 | 雑感
船長解放後もごたごた続きの中「今、日本と難しい問題があるが、ふじのくにと中国との関係は盤石」(中日新聞)と御満悦の静岡県知事川勝平太。

知事自らが来月11日に引き連れて行く県の第3回目の友好訪中団(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/649.html)の規模は600人というから中国に対しても礼をつくし鼻高々というところなのだろう。
対照的に、今日定例会見のあった村井宮城県知事。
「中国からの観光客も増えてきており客数が減ることは十分考えられる」と認めつつ「ただ、そういった次元を超えた問題で、経済的ダメージがあっても譲歩してはいけない」と、今回の腰砕けの対応を厳しく批判した。
これが、多くの日本人の想いだろう。


静岡県知事の訪中先の上海では上海国際音楽花火フェスティバル組織委員会が日本の花火師の参加を拒否するなど日本に対する厳しい姿勢は北京だけの話ではない。
にもかかわらず、「ふじのくに」訪中を受け入れるのはなぜか。
日本人扱いしていないか、謝罪訪中と捉えているのか、いずれにしても日本の象徴の富士山が頭を下げに来たといわれては国辱ものだ。

公式友好訪中団、来月も派遣と笑みの川勝

2010-09-26 20:58:00 | ノンジャンル
北京と政府がもめても静岡と中国の友好は変わらないなどとして来月も公式友好訪中団(もちろん日本人の税金を使って)を派遣すると表明した川勝平太静岡県知事。

中国という国をよく理解していないのだろう。
今はそれが向うの国益になるから受け入れているだけで、腹を割った信頼関係に基づくものなどではない。
何なら、訪中して尖閣諸島は日本固有の領土ですと主張できるのか。
公式訪中団員誰一人できないだろう。

あっちに良い顔、こっちに良い顔の川勝には上辺だけの巧言令色接待でも御満悦なのかもしれないが、中国人から見たら敗戦国の集団参内だ。

しかも国民が憤り、4人の邦人に気を病んでいるときに笑顔とは。
少なくともこの川勝県政があと3年は続くわけだが、静岡県を中国領の自治区にすると言いださなければいいのだが。

県への意見はこちらから。
もちろん、賛否どちらでも。
https://www2.pref.shizuoka.jp/all/ikenteigen.nsf/touroku