邦人リスク回避のため、3776友好訪中勧奨の即刻停止を

日本、中国ともに引くに引けない状況になってきた。
折れた方が尖閣諸島の領有権の主張を放棄するに等しい状況となっては仕方ない。
だが、理は日本にあり、ぶれることなく粛々と手続きを進めるべきである。

こんな中、中国は北京の日本大使館に「現在の雰囲気でこのような友好交流事業を実施することはふさわしくない」と２１日から上海万博に派遣予定の「日本青年上海万博訪問団」の受け入れ拒否を通告してきたという。
中国もいまや北朝鮮のように軍事で国民を抑え込める状況になく、善意に解釈すれば、邦人の身の危険を配慮してともとれる。
しかし、私が危惧するのは、船長逮捕に対抗しての邦人のえん罪逮捕拘留だ。
取引材料とされたら不幸この上ない。

国が国に対して邦人の危険を暗に警告してきたのである。ここはやはり県としても日本国の自治体として邦人の安全を最優先に考えるべきであろう。

3776訪中（県民への訪中勧奨）は国の交流訪問団同様、中断してもらいたい。
もちろんこのことで未達成となってもそのことを責めようとは思わないし、むしろ、評価したい。リスクマネジメントとして川勝の速やかな決断を期待したい。