「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

良いお年を

2009-12-25 23:30:00 | ノンジャンル
半官半民の特権というわけではありませんが、役所の種々の虚礼に付き合う必要がないため、人の多い28日は逆に遠慮なく休みとし、例年どおり一足早い表仕事の納めをしてきました。

年末は旅行のため、その前に少しでもと開示された公文書をチェックしましたが、実に興味深い事実に苦労が報われる気持ちです。
出納で3年、建設業で1年工事関係書類はチェックた経験が役立ってます。

年明けは第1週で部分開示に対する異議申立てを、その後も時間的リミットのある私務に追われるおかげで、年明けのスキーシーズンは例年に比べ雪を見る機会が激減しそうですが、日々充実はしそうです。

みなさま、よいお年をお迎えください。
それではまた来年。

行政委員報酬見直しは越年に

2009-12-24 22:48:00 | 行政委員報酬
前回、年末にと予告されていた静岡県特別職報酬等審議会は予定がつかなかったとみえ、越年が確定した。
前回11月6日http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/500.htmlの審査会から今日までに浜松市http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/502.htmlについで神奈川県も日額制へのかじを切った。
神奈川県特別職報酬審議会が行政委員の大半を日額制にするという答申(概要gaiyou.pdf報告houkoku.pdf)を出したのである。
月額制から日額制に改めることで支給額は年間約3割減少する見込みという。
松沢知事は「現状では原則日額制とする地方自治法の趣獅ノ反しているのが実態。県の財政状況も厳しい中で、人件費の削減にもつながる」「報告は私の考え方に近いものだった。神奈川の改革が先導役となって全国に広がると期待している」などと述べたそうであるが、本県の御用化した審査委員&沈黙の知事との差を痛感する。
さらに、新潟県も11月26日に収用委員会などの報酬を日額制に見直すと発表。
厳しい景気状況の下にある県民生活の痛みも追い風に、見直しは今後も増える勢いだ。
静岡県の委員の皆さんにあっては、しっかり勉強するとともに、圧力ではなく良心に従って審査を願いたい。

静岡県特別職報酬等審議会委員
・天野敬久(連合静岡 事務局長)
・海野泰男(常葉学園大学学長)(会長に選任)
・佐々木右子(弁護士)
・土屋京子(静岡県消費者団体連盟副会長)
・長野蝶子(静岡県地域女性団体連絡協議会会長)
・増田恭子(静岡県商店街振興組合連合会理事長)
・増田玲司(静岡経済同友会静岡協議会代表幹事)
・御室健一郎(静岡県商工会議所連合会副会長)
・望月眞佐志(静岡県信用農業協同組合連合会経営管理委員会会長)

参考「静岡県特別職報酬等審議会」
<第1回>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/471.html
<第2回>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/491.html
<第3回>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/498.html
<第4回>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/500.html


立ち木無断伐採の究明へ

2009-12-23 23:45:00 | 静岡空港
22日、私有地内の立ち木無断伐採の事件で新たな動きがあった。
私有地の地権者らが無断伐採費用を税金で賄うべきでなく石川嘉延前知事ら当時の県幹部が負担すべきと知事に申し入れたのである。
この件では知事が「無断伐採は限りなく故意に近い」と述べたにもかかわらず、監査委員は「故意ではない誤伐採」と片付け、あたかも他人の財布を無断で持ち去って使った犯人を自分のと間違えたんだねと言ってかばうように幕引きを画策している県。もはや自浄作用による真相究明は困難となっていた中での動きであり今後が注目だ。

私も事実分析のため公文書の開示を請求していた(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/508.html)が、昨日、空港管理事務所から工事書類一式の写しが到着した。
一方、監査委員は開示決定等の期限である22日を過ぎても決定・延長の通知も連絡もない。(私もこれまで多くの開示請求をしてきたがこんな基本的な決まり事を守らないところはなかった。はたして他人を監査する資格があるのか疑わざるをえない。)
さて、開示の工事書類を見て驚いたのが工事の名称である。
「平成20年度[第20≠l2200≠O1号]静岡空港アクセス道路計画整備工事(榛原・吉田ICルート立木抜開工)」
工事箇所もターミナルから見て細江金谷線をはさんで南側の榛原・吉田ルート上という無断伐採とは無関係の個所が明記された工事だ。
書類の間違いかと思ったが、工事書類の中にたった1件2枚にくだんの記述があった。
平成21年2月12日付けの建設工事監督要領様式第1による請負業者への監督員指示書で、
「C≠Q切土法面の立木伐開工を実施すること。A=2,500㎡」という内容だ。

知事への辞職勧告の翌日という時期もさることながら、目的も箇所も大きく異なる工事契約を基にこんな工事の指示が出ること自体、違法性を認識しての故意による伐採をうかがわせるものだ。
明らかに新たな支出負担行為であり、別の工事として入札執行されるべきものだ。

監査は何を監査したのか。違法な財務会計行為を見て見ぬふりをしたのではないのか。
真相究明はこれからだ。

師走

2009-12-21 22:42:00 | 日記
公の立場での多忙が落ち着いたと思ったのもつかの間、民の立場でのすべきことが次から次に。師走の慌ただしさを感じる。
12月8日付けで請求していた公文書開示請求(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/508.html)について、早速先週末には空港管理事務所から公文書部分開示の決定が来たが、予想に反して非開示部分は個人情報のみでこちらは異議申立ての余地はなさそうだが、一方の監査委員は予想どおりというか、異議申立て(審査請求)の必要がありそうだ。
というのも、まだ決定通知が来ていないが黒塗りの部分が多い文書の写しは必要かという照会があったので必要と答えたが、全面黒塗りなど通常ありえない。こういう文書は異議申立て(審査請求)を行ってインカメラ方式で審査会に判断してもらうことが不可欠である。
また、今日は11月に請求していた県民のこえ室の開示決定も来て、目を通したが、なんだこれはという理由があり、判例を確認したが、こちらもまた異議申立て(審査請求)を行わなければならないようだ。
もっとも開示文書の分析もしなければならず、両方とも年明けになりそうだが。

JAL撤退、川勝は保証金支払い拒否

2009-12-18 22:16:00 | 静岡空港
人の生き血を吸い望まれずに出来てしまった静岡空港。
幾多の試練・厄災が次から次へと降りかかるのも宿命であろうか、ついにJALの4月からの撤退が決まった。1年さえも持たなかったということになる。
撤退するJAL路線は福岡便を鈴与のFDA(フジドリームえらライン)が飛ぶということだが就航当初に露呈した安全意識の低さを考えると敬遠する県民も多いだろう。
次に起こる空港の厄災は何なのかも心配だ。

そこにきて、川勝平太が昨日ぶち上げたのがJALに搭乗率保証の補償金を支払わないという発言。
これは役人の発想ではない。役人は金ですませられればというのが常道だ。
川勝のオリジナルだろうが、対JALの関係では不利は明白で、はっきりいって彼の意図が読めない。
単なる情動なのか、狙いあってのことなのか。
もし後者であれば、評価したい。
というのも、川勝の就任後初の記者会見で、
記者からの「搭乗率保証について、これまでの経緯を調べてみるということですが、その調べられた経緯というのは我々にもオープンにしていただけるのでしょうか。」に対して、川勝「そうですね。隠すべきことはないです。」と保証契約に至った経緯の公開を明言していたからだ。

JALは保証金不払い発言に対して「そもそも、搭乗率保証は05年、県から持ち出されたもので、当社から求めたものではない。川勝知事のこれまでの発言については事実誤認がある。」と不快感を示したが、役人から聞いた経緯を信じ込んだ川勝が不払い発言をしたのならただの御人好しだが、真実を知りたくて(法廷で争うことも辞さず)ということならば、これは策士である。
最終的にどういう形で落とすのかで真意が分かろう。注視していきたいが、関係役人はハラハラドキドキものだろう。

今日は昨夜からの地震で伊豆急行が伊豆高原までしか動かず伊豆高原で2時間以上待たされ、予定が大きく狂ってしまった。待合室からホールにまであふれた観光客も怒り出す人あり、諦めて疲れた様子の人あり、と様々だが観光への影響が懸念される。
地震は雨風と違って予測・防御ができない。早く収まってほしいものだ。