「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

公文書開示請求

2010-04-30 00:26:00 | 近況活動報告
かねて予告のとおり、公文書の開示請求を日付が変わったばかりの今行いました。
県から富士山静岡空港株式会社に流れたお金と、富士山静岡空港利用促進協議会に流れたお金を明らかにするための請求です。
すでに9月末までの分は入手済みですので、その後の分ということになります。
<公文書開示請求内容>

1 平成21年度及び平成22年度に、富士山静岡空港株式会社を債主として支出負担行為を行った県事務事業に係る会計書類(支出票、支出負担行為伺、契約執行伺等)及び当該事務事業に係る予算調書(事業概要、事業概要等の説明資料等予算査定根拠書類)の10月1日以降公文書化したもののすべて。

2 平成21年度及び平成22年度に、富士山静岡空港利用促進協議会を債主として支出負担行為を行った県事務事業に係る会計書類(支出票、支出負担行為伺、契約執行伺等)及び当該事務事業に係る予算調書(事業概要、事業概要等の説明資料等予算査定根拠書類)の平成21年10月1日以降公文書化したもののすべて。


迷走、搭乗率保証支払問題

2010-04-26 20:27:00 | ノンジャンル
今日の知事定例会見で川勝知事は4月17日にJALの稲森会長と会う機会があって、その際、搭乗率保証についての話があったことを明らかにした。

稲森氏からは搭乗率保証について「この問題は管財人の手に渡っている。私は今なんともしようがない。」と言われたとのことで、知事はなるほどというしかなかったとのことだ。

しかもその管財人室長が、前西松社長との第3回目の会談で二人きりでという要請にもかかわらず「望みもしないのに同席した」人物ということがわかり「なかなか厳しい」との見解も飛び出した。
会見の最後の方では一転、「現在はそういう状況というだけで状況が変われば」などと言い出し、極めつけは「搭乗率保証は堂々と胸を張って7割に満たないものは保証しろと言えるような倫理性があると思っていません。」ときっぱり。こんなものを認めた知事や県議会が倫理観を欠いてどうかしてると言わんばかりの強気に戻った。

公言していた稲森会長との直接交渉での和解も難しくなり、事態に進展もなく、請求が来て期限は近づくばかりとなれば、まさに普天間問題と同じ状況だ。
さらに、裁判も辞さないという強気に走った判断がぶれ、払いますと元に戻ればこの間の発言や思いは一体何だったのかということになる。
仮にも県のリーダー、鳩の尻尾のような醜態は勘弁してもらいたいものだ。

税金投入タイチャーター便、県催行に執着

2010-04-25 22:46:00 | 静岡空港
今月29日から5月3日までバンコクを含めアユタヤやプーケットなどの観光も織り交ぜた「県民交流団ツアー」が計画されているが、タイ情勢の悪化で判断が遅れている。
この交流団は県職員、県議会議員などの税金丸抱え公式訪問団に加え、一般公募の税金補助参加者で構成されているのだが、JTBや日本旅行が外務省の23日の危険情報レベルの引き上げに伴いツアーを相次いで中止したのとは対称的にどうしてもこのゴールデンウィークに行きたいらしい。

同じ23日、県は県発行の超長期債の(引受・販売を行う)主幹事を発表したのだが、平成22年度予算分でこの超長期債、つまり20年債と30年債だけで各200億円発行するという。(*現実には10年債であっても借り換えで先のばされているので金利以外に区別する実益はないのだが、問題先送りは象徴している)
後世へのつけは増す一方だが、実感のない借金に痛みは感じられないのだろう。
まして、返済すべきころには引退して余命を待つだけの方々も多い。責任を問われることもない。
せめて、無駄飯食いといわれないような交流の成果を出してくれれば文句はないが期待するのも空しい。
穀潰し役人と政治家に喰い荒らされ、静岡丸も日本丸とともに沈んでいくしかないようだ。

無力化する「ことば」

2010-04-22 22:58:00 | ノンジャンル
普天間問題は5月末までに決着させる。
国のトップにあるものが明言した「決着」に意味が、受け取った側(国民)と発した側の現在で異なるという状況は、「ことば」の力の限界を際立たせるものとなっている。
「いわゆる私が申し上げている決着というものを行ってまいります。5月の末までという、その時期を変えるつもりはありません」とは、要するに私が発した言葉の意味は私が決めるものであって相手がどう認識(想起)したかなんて関係ない、と行っているに等しい。

およそ会話とは「ことば」の意味地平が異なっては成立しえない。
国にも静岡県にも共通する公約中の文言「天下り」を、あっせんがなければ天下りではないという事後解釈は単なる解釈の相違どころか詐欺的なものだ。

今日の県内新聞も県が昨日抜き打ちの災害対応訓練を実施したと報じていたが、「抜き打ち」の認識は県と県民とで異なるだろう。
もともと「抜き打ち」の意味は「予告をしないで、だしぬけに事を行うこと」とされている。抜き打ちの訓練をしたといえば一般には事前に知らされない状態で行ったと認識するはずである。
しかし実際は前日には決まっていたもので、マスコミにも知らされていたものだ。(だからこそ、知事の登庁映像も収録できたわけだ。)
私もブログで書いたとおり前日は早く寝て翌朝電話を待った。(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/570.html
いわば、県とマスコミは共犯関係にあったということだ。
知らぬは県民ばかりなりという構造だ。

「ことば」の意味地平、換言すれば発せられた「ことば」のとらえ方の違いが構築するフィクションはその事象だけでなく「ことば」そのものに対する不信を生むことになるが、そこで終わりではない。国家にとっても社会にとっても。
民主主義国家において会話そのものが力を失うことの意味と影響をよく考えて政治、行政、マスコミはことばを発し行動してほしい。

大阪丸

2010-04-20 21:30:00 | 日記
「日本丸は、もう沈んでいる。このまま沈むのを見届けるのは我慢ならない。良い乗組員がいても、船が悪ければ前に進まない。まず大阪丸をもう一度作り直して前に進んでいきたい」by橋下徹大阪府知事

これは大阪を大阪府と大阪市の二重行政を解消して東京都のように「大阪都」に再編しようという構想をぶち上げた橋下らの「大阪維新の会」の発足式での言葉であるが、鳩山らによる言葉を軽んじ行動を軽んじる政治家があふれる中で、本気を感じさせるのは彼のこれまでの言行一致の誠実に対する信頼からだろう。
よき方向であり、道のりは厳しいが是非成し遂げ、次は総理として活躍してほしいと思う。
大阪丸が先導して日本を前に進めてくれなければ今となってはほかに期待のしようがないところまできているのだから。

最近日が経つのが早く感じる。ニュースもまとめ読みだ。
仕事が忙しいからではない。夢中に何かをしているときに時間も忘れるからだ。
だが、明日防災訓練で朝早いので今日は早仕舞いとしよう。