「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

県、次は伊豆空港

2008-07-31 23:47:13 | 静岡空港
朝日新聞によると県は既に伊豆空港の建設候補地を数箇所に絞り込んだそうだ。
今年度は調査費が300万円だが、歴史は繰り返す。
気づいた時には建設決定、予算大幅増だろう。
失敗しても責任も取らずに済むのが県行政。だから何度でも繰り返す。
一方の静岡空港。修学旅行で空港を使ってもらおうと本末転唐ネことまで平気で言いだしている。
静岡空港発着便はいずれも小型機で1学年の生徒200人規模を一度で運べないため、県空港部は「班分けして、沖縄と北海道に行ってもらうことや、同じ行き先で静岡空港と中部国際空港に分けることもできる」(朝日新聞8月31日)などと学校に呼び鰍ッているという。空港のためには生徒の大切な思いでさえも犠牲になれということだ。
沖縄便の正午発のダイヤに対する不満も空港のために我慢しろというのだろうか。

来年はさらに財政面での優遇策も検討中だとか。
さすが将軍様の統治する県。県民生活や県民の気持ちよりも空港のため、大型公共事業のためにさらに邁進することであろう。

(無題)

2008-07-30 00:03:27 | 日記
未納者を減らすため年金保険料不正免除を本人に無断で行っていた社会保険庁。
ノルマ主義が原因というが、なぜ不正までして。
しかしそれと無縁でないのが静岡県庁。
勝手に私の名前が使われていた。
「セーフティチャレンジラリー」という三人一組で一定期間無事故無違反だと抽選で旅行券、電化製品などが商品としてもらえる企画もどきがある。もちろん、県共催で税金も投入されている。
競って参加率を上げ将軍様に認められたい気持ちはわかるが、まさか勝手に私の名前を使って申し込んでいたとは。
今日参加者証が配られて判明。
早速、県民生活局の担当部署に送り返して自己負担となる証明手数料700円なんて払う気はないからとメモで付け加えたが、困った役人体質だ。違法でなければ何でもありか。これも一種の偽装だろう。
大体が参加者のほとんどが役人や取り巻き企業。そこに税金をばらまくようなことに加担する気はない。効果があるなら別だが検証もせず単に惰性でやっているだけのもの。
もう少し無駄をなくす・見直すことに真剣になってもらいたいがどうして逆に逆にと向かいたがるのか。
やっぱりトップがトップだから仕方ないのか。
たかが5億円の赤字という感覚のトップだ。少々の無駄は屁でもないのだろう、忠犬たちも。

(無題)

2008-07-29 00:15:46 | 日記
暑い日が続きますが、さすがに夜は涼しいですね。
仕事も日中は庁舎の冷房が壊れているため30度を超える中でなるべく動きたくない状況ですが、日没からははかどります。
というわけで、今日もあと1分あまりとなってしまいました。

昨日の記者会見で知事が5期目に言及したようで、多選批判について「最重要の課題で、容易なハードルではない」と超えたい意欲満々。今は白紙といっても建前なのは明らかだ。
その知事、あさって31日から3日間、空港部や企画部の県職員10人を引き連れて台湾税金旅行。もちろん名目は富士山静岡空港のための観光セミナー、交流会、情報交換などとなっているが、観光スャbトもしっかりと視察してくることだろう。何も夏休みの観光シーズンにまで合わせることはないだろうに、浮「ものなしの将軍様らしい露骨さだ。
国と違ってマイレージも野放しの静岡県。今後も空港を出汁にした知事とその取り巻き御一行の海外びいきは衰えることはなさそうだ。
5期目となれば世界一週とも言い出しそう。税金に群がる一部企業群に牛耳られた静岡県、早く道州制に移行して影響力を薄めてもらいたいものだ。

(無題)

2008-07-28 23:23:09 | 静岡空港
鈴与設立の航空会社が3路線4往復の計画発表。
開港時には間に合わず、4~5か月遅れての就航らしい。
小松に2便、鹿児島1便、熊本1便とのことだが、機体は76人乗りのコミューター機材。
ゆえに着陸料は微々たるもので到底空港の黒字化には貢献しない。
むしろ、県の援助をということになれば、かえっていい迷惑だ。
県民の税金への乞食根性は出さずに自己責任を全うしてもらいたいものだ。
着陸料や空港の使用料・借地料などしっかり払った上なら、赤字であってもなんら非難されることもないだろう。

さて、見通しは?
観光客の利用はほとんどないだろう。
むしろビジネス利用狙いだろうが、便数が少なすぎる。
機材トラブルで遅延やキャンセルとなれば代替がきかない。
機材整備体制の不安もある。
結局は選挙と同じでどれだけ県内企業から鈴与が支持されているかというところの評価となるだろう。
系列企業だけでは足りないだろうから頭を下げに企業回りをする必要があるが、その辺は頭を下げるのに慣れた県幹部や空港職員にやらせればよいが、それでも黒字になるかは疑問だ。
多くの県民にとっては無縁の存在となることはほぼ確実だ。
ゆえに、税金投入は許されるものではないのだ。
料金を取る以上は鉄道利用者同様に受益者負担とすべきである。ましてや県民が暑い中で我慢して節約したCO2を一瞬で排出してまで時間短縮をしようとする者たちが利用するのだ。

1座席当たり航空機の10分の1のCO2排出の新幹線でエコ出張。
もし行政が支援するなら普通はこちらだろう。
未だにプロパガンダ紙を毎週職員全員に配布しごみ箱を紙で満たす静岡県。
電子文書化と威勢はいいが、プログラムの不具合で電子供覧も起案もできず紙でやれという新文書管理システム。
日々、建前と現実のかい離を目にしていても、やはりおかしいという気持ちはなくならない。
結局、環境といっても行政の建前にすぎないという「すべからく欺瞞」の証明が空港でも行われるということだ。

(無題)

2008-07-24 23:45:12 | 静岡空港
道路特定財源の一般財源化にからんで無駄な道路とやり玉にあげられる道路がマスコミで取り上げられたせいなのか、国土交通省は無駄でないことの根拠作りに取り組んでいる。
公共事業が無駄か否かを判断する指標は「費用(対)便益比」である。
経済効果を強調していた時代もあったが、経済効果は無駄遣いであっても、つまり人が通らない道路や橋を造っても投資額以上に経済効果が出ることから今やこれを公共事業の是非判断に直接用いる先進国はない。
まして、静岡空港の経済効果のように、実質新規需要がなく中部国際を使っていた旅客が静岡空港を使った場合であっても静岡空港の経済効果として加算していく(右手に持った1万円を左手に持ち替える都度左手の効果1万円というようなもの)ような(マイナスを一切考えない)架空の効果などは全く意味がない。

このためか、国土交通省が考えたのが便益の軸となる「走行時間短縮便益」だけでは費用を上回れない場合でも無駄でないというために、「交通事故減少便益」の単価を6.7倍に引き上げたのである。
あとはいつもどおり過大に交通事故減少を予測すれば交通量が少なかろうが時間短縮効果が少なかろうが簡単には費用便益比の偽装はばれない仕組みだ。

原油高騰の余波で車の交通量が減っている中で道路建設だけは右肩上がりなのは当分続きそうである。
役人の利権への執念の凄まじさ。恐るべし。